ReoNa「Alive」 今日の一曲
好きな曲の歌詞や曲調について、感じた事を書き残したいと思って始めた不定期更新のシリーズです。
第一回目はReoNaさんの「Alive」
曲の概要
この曲はアニメアークナイツのオープニング曲です。
ReoNaさん自身がサービス開始時からのドクター(アークナイツユーザーの呼称)なのもあって、世界観への理解・解釈がとても深い。
ruiさんが書いた英語の仮歌詞にReoNaさんが日本語の仮歌詞をつけ、それが混ざり合って出来た曲。
曲全体に感じた事
「絶望系アニソンシンガー」というジャンルを掲げているReoNaの一つの極地・真骨頂と言えるような一曲だと思います。
「背中は押さず、ただその人の絶望に寄り添う」
本当に追い詰められて辛いときに安易に背中を押されても辛い。
その感覚が分かっているからこそできた曲だと思う。
ReoNaさん以外には絶対に歌えない曲。
アークナイツの絶望
アークナイツにある絶望って、単純に死に別れとかからくる絶望じゃない。
大量の絶望が津波のように押し寄せてくる中で「ささやかだけど確かに存在する希望」を一つ一つ噛みしめながら進んでいくような作品。
その絶望は例えば
種族同士のしがらみからくる根底的な差別意識
「鉱石病(オリパシー)」という感染症み対する恐怖からくる差別
理想論を考える暇もないほどに厳しい自然環境への絶望
多様な絶望に傷つき、それでも前に進もうと足掻く力強さが詰まった、アークナイツのOPとして満点以上の神曲だと思う。
特に刺さった歌詞
私の中に残るすべての傷・後悔を握りしめて、間違いじゃない。私は生きているんだと感じる。嘆いてもこの気持ちは消えなかった。
「傷ついた。」「後悔してる。」という気持ちは抱えたままで、それでもそれを抱えて生きていくのが人生なんだ。それだけは間違いじゃない。すべてを抱えて自分の命を歩み続けよう
というように訳、解釈しています。
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