ざっくり1ヵ月。ちょっとだけ妊婦日記
無事一か月検診を終えて、人心地つきました。
退院してからは戦場のように忙しい日々でしたが、さすがに1か月もたつと、慣れてきたっていうのかな。
自分のペースがみえてきたようです。
あっち(赤子)の方が。
生まれたてはお互い初めましてですし、緊張して素をだせなかったんでしょうかね。
より容赦がなくなってきたっていうか。
あきらかに攻撃の手を強めてきました。
そう、
寝ない。
前はもうちょっと寝てくれてたのが、5分10分で起きて泣くようになりました。
眠くて泣く、泣いたら腹が減る、腹が減って泣く、飲んだらゲップしたくて泣く。腹いっぱいになったら眠くて泣く。
泣きたいのはこっちであります。
しかしですね、もちろんこちらだって闘いの中で成長していますよ。
寝かしつけについては少しづつ相手の弱点を見つけはじめました。
奴は尻が弱い。
おしりをぽんぽんするとウトウトします。
また縦抱っこにももろい面があり、げっぷ後から縦抱っこのコンボで崩していくのはとても有効。
道具を使った技なら抱っこ紐で縦抱きしつつバランスボールで縦揺れというもの華があって良いですね。
最終奥義はスワドルアップです。
外国製のよく寝てくれるおくるみ。
最初見たときは「拘束衣…?」と、大変抵抗を感じたのですが、おそるおそる使ってみるとなるほどこれは良い。
着せるとまとめて4,5時間は眠ってくれます。
もはや寝すぎて怖いのでリーサルウェポン的な扱いとし乱用は避けております。
そういえば、犬くんがてんかんの発作で興奮して眠れなくなったとき、スリングに入れて歩き回って寝かしつけたものですが、あのおねんねサービスの技がここで生きてくるとは。
そんなこんなで寝る子は育つ。
赤さんは順調にふくふくと肥え、あっという間に生まれた時の2倍の体重になりました。
一方、私も順調にガリガリになっています。
絶え間なく母乳にカロリーを奪われています。
おっぱいだけはパツンパツンなので、鏡に映った姿は奥浩也先生の描くキャラクターのようです。
産後は体ボロボロ。母乳は身体を削る。
この状態で赤ちゃんを育てるというのは生物学的に適ってないので、やはり人類は太古より共同体で子供の世話をしてきたんだろうなぁと思うのです。
しみじみ、人を頼ること、大切。
来週には実家から都へ戻るため、お世話になった人たちに挨拶をしています。
心強いアドバイスや、やさしい言葉で迎えてくれた人たちのおかげで本当に楽しいだけの妊婦生活でございました。幸せ者です。
乳のにおいでむせかえるような部屋。初夏の夕暮れ前。
腹を出して眠る赤子を背に少しだけ書いてみました。
彼が目を覚ましたらまたすぐ戦場に戻ります。
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