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サビカスのキャリア構成インタビューをやってみた

創造事例です。

サビカスのキャリア構成インタビューとは、サビカスが考案した社会構成主義に基づくキャリア支援法です。

もう少し詳しくはこちら:

以下Coはキャリコン、Clはクライアント

導入の質問:どう役に立てるか

Co: あなたがキャリアを構成していく上で、本日、私はどのようにお役に立てますか?

Cl: そうですね。今後キャリアを構築していく上で、モチベーションが高められればと思います。

Co: いいですね。モチベーションにについてもう少し聞かせていただいてもいいですか?モチベーションが高まると、今とどんなふうに違っていそうですか?

Cl: そうですね…今兼業していて、それぞれ別々の業務をしているのですが、特に、自分の会社でのキャリア相談の実践にもっと力が入れられるのではないかと思います。一方で、雇われている仕事の方もやらないといけない部分もあるし、健康のために運動をしたい部分もあるし、ある程度の部分で満足しつつも、十分頑張れているという感覚が持てるといいなと思います。

Co: とても意欲的で、自分の人生の目標というか、目的が明確になっているようですね。それに対する満足度が上がるといいと。今日はインタビューをしていって、最後にまたこの点に戻ってきて、効果を確認したいと思います。

質問1:幼少期、あこがれていた人、尊敬していた人

Co: さて、それでは、1つ目の質問です。小さいころにあこがれていた人、尊敬していた人を、親以外で3人挙げてください。それは、実在していた人物でもいいですし、漫画やアニメの中の存在でも大丈夫です。

Cl: はい。祖父、友人、小学校の担任ですかね。

Co: 一人ずつ、それがどんな人で、どうしてあこがれていたか、聞いていきたいと思います。おじいさまについては、同ですか?

Cl: 賢くて威厳があるところを尊敬していました。厳しい所もありましたが、基本的には、やさしい人でした。

Co: とても身近な存在で、賢く、威厳がある点を尊敬していたんですね。

Cl: はい。

Co: 次に、友人というのは、どうですか?

Cl: 今では名前も思い出せない子ですが、幼稚園生の時は仲が良く、あこがれといっていい存在だったと思います。

Co: どんなところにあこがれていましたか?

Cl: かっこいい所ですね。人気があって、みんなからも慕われていました。先生や他の保護者などからの評判も良かったと思います。

Co: 一人目のおじいさんとは少し違って、周りからの評判や親しみやすさというところがひかれた理由のようですね。

Cl: そうですね。祖父も周りから尊敬されていましたが、雰囲気は少し違って、祖父の方が、威厳という感じで、友人は、親しみやすさという感じです。祖父も、やさしさという部分はありましたけど。

Co: 詳しくありがとうございます。それでは、3人目の小学校の担任の先生はどうですか?

Cl: その先生は、優しくて信頼できる人でした。それでいて、芯があるというか、信念を持っていましたね。

Co: 三者三様な感じですね。それでいて、共通点もある。

Cl: そうですね。優しさという点では共通している気がします。あとは信頼感ですかね。また、祖父には賢さ、友人や先生には親しみやすさがあります。

Co: このロールモデルには、現在のあなた自身が表れているはずです。あなたは、優しく、信頼できて、賢明で親しみやすい存在なんですね。

Cl: そんなことはないと思いますね。相手によりますかね。子供に対してはそうありたいと思っていますかね。

Co: そうですか。お子さんに聞いたら、どの程度同意してくれそうですか?

Cl: どうですかね。優しくて、信頼できて、親しみやすいというのは、大方そうと言ってくれるといいなと思います。賢明さについては、まだわからないですね。子供は小さいので。

Co: そんな風にお子さんに思ってもらえるというのは、素晴らしいことですね。賢明さについて、自己評価するとどうですか?どの程度、賢明な親でいられているか。

Cl: 悪くはないと思います。ある程度一緒に過ごす時間を優先できているし、仕事熱心だし、子供たちの勉強もよく見ているし。

Co: お子さんも幸せですね。

Cl: そう思ってくれているといいですね。

質問2:いつも見ている雑誌やテレビ番組

Co: それでは次の質問に移りたいと思います。よく見ている雑誌やテレビ番組はありますか?3つぐらい挙げてもらえるといいと思います。

Cl: あまりテレビはみないですけどね。アニメは見ますね。よく見るというのはないですが、好きなのでいうと、最近見たのは、86というアニメですかね。あと好きなテレビは、大河ドラマですね。ビジネス系のテレビ番組も好きですね。

