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貧弱でシンプルな始め方が大事

ライフハック的なウェブ記事とか読むと、よく○○には▲▲アプリがおすすめ!みたいなことが書かれています。たしかにそれを導入すればすごい便利にはなるんですが、何かしら物事を新しく始めるときには、いきなり多機能のものを使うよりも、貧弱でシンプルなもののほうがよいと思いました。

大事なのは目的をスムーズに遂行すること

ここ半年くらいでメモを取り始めまして、それが中々大量になってきました。物理的な手のひらサイズのメモ帳が4冊くらい。PCのデフォルトのメモ帳でひたすら箇条書きしたファイルがたくさん。一つのファイルに見境なく箇条書きしたので、スクロールバーがめっちゃ小さくなってます。正直言って管理しづらいです。メモが物理的なメモ帳やデータに分散しているのもよくないです。でもそれでよかったと思っています。いきなりシステム手帳や多機能なメモアプリから始めても、導入方法や使い方を覚えるのに苦労します。何か物事を始めるときに大事なのは目的をスムーズに遂行することであり、手段を洗練することではありません。例えばコーヒーを飲みたいだけだったら、わざわざスタバに行ったりはしないと思うんですよね。スタバに行くのは、スタバのコーヒーが飲みたいとか、お店の空間を楽しみたいとか、もっと複数の理由が重なってたりすると思います。そしておそらくそれらが「コーヒーを飲む」という手段を洗練させるんだと思いますが、純粋に「コーヒーを飲む」だけであれば、それらは必要ありません。くわえて、スタバでの注文の仕方がわかんねぇ!って状態だったとしたら、「コーヒーを飲む」という目的に対して「スタバに行く」のは、なおさら間違った選択になります。「コーヒーを飲む」だけであれば、近くの自販機やコンビニで買ってくるのが一番早いです。それが手段として優雅でもなく、カッコよくなかったとしても、目的を満たすには一番簡単です。今回のメモの場合、メモを取ることが目的であって、見た目の整ったメモを取ることは目的ではありませんでしたし、検索のしやすさも特に気にしていませんでした。結果的に自分の取ったメモが読みにくくて辛い…ってこともあったんですが、それはそれで改善したらいいと思っています。むしろ失敗を経ないと、その過程が本当に必要なのか分からないです。そもそも最初から検索するほどメモを取るかどうかもわかりませんでしたし、自分がどういうときにどんなふうにメモを取るかもわかりませんでした。最初からあれこれやると、本当は必要ない作業をしてしまっている可能性もあります。そういえば学生時代の勉強とかでもノートが綺麗すぎるのは…ってよく聞きましたね。わたしはそもそも勉強をサボっていたのでノートはほとんど真っ白でしたが!

終わりに

実は最初から上記のようなことを考えて物理的なメモ帳やPCのデフォのメモ帳を使っていたわけではありません。なんとなくシンプルに始めようと思って、というかアプリを探して比較するのも面倒だし多機能アプリであれこれやるのめんどくさっ!っていう怠惰な理由からシンプルな方法で始めたんですが、結果として上記のようなことに気づきました。こういうこと言うと意識高いだけみたいで嫌ですが、かの有名なアップル、グーグル、アマゾンなんかも創業当時は狭いガレージで始まったといいます。必要になったものは後から用意すればよく、「貧弱でシンプルな方法で始める」という考え方は大事だなと思いました。

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