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私の中身;わたし

noteを始めようと思ったので、自己紹介も含めて私の中身ってどんなのだろうということについて考えました。

私の中には基本、何人かの「わたし」が住んでいます。5人くらいかな。中心勢力を振るっているのは2人で、残りの「わたし」はイエスマンになりがちです。
中心的キャラの「わたし」は、別に天使と悪魔とかそういう感じではありません。仮にAとBとおきますが、2人とも惰性に流されるときは流されますし、善悪で測れない部分があります。持っている「正義」が違うのかも、という気がしています。

Aは非常に外向的で初対面の人にもぐいぐい話しかけて距離を詰めることができるので、Aが優勢の時に出会った人からは「コミュ力高い」「親しみやすい」「明るい」などの印象を持たれるようです。また、Aが私の中で中心にいるときはスケジュール帳がびっしりで、そのどれもが人と会う予定になっています。基本的にAは自信家なので、周りの目はあまり気にならないし傷つくようなことがあってもあっさり忘れられます。人と会っていない時間は不安と寂しさに押しつぶされそうになるので、LINEをし続けてくれる相手を探してやり取りをしています。LINEが動かなくなったら他のSNSを徘徊します。お金の使い方は豪快ですが、健康を損ねることはほとんどなく、外食続きでも睡眠時間が短くても、元気に日常を過ごしています。何よりAが優勢だとすごく毎日が楽しくて、思い出が生まれます。

一方のBは対照的に内向的で、誰とも話したくないです。初対面の人ばかりの所に行く用事とか即キャンセルしたいくらいには、人と関わりたくないですし、1日に3口しかお茶を飲まないくらいには誰かと話したり活動したりしません。お金を使うことは減り、読書量が非常に多くなります。Bの方が健康的な生活を好む(そもそも人と関わる量が減ると家でご飯を食べるし、帰宅時間も早いので規則正しい睡眠が取れる)のですが、なんとなくすぐに体調を崩しやすくなります。病は気から、というのは本当にそうなのかもしれない。特に親しい友人となら会えるのかというとそうでもなくて、あまり会いたくないし、会ってもテンションは低めなので会話が弾むことはなく、二人で沈黙を楽しむ時間になることが多いです。Bが優勢の時には人にもモノにも興味関心がなくなるけど、自分だけの世界に入ることができるので集中力はすごく上がります。

AとBは生まれた時から私の中にいる「わたし」なので、それぞれの良いところも悪いところも知っています。だからAもBも、その他の「わたし」もみんな好き。だけど、AとBがあまりにも一緒のことを言わないので、優勢勢力が入れ替わる瞬間がとても苦しいです。各コミュニティごとにAが強いとかBが強いとかだったら良かったのかもしれないけれど、時期ごとに勢力図が変わるので、今まですごくテンション高い「わたし」だったのにある日突然無口な「わたし」に変わることは本当に難しいです。また、Aが勢力を振るっていた時期にしてしまった約束を反故にすることはしたくないから、しばらくの間はBが主張しているのにAと同じようなことをしなくてはなりません。移行期のような、この苦しさの中で生きている状態は表面張力でぎりぎりまだ溢れていない水のようなので、何か些細なことが起きると「ちょん」と押されたように私の中の色々が溢れ出して、一気に塞ぎ込んでしまいます。食べる量をコントロールできなくなって過食になったり、逆にお腹は空くけど2口くらいでもうお腹いっぱいになってしまって食事量が1/4くらいになったり、髪の毛を抜いてしまう量が多くなったり、気づかないうちに買い物をしていたり。

Aという「わたし」が強い時、Bという「わたし」が強い時、その移行期といういろんな状態の「わたし」が、人によってそれぞれ見せる一面や表情を変えたら一体私はいつ本当の「わたし」と共に落ち着くことができるんでしょうか。AもBも、CもDもEもみんな「わたし」だけどその全員を受け入れてくれる人なんているんでしょうか。

たくさんの「わたし」が集まった私が気まぐれで書いていくので、文体が変わったり思想が変わったりするかもしれませんが、それも「わたし」なのでどうか気が向いたら今後も読んでやってください。
ぽてと


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