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漫画「今日もライブに行けません!」蟹めんま

大好きなシリーズの最新作です。

蟹めんまさんの本は学生の頃にバンギャをやっていた友人に紹介され、ハマりました。
自分自身はバンギャではなかったのですが「こんな世界があるのか~」と勉強になりました。

今作では離婚、コロナ禍、お父様のご逝去など、ここ数年の目まぐるしい日々のことについて書かれていました。
悲しいことも苦しいことを笑いや学びに昇華していて、強いなあと思いました。

ひとり身にはうんち焼きの機械がマスト

コロナ禍に体調が悪くなり自宅療養をしていて、
「もしもこのまま孤独死したら、孤独死にされてしまう…勝手に孤独にされてたまるかー!」と思った蟹さん。
うんち焼きの機械をテーブルに出して焼いた形跡まで残し、
「そこそこ陽気に暮らしていた感!」を演出したそうです。

体調不良が起こした脳のエラーなのか、本気でやっていたのかは定かではありませんが、大事に至らず良かったです。

私もうんち焼きの機械が欲しくなりました。
夫婦喧嘩をした時やパワハラにあった時などに、おもむろにうんちを焼きたいです。

YOSHIKIのせいですみません…

YOSHIKI様は宇宙規模のアーティストなので、ライブ時間をおしてしまったり、開始が遅くなることがあるそうです。

時間が読めないのは困ってしまいますが、ファンからしたらご褒美ですよね。
なので、YOSHIKI様ファンの方はライブの時は宿を取って「YOSHIKIに備える」らしいです。

蟹さんも参加したYOSHIKI様主催のヴィジュアルサミットでも、
YOSHIKI様は終焉間際に1曲30分もある壮大な曲を演奏してしまい(ご褒美…!)、蟹さんは終電に間に合わなくなってしまいました。
蟹さんがお母さまに「終電がなくなってしまったので泊りになった」と電話をかけていると、Xファンの親子に「YOSHIKIのせいですみません…」と謝罪されてしまったそうです。

代理謝罪。なかなかのパワーセンテンスですよね。

新規ハイはうらやましい

どの界隈でもそうだと思いますが、新規ハイって羨ましいですよね。

初めてのライブ、初めての物販、初めてのファンサ。
推しのまだ知らない情報がたくさんあって、それをスポンジのようにぐんぐん吸収できます。
夜中までwikiや古参のブログを読み漁ったり、同じく新規ファンのことSNSでつながって、朝までDMしたり。
ああ、楽しそう。戻りたい。

私は古典芸能と相撲のファン(オタクというのはおこがましい)なのですが、この界隈は古参になるには少なくとも50年くらいは推し続けないといけない気がします。
劇場や場所に行くと、お客さんの平均年齢は70歳くらいだと感じるので、わたしも70歳くらいまでは新規でいられるな~と勝手に思っています。

なので、古典芸能、相撲の界隈はいつまでたってもピチピチ新規☆でいられるので、
新規を楽しみたい方にはおすすめの界隈です。

今作も盛りだくさんな内容で、面白かったです!
蟹めんま先生の次回作にも期待しています。




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