Co: それではその3つについて聞いていきましょうか。それぞれがどんなテーマ、内容のものか。それがどうして好きか、教えてください。

Cl: 86がなぜ好きか。あまり考えたことはなかったですが、戦争のアニメです。あとは、差別ですかね。差別的な扱いを受けている人というか、人種の人が、戦地に送られて、敵と対決させられます。当然戦死者も出るわけですが、その国の発表では、戦地に送られた人は、人間ではないので、戦死者はいないということにされています。それに対して反発する将校クラスの人がいて、その人は、戦地に送られた86と呼ばれる人々を人として扱います。結局帰還させることはできないのだけれど、最終的には、その国が滅ぼされて、別の国で、共通の敵を相手に、一緒に戦うことになっていきます。この話の何が好きかというと、将校の公平さですかね。差別をしないという点と、また、差別てきな扱いを受けている86の人の潔さという、置かれた状況で、人生を全うしようとする姿勢や、極限の状態だからこそ生まれるきずなや信頼感かなと思います。

Co: ありがとうございます。あなたらしさというか、あなたの興味をとてもよく表している番組のようですね。

Cl: そうですね。

Co: それでは次の大河ドラマの魅力について教えてください。

Cl: そうですね…やはり、先人の賢明さの上に、私たちの生活があると再確認できるのが、魅力ですかね。最近でいうと、晴天を衝けというのがあって、幕末から明治、大正にかけてのドラマでしたが、明治維新を通して、日本が近代国家になっていく姿が描かれていて、特に、主人公の、渋沢栄一が活躍します。本当に何もない所から、今の日本の社会制度、経済体制が作られたということを考えると、感謝の思いもありますが、自分も同じように、社会をより良い方向に向かわせるために貢献しないといけないという使命感を感じます。

Co: 先人の賢明さへの思いと、使命感が感じられる点が魅力なんですね。

Cl: そうですね。

Co: 最後は、ビジネス系のテレビ番組というとどうですか?

Cl: 思いつく番組はいくつかありますが、共通するのは、事業を創出して、成功させた実業家の活躍を描くものですね。その人たちの賢明さや、発想に惹かれます。

Co: そういう点から学ぶところが多いという感じですかね。

Cl: そうですね。特に大河とビジネス系の番組は、先人の賢明さから学び、鼓舞されるという点が魅力です。86は少し違いますが、公平さや絆、信頼感というものが、感じられますね。いずれも、自分が魅力を感じるというか、惹かれる人の側面です。

Co: いいですね。活動という点についていうとどうですか?それぞれ、主人公や、魅力的な登場人物は、どのような活動をしているのでしょうか。

Cl: そうですね…86だと戦争ですが、国をよりよくするという活動ですかね。そういうキャラは、多くできてきます。晴天を衝けも似ていますね。より現実的なものですが、日本や、日本の経済をよりよくするために、励んでいます。ビジネス系の番組も似たところがあります。やはり、成功している実業家は、単に売れるビジネスを発見しているわけではないんですよね。信念をもって、社会に価値を生み出している。その結果成功しています。国をよりよくする、発展させる、社会に価値を提供するそういう活動といえます。

Co: いいですね。そこにあなたが魅力を感じる活動や仕事が反映されていると考えるのですが、そういった視点で見るとどうですか?

Cl: そうですね。そういう思いはなくはないですね。どうせなら、歴史に名を残すこと、大きな仕事を成し遂げてみたいと思います。そこまで大それたことでなくても、何か、社会貢献できるような活動を成し遂げたいとは思います。そして経済的にも成功するというそういうのが理想ですかね。どちらか一方でもダメで、大義を成して、経済的にも成功するという2つを両立させるところに意義を感じます。

質問3:今好きな、本や映画のストーリー

Co: ありがとうございます。さて、3つ目の質問です。今はまっている、好きだなと思う本や映画のストーリーを教えてください。挙げるのは1つでいいです。それについて、ある程度の長さ、語ってください。それはどんなストーリーで、どんなところが好きかですね。

Cl: なかなか思い浮かばないですね…アニメですが、鬼滅の刃とかですかね。魔法科高校の劣等生とか、無職転生も思いつきますね。あとの2つは映画ではないですが。最近見たのは、あとは、ガンダムとかですね。カッコイイ有能な主人公が出てくるストーリーが好きですかね。そういう人が世界を救うとか、失敗を乗り越えるとか、難題を解決するとか。

Co: どんな風に難題を解決するんですか?

