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スリーブ今昔物語

トップにMTGの裏面を置きましたがあんまり意味はありません。

さて。どうもこんばんわ。鯖です。
何となく、お酒も飲み切って煙草を吸っていた時にnoteのネタが浮かんだので、急遽でキーボードを叩いています。
もう既にお酒が入っているので、見苦しい文かもしれませんがご容赦ください。

§1 スリーブのお話

今回は、スリーブのお話です。TCGというゲームジャンルを26年くらい。そりゃあもう、1990年代後半からプレイしている身としては、これだけの年月の中で、いろんなサプライ品を使っている訳ですが、今回は「スリーブ」に焦点を当ててお話していきたいと思います。
尚、現時点でオチまで思い浮かんでいません。悪しからず。

§2 黎明期

さて。トレーディングカードゲームという玩具が登場したのは1992年。ちなみに私が始めたのは1998年くらいなので、ガチの黎明期はしりません。
私が始めたくらいの頃。ようやくスリーブという文化が定着し、プレイカードを透明のビニールに入れてカードを保護しつつ遊ぶという時代でした。

実際はこんなにキチンとした商品ではありません。

しかし、当時私は高校生。勿論、サプライ品にお金をかける余裕なんてありません。
丁度横浜に今は亡きトライソフトという輸入玩具のお店があり、そこで100枚200円のスリーブを購入していました。懐かしい。
今でいうところのソフトスリーブで、ビニールですね。ペラペラです。
しかし、それまで裸のカードで遊んでいた我々としては、カードが傷つかないという事で非常に画期的なツールであった事を覚えています。

その後、駅前の古本屋でアルバイトをしていたお兄さんがMTGをやっていると聞いて、あるコミュニティに参加させて頂くことになりました。
丁度近所の公民館をホームにしているグループで、最大で15人くらいのコミュニティになったのは覚えています。
当時いたメンバーが今は麻雀のプロになっているなど時間は進むもんだと思いますが、かなりガチのコミュニティでした。
そのコミュニティの話は置いといて、そこでペラペラのビニールスリーブを使っていた私は衝撃的な出会いをする事になります。

§2 カラースリーブ登場

はい。皆大好きカラースリーブですね。
なんとこのスリーブ。背面が赤いんですよ。しかもぶ厚い。
それまでペラペラのビニールスリーブを使用していた私には衝撃的でした。しかも色は赤と黒がある。
現代のレベルで見ると、品質はQCをぶっ飛ばしたくなるようなレベルではありますが、当時からすると画期的、且つ格好いいスリーブでした。

100枚入りで1,000円を超える事を除いては、、、。
高い分耐久性も高く、長く使っていた事を思い出します。
しかし、前述の通り、この頃は赤と黒、もしくは同じくらいの強度のクリアスリーブしかありません。今のように自分の使っている色のスリーブを使いたい等という願望はとても叶えられるような時代ではありませんでした。

ちなみに、その後、白カラーが発売しています。
その頃くらいからかな?国内メーカーでもスリーブが発売されるようになってきましたが、まだまだ海外スリーブの優位性は崩れません。
裏が透けていたり、硬さ、厚さがなかったりととても使用に耐えられるものではありませんでした。

§3 最強の鉾/最強の盾

ハッキリとは覚えていませんが、恐らく2002年とかそのあたり。国内メーカーから一つのスリーブが登場します。

そう。フォーラムスリーブの登場です。
先ず値段。100枚で750円とウルプロ製のスリーブより安価で、且つ凶器と言えるレベルの硬さ。
ファローシャッフルをしていると手を切ります。
角で攻撃したらマジで人を削れるんじゃないかというほど硬いです。
これでファローシャッフルが上手くなったプレイヤーもいるんじゃないかというレベルで硬いです。

これは今もそうですが、シャッフル中にスリーブが破れる、裂けるという事はあると思いますが、フォーラムスリーブに於いては、「割れる」という表現が適切です。だって、パキッって言うし。
最早凶器レベルのこのスリーブですが、取り扱い店舗が非常に少なく、黄色い潜水艦などでも取り扱いがなかったり、入手が結構難しかったため、買える時に大量買いするようなアイテムでした。

スリーブの性能としては、まず品質は正直よくありません。今だと、競技レベル以上のイベントには持って行かない方が良いでしょう。ヘタするとマークドになります。あと、良く割れます。

とは言え、今ほど全体的なスリーブの品質が良くない時代であったので、私はGPとか普通にこのスリーブに言ってますけども…。
もう一つ、フォーラムスリーブが画期的であったのは、黒、赤だけではなく、白、青、緑など様々な色で展開されていた事ですね。このフォーラムスリーブは長く使っていました。あのスリーブが登場するまで、、、。

§4 今でも愛されているあのスリーブが登場


現在でも一線級のスリーブである、KMCマットスリーブが登場しました。
裏面がサラサラ加工になっているというのは非常に革新的で、ビニールスリーブ→ウルプロ→フォーラムと、全て背面は無加工なんですよね。
なので、湿気や汚れが溜まってくると、非常にシャッフル感が悪くなります。
しかし、このマットスリーブ。シャッフル感が異次元のレベル。「こんなにシャッフルしやすいスリーブあるの!?」というくらい感動的なシャッフル感です。そして、入手難易度も低く、身近で入手する事もできる。本当に革新的なスリーブでした。耐久性や品質に関しても良いレベルにある中で当時確か500円前後で購入できたと記憶しています。
このスリーブ。日本では安価で入手できますが、海外ではミドルクラス以上のスリーブという扱いで、日本で言うとカタナスリーブくらいの価格帯なんですよね。なので、安いからといって悪いものではなく、むしろ非常にバランスの取れたスリーブで、現代における基準と言えるのではないでしょうか。

§5 キャラスリーブの登場


最近、20,000円ガチャなどと揶揄されたモックスダイヤモンドデザインのスリーブですが、実は過去(絵柄は違いますが)販売されています。

ウルトラプロがデッキケースとセットで販売したりしていましたが、ちょうどこのくらいの時期より少し前から、背面にプリントを施した今でいうところのキャラクタースリーブというのも市場に出てきました。

ちなみに、このモックスのケース付きの奴は2,000円前後であったと記憶しています。いやぁ、日本円の価値は下がりましたよねぇ。。。

やのまんかブロッコリーが辺りが発祥だったような気がしますが、キャラクタースリーブという分野は誕生と同時に爆発的に広まっていき、今ではスリーブを自分で作れるようなサービスまで登場しました。
キャラクタースリーブについては専門外である為、ここでは言及しませんが、実は20年程の歴史があったりします。

§6 現在

それから、現在に至るまで、途中5年くらいお休みしていましたが、現在のようなスリーブラインナップになっています。
私も復帰直後は、KMCを使用していましたが、現在はカタナスリーブを愛用しています。現在は当然技術も進歩して商品の品質も飛躍的に向上しましたし、色も自分の好みの色を自由に選べるようになりました。
非常にいい時代ですね。

§7 最後に

以上で、非常に簡単ではありますが、汎用スリーブの歴史のご紹介でした。
皆さんはどの時代からTCG環境に入ってきましたか?
厳密に言えば、時期など曖昧な部分もありますが、そこはご容赦ください。


それではまた。

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