pikako

突然書きたくなったのでいろんな話書いてます。登場人物が勝手に動いていく不思議な感覚は、…

pikako

突然書きたくなったのでいろんな話書いてます。登場人物が勝手に動いていく不思議な感覚は、いつまで続くのやら。頭の中の彼女、彼たちに振り回されながら書いてます。バンド好き ロック好き ライブ好き 音楽からイメージもらうこと多々!

マガジン

  • silver story

    神々の島バリ。なんで私なの?バリの神様のいたずらか?「Street Story」と絡まっていく不思議な物語

  • あなたの思い出買いますから(仮)

    悲し思い出。しあわせな思い出。ひとには必ず思い出の品がある。そんな思い出にまつわる品ものが集まるお店のお話です。

  • 大好き別府私の癒し

    今ハマってる私の癒しの地 別府についてのお話です。

  • レトロ好き

    レトロなアクセサリーや雑貨のいろいろ

  • 博多すとーりー

    博多のいろんなことです。

最近の記事

silver story#71

 思い残すことなく写真を撮ったので私は、三人のところへ向かった。薄いシャンパンゴールドの膜の中に入っていくような感覚だった。 「ユキサン、これからどうしますか?一度ホテルに戻りますか?ホテルに泊まりますか?それともこのまま光一さんと過ごしますか? ホテルには私が連絡しますよ。」 「アッ!エー、アリサ、ドウシマスカ?ホテルイキマスカ?」 「ユキ、アリサちゃんは疲れてるだろうからこのままここに居ないか?私もキミらともっと話したい。どうだろうか? 沙耶、ホテルに連絡してくれな

    • あなたの思い出買いますから(仮)④

       バスケットの中を見るとこの匂いのワケがわかった。紅茶が茶葉が入っていたからだ。それも高級そうな英国紅茶。 もしかしたら何十年も時を経てこの中で忘れさられていたのかもしれない。  多分あの息子さんのお母さん、つまりおばあさんのものだろうから、置いてある場所から考えるとかなり背の高い人が上にあげたのだろう。 おばあさんの旦那つまりおじいさんが上げたのかな? と、頭の中にお爺さん像が浮かんだ次の瞬間、後ろに気配を感じた。 え〜〜⁈まさか、、、またか。 振り向くのは気が済まなかっ

      • Silver Story #70

        「パパ、サヤ、アリサノハナシデス。ネネッ クウコウデ アリサニイッタソウデス。サヤノイエニツイタラ シロイフクニ キガエテ ネムリナサイ ト。」 「あの服ってあの祀りの時のあの衣装なのよね。」 「ソウデス。アノフクデス。ママ、アリサノカバンニ イレテイタミタイ。」 「それじゃ、さっきお母様に見えたのはやっぱりバリの神の力だったんだ!」 「沙耶、いったいなんのことなんだ?どうしてさっきアリーシャがいたんだ?バリの神の力ってなんのことなんだ?」 「光一さん。私もとても不

        • 長くなって時間もあいながらだからもう一度読み直して修正しないとなぁ。あの時間に埋もれたい。

        silver story#71

        マガジン

        • silver story
          69本
        • あなたの思い出買いますから(仮)
          4本
        • 大好き別府私の癒し
          2本
        • レトロ好き
          0本
        • 博多すとーりー
          6本
        • Coffee story
          24本

        記事

          会いたかった

           「来ましたよ。」 「なんしょったとー」と言いながら思わず抱きついた。 いつも会えてた彼が突然遠い人になりどんな生活を送っているのかわからなくなって3年近くなっていた。 バンドマンだった。好きなバンドのギター。 私が知っている中で1番好きな音を出すギターさんだった。 だった。 まだLINEは繋がっていたので あるきっかけで思い切ってLINEを送っていた。 それに返事はあったが来るようなそぶりは感じなかったから、ま、こっちの気持ちは伝えたからいいかくらいに思ってた矢先

          会いたかった

          Thank you チバユウスケ

          チバが、、、たまらん。なんで次から次に、、、、、 私がLIVEや音楽を楽しむことに戻してくれたのがチバユウスケ 日々の生活に追われて10年くらいは全く音楽を聴くことも楽しむこともできなかった。 そんな時福岡であってたイベント。ミュージックシティ天神に チバとルースターズの大江が出ると知り見に行った。 いつもの音楽仲間の連れと行き そりぁ〜 叫びました。楽しみました。 二人で思わず 「チバさ〜〜ん❣️」 チバはこっちを振り向いて 「サンキュ〜〜!」 返ってきたのだ

          Thank you チバユウスケ

          猿またぎ 

          かなり間が開いたけどやはりこれはちゃんと続きを書かないとと思い書き始めてる。 私の別府好きは最近だけど昔から猿山は好きで隣に超インスタ映えする水族館のうみたまごがあるがそこは一度行って満足してした。うみたまごから歩道橋で繋がっている"高崎山"が私の萌スポットだ。 一度訪れると最低でも3時間は滞在。係員さんの話と餌やりの時間が来るとものすごい数の猿があっちこっちから集まってきて餌を貪り食っている様子をなん度も見るということが楽しくてしょうがない。 だいたい一回の餌やりタイ

