パソコンを粉砕しました。Tiger Punch！
藤田です。

先日23日にNo.Planeta初の外ライブ終えることができました。来てくださった方、配信見てくださった方大変ありがとうございました。また共演してくださったバンドの方々や運営のBARTAKEさまにも深くお礼申し上げます。

緊張はしたものの、楽しんでできたんじゃないかなと思います。ケムリをはじめ他の演者さんの演奏を見てパフォーマンス面で多くのことを学ぶこともできました。

さて前稿で書いたように今回は5曲のうち後半3曲は私が作曲したもので、今回はそれらをどんな背景でどのように作ったのか、僭越ながら記したいと思います。

普段の曲の作り方

　まず、音楽理論だのスケールだの専門的な知識は皆無です。100%感性だけで作ってます。「こんな曲あったらいいのに」とか「この映画のこのシーンこんなメロディが合いそう」とか「このアーティストみたいな素敵な音楽作れないかな」みたいなマインドが作曲するうえでの原動力です。

　そしてそういった感性を頼りに鼻歌を歌います。最近は技術が進歩しているので歌ったメロディをコード化してくれるアプリなんかもあるんです。大体のコードができたらそこにGarageBandを使って手探りにメロディを考えます。とにかくはじめにメロディを作りそこにベースとドラムを載せる、という工程です。

　あと大切にしてるのは、手本となるバンドサウンドを設定することです。ゼロから作ろうとすると奇抜さが出てしまってうまく「音楽」にならないからです。色んなアーティストの好きな部分を(パクりにならないよう気をつけながらに)踏襲して曲を作ります。
　個人的にASIAN KUNG-FU GENERATION4割、the band apart 4割、残り2割はストレイテナーやNothing'sみたいな感じでインスパイアされています。

　次にそれぞれの曲紹介です。一部デモ音源を添付してるので一聴してくださると幸いです。

Ark

　3曲目にやったやつですね。もともと大学祭のテーマソングとして応募したものなんですが、大学祭のキャッチコピーが「轟」だったのもあってパワフルのなかに軽快さを混ぜたいなあと考えていました。(当初パワー全振りで作ったらメロスピみたいになったので)

参考にしたのはNothing's Carved In Stone
です。私自身'00~'10年代のギターロックに影響されていて、「轟」というテーマなら彼らに近づけるのがいいのかもと考えました。

ギターのメインリフはこの"Sands of Time"を参考にしています。「これから始まるぞ！」って高揚感掻き立てられるイントロ、めちゃくちゃ好きです。

2番サビ終わってから静かになる場所のベースラインは"Spirit Inspiration"を参考にしています。盗用にならないようにアレンジしていますが、ほぼまんまです。デモをバンドに送ったらベースの大脇にすぐバレました。

Moonstep Sneakers

俺はバンアパが大好きなんだよin Sendaiって精神で作りました。the band apart、邦ロックの教科書のようなバンドです。

そんなバンアパ大ファンの私のリスペクトを形にしたのがこの曲です。お気づきの方もいるかもしれませんがタイトルはCosmic Shoesに寄せています。

この曲は最初アウトロを思いついて、それから全体を作るという変なアプローチをしたためかなり時間がかかりました。そのぶんなかなか納得行くものができて満足しています。

アウトロは1stアルバム "K. AND HIS BIKE" よりFUELに影響されています。奔放なギターメロディに変則的なブレイク、それでいて感じられる一体感、「これほんとにアウトロなのかよ」って衝撃を受けました。まじで神バンドです。

哲学的ゾンビネス

初めて作った曲です。タイトルは歌詞担当の南がつけてくれました。

もともとNo.Planetaはアジカン企画バンドが出発なのでアジカンっぽいサウンドで作ろうとしました。「"君繋ファイブエム"に入ってそうな曲」ってテーマで制作しました。

サビ前のドラムは"無限グライダー"のメインフレーズを参考にしました。小気味いいフレーズでとても好きです。

サビの進行やギターフレーズは"夏の日、残像"をイメージしてます。パワーコード全開の力強いサウンドは初期のアジカンの醍醐味です。

おわりに

　長々とお付き合いいただきありがとうございました。何がともあれ楽曲制作はめちゃくちゃ楽しいですね。勿論バンドのコピーをやるのも大好きですが、それを通じて自分だけの音楽が頭に浮かぶあの感覚は何にも例え難いエネルギーを持ってます。

　まだまだ作りたいと思う意欲は止まりませんし、実のところ3曲くらいストックしてる状態です。
これからも頑張っていこうと思います。