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ワタクシ流☆絵解き館その208 旅の道で出会った美術文化

旅をしていて見かける、生活の中のちょっとした意匠が、美術ごころを刺激することがあり、旅の興趣を盛り上げてくれる。その断片を紹介したい。

どこか下手うま風、どこか無骨、でもどこかアバンギャルド、そんな感じの愉しい壁。

博多べい 博多

この壁の内側は、何の空間なのだろうと想像するがわからない。窓はないし‥‥。どんな看板より、目印になるデザイン。

壁の意匠  筑後吉井

描いた人がそれぞれ違うと見える絵が並ぶ。たぶん、定期的に掛け替えているのだろう。こういう商家に出会うと、その町の文化的な香りが感じられてくる。

白壁の家並み・見世棚の絵画  筑後吉井 
見世棚の絵画 拡大 筑後吉井 

簡素な外観内装ながら、思わず立ち止まってしまう。座れるスペースも見えている。町の通りの一角に書店が残ってる風景はやさしい。

カフェふう書店  筑後吉井

贅沢な空間を独り占めするブロンズの少女。
「いい処に置いてもらいましたね」そう語り掛けたくなる。

ブロンズ像  筑後吉井
ブロンズ像 説明の銘板  筑後吉井

のれんを掛けている書店は初めて見た。庇の下に、ちょっと一服スペースなのか。嫌煙の時代風潮に、これくらいは許してちょうだい、と言っているような控えめさがけなげだ。

書店ののれん 筑後吉井 ポスターのタモリさんは、吉井のあるうきは市の観光大使 

                                 令和4年11月   瀬戸風   凪

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