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言葉にして叶える夢〜親孝行の話〜

夢を語るって大事。

何歳になっても夢は持ち続けるべきだと思います。

とはいえ、子供の頃の夢が叶っていれば、今ごろ有名な小説家になっているハズなんですがそううまくもいかないもので…。


歳を重ねるごとに夢が段々現実的なもの、たとえば高級車に乗りたい、家を買いたい、いつまでも健康でありたいなど段々リアルなものになっていきます。

歳のせいにするのも良くないとは思いますが、目に見える世界が当たり前で見えないものを見ようとしなくなりますよね。

現実にとらわれていると、夢を持つことも難しくなってしまうのかもしれない。

…そもそも僕の本当の夢ってなんだろう?

夢を語るイベントに参加した

先日、noteEXPO2021というnote非公式イベントに参加しました。

noteEXPO2021とは、自分の将来の夢について語り、noteに関わっている人みんなで応援しよう!というイベントなのですか、参加した方々の夢はとても大きく、立派な夢ばかりなので素直にスゴイな〜と思いました。

特にイベントで見事優勝を果たしたタナカさんの記事は、読んでいて暗くなりそうな内容なのに、サラリと読める爽快さがありました。

タナカさんの記事⬇

タナカさんの夢、叶ってほしいですね。

noteEXPOに参加された方の夢の記事は以下のマガジンから読めますので気になった方は確認してみてくださいね。


夢ってなんだろう?

夢は夢でも叶えられそうなものと絶対に不可能な夢もある。

たとえば「不老不死」。

人間、歳を取れば取るほど老いたくない気持ちが強くなるようで、いつまでも若くて元気でいたいと願うもの。

不老不死とはある意味究極の夢なのかもしれない。

もしも不老不死の薬があったら?

もしも不老不死の薬があったら、僕は間違いなく両親にあげるでしょう。

「親孝行、したいときに親は無し」

なんてことわざがありますが、両親にはいつまでも元気で長生きしてほしい。

限りあるから頑張れる

とはいえ、命が尽きないと知っていたら人はどこまで頑張れるだろうか?

命には限りがある。

限りがあるからこそ、できるときにやらなきゃいけないって思える。

時間は有限、いつまでも待ってはくれない。

親に今までの感謝、恩返しをできるときにできるだけやっておきたい。

いくらやっても足りないとは思うけど。

僕の夢の1つは親への恩返しです。

親に迷惑ばかりかけてきた

僕は小さい頃から泣き虫で親の言うことも聞かない、本当に手のかかる子供でした。

欲しいお菓子を買ってもらえないと大声で泣いて暴れたり、先生にちょっと怒られただけで大声で泣き叫ぶ…。

ほんのちょっとでも気に食わないことがあればすぐ泣く。

小さい頃って泣いたら周りの人が心配してくれて、優しく頭をなでてくれる。

泣くことで自分の気持ちを伝えたかった、と言うと聞こえは良いですが結局はわがままでいつまでも成長できない子どもだったんだな〜と思います。

入院したいと思った

僕は心配して欲しかった。

かまってほしかった。

これは小学生の頃の話である。

ある朝、学校に行くと腕をギブスと包帯でぐるぐる巻きにした男の子がいた。

サッカーをしていたときに転んで腕の骨にヒビが入ったらしい。

子ども心に、腕に巻かれた包帯はなんだかカッコよくも見え、周囲の女の子たちに心配され腕を触られるその光景はちょっとしたうらやましさを感じた。

(僕もケガをしたら心配してもらえるのかな?)

腕を壁に叩きつけてみたり、足をバットで叩いてみたりしたが痛かったのでやめた。

僕は何で僕なんだろう?

僕は周りの子とは全然違う。普通じゃない。

自分の感情を抑えられないし、小さなことで深く傷付く。

困ったときは泣けば良いと思っていた。

小学6年の頃の話である。

今思えばまったく信じられない話なのだが、これは本当の話。

学校の帰り道、下級生と一緒に1列になって帰っていたのだが、僕は急に列から離れ、道路の真ん中を歩いた。

一台の車が急ブレーキをかけ、僕ははねられずに済んだが実際のところ全然怖くなかった。

僕は死にたかったのだ。

周りの子は、僕が貧血を起こしてフラ〜ッと道路に飛び出してしまったと思ったようだった(先生もそう説明した)が、実際は、自分の意志で道路に飛び出していた。

人と違うのは当たり前のことなのに、僕は耐えられなかった。

自分が嫌いだった。

中学生になって変わる

僕はこれからもきっと暗く悩みの多い人生を送ると思っていた。

中学生になると、不思議なことにそんな悩みがまったく無くなってしまった。

いま考えても不思議ではあるが、きっと、気の合う友達がたくさんできたおかげだと思う。

自分は自分であっていいと思えるようになったんじゃないかな。

きっと。

感謝の気持ちを伝えた

今から3年ほど前、両親を誘って近所の居酒屋に飲みに行く機会がありました。

飲み会の帰り道、僕は母に感謝の気持ちを伝えようと思っていました。

普段なら恥ずかしくて絶対に言えない言葉。

僕は母に、

「母さん」

「産んでくれてありがとう」

と伝えました。

突然の息子の言葉、母はどう思っただろうか?

母はやさしく、

「そうだね。本当に産んでよかったよ」

と言ってくれました。

今回の件で僕は、どんなに言いにくくても親への感謝の気持は自分の言葉で言ったほうが良いと知りました。

今まで育ててくれた人なのにありがとうすら言えてなかった自分がむしろ恥ずかしく思えました。

まとめ

僕はまだまだ親孝行ができていません。

家も車も買ってあげたいし、今まで食べたことのないような美味しいものを食べさせてあげたい。

この先何年かかるか分からないけど、なるべく多く叶えたい。

今すぐできるのは「感謝の言葉を伝えること」。

自分の夢、とはちょっと違うかもしれませんが、なるべく多くの恩返しをこれから叶えていければと思います。


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