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退職後は休みたいのに、手続き分からなくて転職しちゃった人の末路

前職がブラック会社だった人に出会う

先日、近所の総合病院前の調剤薬局へ単発派遣に行ってきた。
先月1度お世話になった調剤薬局で、働く人の雰囲気が良かったのでもう一度行ってみたいと思っていた。しかし、3月は日程が合わず、今月は行けないなぁと思っていたら、急遽求人が出たので、早速応募し行ってきた。

その日は単発派遣の自分の他に、週に何回か定期で入ってる派遣薬剤師がいた。彼女をみた瞬間「大丈夫か??」ってほど疲れてそうな女性だった。

ちょうど同じ時間帯の昼休みだったので、彼女に話を聞いてみた。
ずっとブラック会社に勤めていて、朝7時半~22時まで仕事、休みも少ない、給料も少ない。すぐにやめたかったが、正社員が店舗に彼女しかおらず、パートや派遣社員の人だけにできなかったらしい。しかし、昨年ようやく彼女の店舗に店長として異動してきた社員がおり、やっと辞めることができたとのこと。

退職後は派遣3日、パート2日で働いているそうだ。薬剤師なら派遣週3で暮らせそうなものだが、どうやら時給が低い会社で派遣契約をしてしまったらしく、どうにもならないらしい。

私、いつもついてないんです

と、憔悴した顔で語った。

きっと、ブラック会社で疲れすぎて正常な判断できず、適当に派遣入っちゃったんだろうなぁ。なんて思いながら話を聞いていた。

「辞めてから失業給付もらわなかったのか」と質問すると

「そういうの分からなくて、とりあえず働いてるんです」
「本当は休みたいんですけどね」

退職する前に情報を得るって大事

彼女の話を聞いて「まじかー!」と思ってしまった。彼女は正社員として10年以上働いているので失業保険の給付対象だし、残業時間などを考えると会社都合で申請できそうな雰囲気、いやいや、その前に傷病手当金もらえそうなメンタルでは?と感じた。
彼女の本当の願いは「休むこと」だった。もしかしたら様々な制度を使えばその願いが叶ったかもしれないのに、彼女は制度を良く知らなかったため、転職という選択をしてしまった。非常にもったいないではないか。

安心して退職するために

自分はこの3年間で転職、退職を経験し、失業保険給付の延長、失業保険受給申請、職業訓練校の受検、国保の切り替え、住民税の支払い、確定申告など様々な手続きをしてきた。
彼女と話したことで、私がこれまでに得た知識や経験をお伝えしたし!という気持ちになった。

というわけで、今後は「安心して会社員を辞める方法」シリーズを配信していきます。お楽しみに~


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