2023年11月のスピリット事情

最新のマトリクスが出てきたので、アゾリウススピリットの立ち位置を客観的に見てみた。


今回含まれたイベントは、

ANZ Super Series Cycle 4 Sunday 5K
ANZ Super Series Cycle 4 Regional Championship
F2F Tour Edmonton
Pioneer Super Qualifier - MTG China Open S4 Regional Championship.


 MIT Championship (91 players)
MTG SEA Championship (167 players)
City Class Games Showdown IV (169 players)
私が下手くそなのは置いといて、各マッチングを見て行こう。
上の表から直近の下の表でどのように勝率が変化したのかも見て行きたい。

①ラクドスミッドレンジ 32%→55%
納得。基本的にアゾスピはラクドスに弱いというのは今に始まった事ではないので、より高位のレベルになると、キツイマッチングになるなと。
序盤を除去で制圧されて、寓話まで繋がってアドバンテージを取られ始めると基本的に捲れない。
ゴバカーンへの侵攻辺りがメインに定着してきたことで勝率を押し上げているのかな?

②イゼットフェニックス 50%→60%
謎。2T目に着地する「帳簿裂き」や「氷の中の存在」、「錠前破りのいたずら屋」をどうやって超えるのか?
2マナ域の生物が大幅に増えた事で、サイド後は「ポータブルホール」の価値が上がってきているのは間違いないと思うものの、それがあるからここまで勝率が取れているのかは謎。個人的にはサイドを込みでも不利だと思っていたので、この結果は驚き。
除去と復活してくるフェニックスで打点を抑えられるし、メインボードから中々厳しい戦いになると思っているものの、トッププレイヤー同士の世界ではアゾスピが勝ちぬけているという事実。
何か私にはわからないプレイングプランがあるに違いない。。。

③白単人間 33%→57%
上から殴っていけばほぼほぼ勝てるという。但し、探訪最速スタートを決めても、相手がブン回ると速度負けします。

④緑単信心 60%→50%
相手がドブンしなければ比較的どうにかなるものの、ポルクラノス再誕によって前ほどの勝率が叩けなくなったのも事実。
2T目にあれが着地すると、鎖霊を引かない限り相当厳しい。

⑤ラクドスサクリファイス 13%→80%
謎②。カウンターでガッチリ構えるようなプレイングをするのか?
「初子さらい」の対象にもなるし、猫カマドコンボも止められない。「波乱の悪魔」が定着したら負け確と、これも中々厳しいマッチングだと思っていたんだけど、攻略法があるなら教えてほしいところ。
勝率が劇的に改善しているように見えるけど、5マッチしかしていないからね。最早誤差の範囲。

⑥アゾリウスコントロール 33%→60%
確かにカウンターが積めて、「集合した中隊」に頼らなくていい分、アゾスピの方が若干有利か?
サイドから入ってくる「婚礼の発表」もあるので、対コントロールでは一定の勝率は叩けそう。(というか、バントピリットでアゾコンと戦うのは本当に厳しい)

⑦ボロス招集 50%→50%
アゾスピだと盤面に触れるカードが少ない&カウンター打ってる余裕のないマッチアップ。「執着的探訪」が早い段階で定着してドローが出来れば何とかなのかもしれないけど、そんなに都合良く引けるカードでもないか?
但し、前半からピンポイントで要所をカウンターできれば、こちらも一方的に殴れるマッチアップになる分、いい勝負が出来るのかと思われ。

⑧ロータスコンボ 30%→50%
要所をカウンターできるか次第。メイン戦では鎖霊などの無駄カードが多く入っている分厳しいものの、サイドからどうにかしていくのか?
「バントスピリットよりはマトモに戦えるけど、それでも最速でコンボを決められるのを止められない」という印象はぬぐえない。

⑨アブザン脂牙 100%→100%
スピリットのお客さんです。先手3T目ドブンされない限り負けないと思ってる。

⑩エニグマ 50%
要所をカウンターできるか?同じ稼働率なら勝てるとは思うけど、除去を多く引かれて丁寧にやられると厳しい。
バントスピリットと違ってソフトカウンターを多く搭載している分、5マナ以上のカードに対しても触れるのは強み。

⑪グルールビークル 33%→33%
2T目に着地する「無謀な嵐探し」がどうしようもありません。お疲れ様でした。
ラクドスミッドレンジと同じで当たったら相手の事故をお祈りするゲームになります。

⑫イゼット独創力 100%
余程相手がドブンしない限りは負けないマッチアップだと思ってる。

と、こんな感じ。全体的な目線で言うのであれば「クロックパーミッション」というアーキタイプである以上、どうしても無理というマッチアップがあるので、そこをどうやってケアしていくのかがプレイング上の課題。

特に、”丁寧に除去をされる”、”一気に横並びされる”というようなデッキ相手には厳しいというのは、多分今年始まって永遠と言われている事。

今回は、
1T目 1マナスピリット
2T目 執着的探訪セット、零灯の罠構え
というブン回りプランは考慮していないので悪しからず。というか、あれはそんなに決まらないし、あれを求めてマリガンして初期手札落とすと、減らした分のハンドアドバンテージを回収する事は基本的には出来ないデッキなので、執着的探訪をナシにして物事を考えた方が良いと思ってる。

次に同じような記事を書くかどうかはわからないけど、自分自身の頭の整理も兼ねて忘備録として残しておきます。

最後に。

こんな偉そうな事を言ってる私は9月くらいからバントスピリットを握ってます。


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