宿泊療養施設従事者

新型コロナウイルスに感染したが入所する、宿泊施設で事務員として働いてます。

無症状の人から「え、この人なんでこんなしんどそうなのに入院にならないの?」という人まで、色んな方が毎日入所してきます。

私の住んでいる地域はお正月明けてからぐんと感染者が増え、今も高止まりの状態です。

どんなに感染対策をしていても、罹ってしまう可能性はあります。

なので、少しでも入所者の不安を減らしたくて、入所受付の際はひとりひとり丁寧に説明しようと心掛けてます。

が、どうしても敵意をむき出しにされたり、発散出来ない怒りやもどかしさをぶつけられる事もあります。

0歳から80歳代まで、本当に色んな方が入所します。

時に保育園のようになったり、老人ホームのようになったり、毎日目まぐるしく変わります。

宿泊療養が終わり退所される人に感謝の言葉や手紙を渡されると涙が出る程嬉しいし、最後まで怒りや不安をぶつけられると悲しいです。入所者の心無い言葉で何度も辛い思いもしたし、悪者扱いもされました。

それでもこの仕事を続けているのは、同じく事務員として働き続けている仲間のおかげです。

本当に誰も悪くないんです。
悪さをしているのは目に見えないウイルスなんです。

感染者がなかなか減らず、保健所や病院、県や市も対応が間に合わず、陽性になってもなかなか次に話が進まず保健所は無能だとか、県は何も考えてないとか、療養者や医療従事者からの不満も毎日聞きます。

何が言いたいかと聞かれても、自分でも今なんでこの記事を書いてるかよくわかりません。
でも、毎日見えないウイルスと戦っている人は沢山います。私もその中の一人です。
終わりの見えない毎日が、1日も早く平穏な日々に変わりますように。


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