Cl: 天才的な能力でですかね。有能感には憧れることがありますね。

Co: そうなんですね。賢明さと似ていますか?

Cl: 似ているところもあると思いますが、違いもありますね。賢明だと感じるのは、能力というよりは、正しさに近いですね。一方で、有能というのは、スバ抜けた能力、発想力、ファンタジーなら魔法の力とか、SFなら技術力とかですね。

Co: それはまた興味深い点ですね。有能さを発揮して、どんな風に問題を解決するのでしょうか。

Cl: どんな風に…優れた判断力で、部下に指示を出して統率するとか、優れた能力で、一般の数倍の敵を倒すとか、敵を撃退するとか、そういったことですね。

Co: そういった登場人物でも、物事が万事うまくいくわけではないと思うのですが、そういう点については、どのように思いますか?

Cl: そうですね。志半ばで命を落とすとか、強敵に敗れるとか、自分勝手に振舞って失敗するということがありますね。それはそれでその登場人物の人間性であり、魅力だと思います。また、志を継ぐ者が現れるとか、そういったストーリーですね。

Co: 面白いですね。この話には、あなた自身が自分の問題を乗り越える際のスタイルが反映されるといわれています。その観点でいうと、どんなことがいえそうですか?

Cl: 問題解決のスタイル…確かに、有能感を発揮して問題を解決するという点には憧れますが、現実はそううまくいかないですよね。しかし、自分の技術に投資するとか、できるだけ能力を高めようとする意欲にはつながっていると思います。当然現実は、うまくいくことばかりではないですが、そういう場合でも、何が最善かということは考えたいと思います。

Co: ありがとうございます。これまでのことをまとめると、尊敬していた人は、おじいさん、友人、小学校の担任で、優しさや信頼感が共通していて、賢さや親しみやすさもある。いつも見ているテレビ番組は86、大河、ビジネス系の番組で、それぞれ、公平さや賢さ、先人の英知などが魅力である。最後に、好きなストーリーは有能な主人公が活躍するものということでしたね。これまでの部分で自分の興味や指向について、気づいたことはありますか?

Cl: そうですね…やはり、賢明さや有能さといった、知的に秀でているところは、憧れますね。現実でも、アニメのようにはうまくはいきませんが、自分の能力や強みは大事にしたいと思っています。同時に、自分にかけている部分だと思いますが、優しさや親しみやすさ、信頼感の部分に対するあこがれもあります。そんなところは共通しているなと思いました。

質問4:好きな名言や格言

Co: ありがとうございます。その辺りに、あなたが、人生を通して大事にしていることが表れているのかもしれませんね。さて、次の質問は、好きな名言や格言についてです。親から聞いているようなもの以外で、あなたが好きな名言や格言を1つ挙げてください。

Cl: 格言ではないですが、自由奔放という言葉には魅力を感じます。基本的にはそう生きたいなと思います。

Co: なんとなく、これまで挙がっていたのとは違う、新しい方向性のように感じますが、その辺りはどうですか?

Cl: そうですね…自分らしさのない主人公には、あまり魅力を感じないですかね。尊敬する人も、慕われてはいましたが、ただ従順だったというのではなく、自立していて、頼られていました。他にない魅力、突出した輝きのようなものがあったように思います。その点でいうと、わがままだったり、人に迷惑をかけるというのではないですが、自由奔放というのにも当てはまるように思います。

Co: 納得です。型にはまっていないというか、ただ言われたことをやるというのではないということですね。自由自裁に能力を発揮しているというような。

Cl: そうですね。

Co: もう少し格言について聞いてもいいですか?自由奔放さが発揮できたようなエピソードは何かありますか?