          猿またぎ 

          Coffee Story

          【あらすじ】  ショッピングモール二階の角にあるガラス張りの喫茶店『カフェRe-Q』。そこに訪れる常連客と店員の話。『カフェRe-Q』に勤める店員が、常連客のいつも頼むそのドリンクとそれを注ぐ特別なカップから、客たちにニックネームをつけている.。四人の常連客の話から成っていてエピソード1から4まで一話毎にまず店員が客の頼むメニューと使うカップにまつわる話をし、付けたニックネームについて語る。 その後に常連客が本人目線で話を展開していく。 物語の主人公はそれぞれのエピソード

          Coffee Story

          小石の誓い

          【あらすじ】 初夏の朝の公園での出来事。 バイト上がりの青年がふと立ち寄った公園でどこか懐かしい出立ちの少年と出会った。 少年に近づいてみるとある「作業」をしていた。 ひょんなことから二人はある「作業」をひたすら続けることになる。 青年は、少年の夏休みの課題だというその作業で思わぬ事実を知ることになる。 小石の誓い 1 「あー。また今日もやっちまった。」 疲れと眠気で縮こまった体を元に戻そうとして伸びをすると、朝焼けの光が徹夜明けの目を潰す勢いで飛び込んできたから、

          小石の誓い

          Milky Way

          [あらすじ]  日常に違和感をずっと抱いている若者が毎回見る夢に導かれて自分探しの旅にでる。 途中であった全身グリーンの不思議な彼女。 彼女もまた不思議な夢を見ていた。 彼女との出会いで夢の謎がときあかされていく。 2人を導くマダム猫、ロックな装いの住職、夢に現れる黒い影、果たして彼の違和感は取り除かれるのだろうか⁈ Milky Way chapter1スケッチブック  すべての日常に 嫌気がさして 家を出た。 わずかばかりの身につけるものと 気に入ったCD。  何度

          Milky Way

          Silver Story#69

          Silver Story #69 「パパ、サヤ、アリサノハナシデス。ネネッ クウコウデ アリサニイッタソウデス。サヤノイエツイタラ シロイフクニ キガエテ ネムリナサイ ト。」 「あの服ってあの祀りの時のあの衣装なのよね。」 「ソウデス。アノフクデス。ママ、アリサノカバンニ イレテイタミタイ。」 「それじゃ、さっきお母様に見えたのはやっぱりバリの神の力だったんだ!」 「沙耶、いったいなんのことなんだ?どうしてさっきアリーシャがいたんだ?バリの神の力ってなんのことなん

          Silver Story#69

          猿またぎ

          私は最近別府に癒しを求めて何回か訪れている。 ホテルと往復で1万くらいで行けるというのもその理由。 温泉も好きだが、私の癒しは サル!猿!猿山! 高崎山のお猿さんが大好きなのだ。 地獄めぐりよりも、うみたまごよりもどうかしたら温泉よりも猿山が好き。 こないだも昼頃別府に着いて駅からすぐ高崎山へ行って四時間くらいそこにいた。 まだ紅葉もそこまでなく少し寒いくらいでちょうど良い気候だったのもありそれくらい長く滞在してしまった。 高崎山(正確には高崎山自然動物園)は山寺の万寿

          猿またぎ

          Silver Story #68

           アリサちゃんが目覚めるまで3人でこの場所にいることが不思議と心地よく懐かしさまで感じるなんて思いもよらなかった。 「キミがユキか? お母さんから聞いているのか? 日本語はわかるのか?」 「ハイ。スコシワカリマス。アナタガ「パパ」ナノデスネ。」 「パパと呼んでくれるのか? こんな私を キミの生まれたことも知らなかった私を…」 「ママカラキイタトキハ オドロキマシタ。デモワタシハ ハンブンニホンジントハ チイサナコロカラ イワレテイタノデ ダイジョウブデシタ。デモ ホン

          Silver Story #68

          Silver Story #67

          いつのまにか光一さんがギャラリーに戻って来ていたのだ。 「ユキさん?居ますか?二人が見えていますか?  あ!」 そう言い終わる前に私の右手をギュッと握るあのゴツゴツした手の温もりを感じた。 「ここに居ます。同じ場所に居ます。」 よかった。私だけ違う空間に飛ばされたかと思ったから、今ここに居て同じものが見えているのだと思うと胸が熱くなって来た。 それは、ユキさんのルーツだから 二人が出会って愛し合い、そしてユキさんがこの世に生まれて来たのだから。 ユキさんの手は力強く

          Silver Story #67

          Silver Story #66

          ユキさんにコーヒーを渡し、奥にあるソファに座りコーヒーを飲みながらちょっと前まで私の作品が飾ってあった場所をゆっくり見つめてその残像を思い出していた。 飾ったままでバリに行ってしまったから、何かをし忘れているような中途半端なような気がしてきた。 「音の見える風景」 それがテーマだった。バリのケチャを撮ってそこに加えて完成しようと思っていた。ほんの数日で戻る予定だが、こんなに長く留守にしてしまったのでギャラリーのテーマが変わり私の作品が外されてしまったのは仕方

          Silver Story #66

          MOGA モダンガール

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