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「勝手にふるえてろ」でぶるぶる。

松岡茉優主演。大好き、松岡茉優。

安定した演技力。可愛らしいサイズ感。目が離せない笑顔。いい声。付き合いたいよ、松岡茉優。

綿矢りさ氏の原作は未読ながら、松岡茉優みたさで新年早々映画館へ駆け込んだ。結果、案の定、予想通り、というか、予想をはるかに超えて、ふるえた。

”こじらせ女子の暴走ラブコメディ♡” などと宣伝されているが、大きく間違ってない。間違ってないよ?間違ってないけど、そんな軽くない。

そもそも、「こじらせ」たことがない人って居る?みんな、5W1Hは違えど、経験あるんじゃないかしら。少なくとも、わたしは出会ったことがないな、こじれてない人。

つまり、こじらせ女子、と謳われつつも、誰しも共感するのでは?と思う。

この作品、褒めたい部分は多々あるのだけれど、私が「ここだよなぁ~」と痛感して褒めたおしたい部分は、主人公ヨシカの鎖国具合と、ヨシカに思いを寄せるニ(に)の、ペリーっぷり。開国しろ~のイケイケドンドンっぷり。

ヨシカは鎖国してるので、感情も完全にガラパゴス化。独自の進化を遂げている。もちろん、そこが魅力となっている部分もあるのだが、欲しいモノや感情も完全カスタムメイドされているため、自分の外から与えられることに慣れていない。自分の外で生まれたもの、今回では、ニからの好意さえも、興味はあるものの、自分の型にハマったものではないので、キモチワルく感じてしまう。好意は欲しい、ただし、自分の脚本通りの、といった感じである。

これよね~!陥りがちのやつよね~~!!生きにくいよね~~!!!よく描写したよね~コレ!!!

思うに「恋」って…、

相手に好意を示す能力ばかりがフィーチャーされがちだけれど、相手から与えられる好意を受け止める能力も等しく必要だ。

自分の港に黒船(好意)がやってきたとして、物見櫓から双眼鏡で船をどんなに覗いても、その船にどんな人(感情)が乗っているかは、わからない。まずは、開港し、ペリーを迎え入れ、こちらもペリーに対峙できうる人物(感情)を差し出すほかないのである。同じくちょんまげ姿のアジア人しか受け入れられないなんて言ってられないのである。(なんの話?)

完全自己完結型の片思いは恋のようであって恋ではない。

自分の筋書き通りにいかない他人と、素直で誠実な関係を築くことを目指し、小さなめんどくさいを一個一個乗り越えていくのが、リアルな恋…だろう。


自分に向けられたまっすぐな感情を、あーでもないこーでもないと、受け入れるのを拒む自意識ちゃんが頭の中にむくむくと湧いてきたら、言ってやりましょう。


「勝手にふるえてろ」と。



そんな映画です。観ましょう。

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映画と海外ドラマ、読書が好きです。結婚生活、育児生活についてたまに書きます。札幌市民。

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コメント4件

俺の茉優と言ってはばからないほど、松岡茉優さん好きの私としては観ないわけにはいきませんね。観ます。素晴らしいレビューに私も勝手にふるえてます。
かねきょさん☆ありがとうございます!「俺の茉優」って言う気持ち、超わかります。なんなんでしょうね、あの魅力。是非観てみてください!!
勝手にふるえてろって言われる覚え、誰しもありますね。開国のすヽめ(違う)観たいと思います。ちなみに、映画のレビューの締め方で、「観ましょう。」って、シンプルで凄くパワーがあるなと思いました。
harutaさん☆締め方にいつも悩んでぐずぐずするので、そういってもらえてスーパー嬉しいです!ありがとうございます!是非ふるえてみてください~!
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