『シング・ストリート』を観ました。

「モテたいぜ君にだけに~いつもそればかり考えて~♪」(「愛はおしゃれじゃない」by 岡村靖幸)

まさにコレ!と思っていたら、岡村ちゃんも絶賛していましたね。

甘酸っぱい、切ない、モテたい、かっこよくなりたい、ムカつく、恋しい、会いたい、キスしたい、などなど…。

10代で誰かに恋した経験がある人なら誰しも共感しすぎて身悶えする、エモーショナル全開!ダダ漏れ!!な胸キュン♡…いや、胸ギューーーン!!!作品でした。

時は1985年。話はいたってシンプル。ざっくり言うと、モテたくてバンドを始めた主人公、ほっぺの赤いコナー少年(14歳)の短い青春のメモリー。

80’sのポップミュージックがたくさん使われている、とか。80’sのファッションやMVの世界観がもうそのまますぎる、とか。そこらへんもとても評価されているのですが、やっぱり私は単純に、コナー少年をはじめとする冴えないボーイズたちが、バンドを組んで、ゼロから音楽を作っていくさまがもう鳥肌いぼいぼの大興奮でした。

みんな80年代の子供らしく、なんか子供っぽいんだよね。今の子じゃない感。そしてイケてない。だけど誰一人ダサいなんて思っていない。自分たちがカッコイイって信じてる。

そして彼らが友達の家で集まって猛特訓しながら作る、その音楽たちどれもが、はじめて聴くのに懐かしい。盛り上がり方を体が覚えているような感覚になる。

音楽にのる言葉はすべて、コナーのふだん言葉にできない想いだ。

恋したモデルに年上の恋人、イジメっ子からのイジメ、先生からのイジメ、父親の失業、母親の不倫、離婚が認められていない国、大不況。

そんな背景を抱えつつ、鬱屈したモヤモヤを吐き出すかのような、その歌詞の丸裸といっていいほどの素直さ&ど直球さに、もし映画館の椅子がキャスター付きなら、てっぺんからスクリーンに向かって「ぴゃーーーーーー/////」と叫んで突っ込みたいくらい。

でも現実では、恋したモデルの彼女のために「モデルの謎」って曲をつくっておいて「君じゃない。別の友達のモデルだ。」とか言っちゃう。

この不器用さ。可愛すぎませんか。

終始この感じで、もう私、書ききれないよ…萌え褒めたいところだらけだよ。

この作品がただの青春ラブムービーに終わっていないのは、80年代というのと、音楽を題材にしているのもあるけれど、お兄ちゃんの存在が大きい。

いつでも弟コナーの味方で、3人兄弟の支柱的存在。でも誰よりも家族の犠牲になっていた長男だった。このお兄ちゃんのアドバイスが、どれだけ影響しているか。妄想ライブシーンでもわかるように、コナーにとってお兄ちゃんはヒーローなんだよね。この兄弟あるあるな感じも胸ギューーンでした。

ラスト、恋した彼女の夢が、いつしか自分の夢になり、仲間を救うための夢になり、コナーは大きな行動に出るわけだけど、そこでも頼ったのはお兄ちゃんだったし、またお兄ちゃん自身も救う行動だったんじゃないかな。


鑑賞後いろいろ調べたけれど、ジョン・カーニー監督の自叙伝的作品なんですね。

「はじまりのうた」も大好きだったけど、こんな青春経験を経ているから、「音楽」を使った胸キュン作品をつくれるのかな。最&高。

とにかく甘酸っぱい気分になりたいときにオススメです。少女漫画の比じゃないぜ。

※ 個人的には、コナーの友人「エイモン」推しです。




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asami.m

映画と海外ドラマ、読書が好きです。結婚生活、育児生活についてたまに書きます。札幌市民。

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コメント6件

わあああ!わたしこれ絶対スキだと思う!レンタル待ちますっ!!!
足袋猫さん☆ ぎゅんぎゅんするので、レンタル始まったら飛びついてください!!!
曲がまた良かった!久しぶりにサントラ買いたいと思っています。
atsushi0413さん☆ どの曲も良かったですよね〜!YouTubeで何曲か聴きましたが、わたしも買おうかと思ってます!
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