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この瞬間に失われていくものを撮る 2024.01.07

朝8時起床。午前中は家事。昼前に出かける。十三へ。今日は第七藝術劇場で「映画の朝ごはん」という映画を見る。志子田勇監督とスズキナオさんのトークイベントも予定されているのだ。上映前にナオさんに挨拶する。

映画の朝ごはん、良い作品だったなー。2時間超のドキュメンタリーだったが全然長さを感じなかった。映画製作の現場と、ロケ弁で愛される「ポパイ」の二つが軸になっていて、それぞれに関わる人に焦点が当たっているのが良かった。劇的なものを見せたりとか、感動的な演出もなく、ただそこに生きる人たちを淡々と、しかし丁寧に描写してい。普段映画を見ていたり、お弁当を買っているだけでは見えてこない人の営みがあるのだ。

上演後のトークショーで、志子田監督は「映画はこの瞬間に失われていくものをかつてのこととして撮る」と言っていたのが印象的だった。なくなってしまうからこそ残すことの意味深さ。ナオさんが指摘していたが、岸さんの仕事にもつながる部分もあるなと思った。
志子田監督は神戸の角打ち、森下酒店によく通っているらしく、そのドキュメンタリーも撮りたいと言っていた。いつか見られるといいな。

トークショーを終えたナオさんと合流して十三をぶらぶらする。最初に神社を参拝してから、お正月のことや、地震のこと、「かき広」の火事のことなどを話す。
イマナカ酒店を覗くとちょうど競馬のレースが始まるところで、めちゃくちゃ混んでいた。タイミングを見計らって入店。競馬が終わってしばらくすると店はガラガラになっていた。

それからもう一杯飲みましょう、とナオさんおすすめの大衆酒場、十三屋へ。良い雰囲気。ちょうど2名入ることができた。

高野豆腐、たたきゴボウを食べ、珍しいチリコンカンを注文。これがめちゃくちゃ美味い。飲みながら話しているとついついお互いの込み入った話になる。18時半頃まで飲む。

阪急を乗り継いで解散。家に帰ると寝てしまって目が覚めると23時。無性にアイスが食べたくなって寒空の中外に出る。部屋着にダウンを羽織っただけの散歩、好きだな。

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