Cl: 基本的にはいつも自由にはしているんですが、博士課程に在籍しているときは一番自由にしていたかなと思います。オーストラリアに留学もしたし、博士論文に関する研究以外の研究も、自分でやっていました。言ってみればそもそも、雇われの仕事以外に自分の会社を持っていること自体も、自由奔放にやっていることではありますね。

Co: 非常に面白い話をありがとうございます。博士課程に在籍しているときが、特に自由奔放だったということですね。そして今も、自分の会社で行っていることが自由さを表していると。

Cl: はい。

Co: こういった格言は、自分が困ったときのアドバイスとも言えます。今日取り組みたいのは、ご自身の2つの業務、雇われのものと自分の会社と、また、健康に向けた運動など、これらをバランスよく、意欲的に行い、満足感を得られるようにとか、頑張っていると思えるようにという話でしたね。この点に関して、自由奔放という言葉は、どんな風に役に立ちそうですか?

Cl: そうですね…こうしなきゃいけないということに縛られること自体が自由でないなと思いました。できたことが最善だという言葉も好きで、大事にしています。業務もバリバリこなして、私生活の目標も達成してというのが理想ではあるんですが、そこに縛られずに、自由に、自分の人生を楽しめるというのも、もう一つ大事な視点なのかなと思いました。

質問5:幼いころの思い出

Co: ありがとうございます。それでは最後の質問です。幼いころの思い出、エピソードを3つほど挙げてください。それは単なる出来事ではなく、何らかの意味を持つ物語であるといいなと思います。それぞれについて、4つぐらいの文章で説明してください。

Cl: 幼いころのエピソードですね…幼稚園のイベントで、〇×ゲームがあったんですよね。その時のこと。あとは、お遊戯会で主役をやったこと。もう1つは、実際のことか夢なのかわからないんですが、おねしょをしたことを覚えていますね。まず、〇×ゲームの話ですが、幼稚園のイベントで〇×ゲームがあって、私は答えを知っていたんですね。お昼寝の時に、起きていて、先生たちが話しているのを聞いていたので。しかし、本番、私は母親の選択に従って、回答して、不正解になったんです。記憶があいまいなんですが、おそらく、私は答えがこっちだと伝えたけれど、母親がそれは聞かず、別の方に行って不正解になったんだと思います。その後、私は、だから言っただろうと怒りましたね。今となっては、だから何だということはないんですが、記憶には残っていますね。

Co: そのエピソードにタイトルをつけるとすると?そのタイトルには、感情と動作を表す言葉を入れてください。

Cl: 「〇×ゲーム母のせいで不正解になり悲しい」ですかね。

Co: はい。ありがとうございます。他の2つについても同じようにお願いします。

Cl: はい。次にお遊戯会のことですね。これも記憶があいまいですが、お遊戯会で主役をやったんですが、主役が2人いました。もしかしたら初めから2人だったのかもしれませんが、私が私がわがままを言ったせいで2人になったのかなとも思います。いや、別のヒロイン的な役も2人いたので、みんな2人だったのかもしれないですけどね。具体的に何があったというのを覚えているわけではないんですが、ヒロイン的な役の人に不満を言われた気がします。なんで相手役がお前なんだというような。今思うと悲しいですけどね、当時は、あまり気にせず、主役で喜んでいたような気がします。「空気読まず主役をやってはしゃぐ」って感じですかね。

Co: はい。ありがとうございます。それでは3つ目もお願いします。

Cl: はい。3つ目が一番あいまいな記憶ですが、おねしょを漏らして、階段で一人落ち込んでいるような記憶があります。幼稚園で。本当にその記憶しかないので、夢だった可能性もあります。ただ、少なくともこの夢をずっと引きずっていて、思い出すたびに恥ずかしい気持ちがしていた記憶があります。今はそこまでではないのですが、しかし、思い出される話ではありますね。タイトルをつけるとすると「おもらし恥ずかしい」って感じですかね。

Co: ありがとうございます。これらの回答には、あなた自身がとらわれている何かが表れるといわれています。そういう視点で見てみると何か気づくことはありますか?

Cl: 1つ目は思い通りにならないことに対する怒り、2つ目は思い通りに振舞うことからくる悲しみや申し訳なさ、3つ目は失敗に対する恥ずかしさですね。これらは、確かに、人生を通した課題のように感じます。思い通りにならずにイラつくことは多いし、逆に、自由奔放にしすぎて、嫌われたり、迷惑をかけたり、失敗して恥ずかしい思いをしたりということが多いですね。できればそういうことは避けたいと思います。

Co: 逆にいうと、それらを乗り越えて、今があるということですかね。

Cl: そうですね。課題としてクリアできたというわけではないですが、たくさん乗り越えてきたとは思います。

Co: そうですよね。それでもなお、前向きに挑戦しようとされているというのが、すごいことだなというように思います。そういう困難を乗り越えて、なお挑戦しようとする自分に対して、何か、励ましや労いの言葉をかけるとしたら、どんな言葉が思い当たりますか?

Cl: そうですね…かっこいいというか、よくやっているというか、めげなくてすごいねと思いますね。えらいなあと。

Co: めげなくてえらい!

Cl: そうですね。好きだからやっているんですけどね。基本的には、自信家で、楽天的で、物おじしない、横柄な人間だと思われていると思いますが、何事にも一切ビビらないということではないですからね。なんというか、自分を貫いていてえらいというか、かっこいいというか、そういった感じですかね。

Co: めげなくてえらい!自分を貫いていてカッコイイ!

Cl: そうですね。

Co: さて、これで、5つすべての質問を終えました。自分なりに要約すると、どんな内容でしたか?

Cl: そうですね…尊敬する人は、祖父、友人、小学校の担任。賢明さ、威厳、親しみやすさ、信頼感、優しさがポイント。テレビ番組は86、大河、ビジネス系の番組で、公平さ、権威に抗って自分を通す強さ、大義を成し遂げる志、賢明な判断が魅力。好きなストーリーは、有能な人が活躍する。好きな名言は自由奔放。思い出は、「〇×ゲーム母のせいで不正解になり悲しい」、「空気を読まず主役をやってはしゃぐ」、「おもらし恥ずかしい」でした。

Co: はい。ありがとうございます。自分の好みや過去のエピソードを振り返ってみて、気づいたことや感想はありますか?

Cl: 自分の一つの価値というか、大切にしていることが、自分中心に振り返れた気がします。シンプルに何が大事かと考えると、ワーク・ライフ・バランスとか、家族のことが出てきがちですが、今回は、自分の好みの話が中心だったのが、新鮮でした。やはり、賢さや有能さといった、能力に対する思いが強いというのは、改めて感じました。また、権威に逆らう、大義を成す、公平さ、自分を貫くという一貫性のようなものを大事にしたいということも改めて感じました。自由でありたいと思いつつ、優しさや親しみやすさも持ちたいという憧れや、思い通りにならないこと、思い通りにしてしまうこと、失敗といった、恐れているものについても整理てきたのが、面白かったです。

Co: 素晴らしい要約をありがとうございます。それでは、最初のスタート地点に戻りたいと思います。雇われと自分の会社という2つの仕事と、健康のための運動などの私生活とそれぞれについて、十分頑張れているという感覚が持てるようになるといいという話でしたが、それに向けて何か、ヒントになるようなことは得られましたか?

Cl: そうですね。なんだか、小さなことで悩んでいたように思います。確かに大義を成すために1つ1つの積み重ねが重要ではあるんですが、うまくいくことばかりではないので、細かいことで悩んでいても仕方ないなと思えました。やれるだけやるしかないという感じですかね。いうなれば自由奔放ということで、やれるだけやって、あとは、その結果を最善のものとして受け入れればいいと思います。

Co: 素晴らしい気付きですね。やはり、自分なりに考えて、方針を決めることができることが、あなたの強みのようですね。具体的に、何か取り組んでみたいことはありますか。

Cl: そうですね…個々の作業に当たってはモチベーションが下がりがちなので、そんな時は、今日の話、特に、尊敬していた3人の顔を思い返して、励みにしたいと思います。

Co: いいですね!今の自分を見て、おじいさんだったら、友人なら、小学校の担任なら何というか?みたいなことを考えてみるのも役に立つかもしれませんね。もちろん、それをするかどうかは、あなた次第ですが。

Cl: そうですね。試してみます。

Co: それでは、今日の相談はこれで終わりにしようかと思いますが、いかがですか?

Cl: いいと思います。ありがとうございました。

Co: こちらこそ、素敵な話をありがとうございました。


(同)実践サイコロジー研究所は、心理学サービスの国内での普及を目指しています! 『適切な支援をそれを求めるすべての人へ』