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【福岡カタリバ】5月13日 カタリ場実施レポート!りくと編

2022年5月13日に今年度初の対面でのカタリ場が開催されました。

今回はカタリ場のコア(コアマネジャー)を務めた「りくと」に、当日を振り返ったレポートを書いてもらいました。

カタリ場に参加するだけでは見られない、企画運営の難しさや学び、その中で見えてくる楽しさを皆さんにお届けします。

➀現場当日のはなし

5月13日に行われたカタリ場。コロナ後初の対面でのサンプが行われ、シミュレーションを含め40人以上もキャストが参加していただいた企画となった。

私の当日の役割はポンプと司会。どちらも初めての経験だった。
ポンプの際印象に残っているのは、高校生と楽しそうに話をしているキャストの姿や高校生の表情の変化である。他の人のキャスト姿を見ることで、雰囲気や話しの内容、話し方など私自身も勉強になった。そして、何よりサンプリング(以下:サンプ)の方の伝えたいことや感情が高校生に伝わっていた様子が見られ、対面で話をすることの影響力を感じた。

司会の時は自分の思いのたけを伝えられるか、そもそも大人数の前で話ができるのか、といった不安しかなかった。しかし、多くの人たちが、色々な方法・タイミングで激励してくださったおかげで何とか最後までやり遂げることができた。
声の大きさ、テンションなど至らないところも多かったが、以前の自分なら覚えてきたものをただ読み、もっと詰まりながら話をしていただろう。しかし、今回は自分のその時の気持ちを話せた。正直、思いのたけを話している最中も、自分が話した事を忘れるくらい緊張していたし、生徒に自分の思っていることが上手く伝えられたかもわからない。だが、人前で自分の言葉で話そうと思わせてくれた周りの方には感謝しかないし、真剣に話を聞いてくれる高校生の姿を見られて嬉しかった。

➁企画全体のはなし

準備期間にはパワーポイントやワークシートなど自分の美的センスの無さを痛感しつつ作業を行った。
高校の先生への企画提案、1回目のシミュレーションは緊張のためうまく話が出来なった。
企画者という積極的に話しかけるべき立場にあるにもかかわらず、キャストとほとんど話ができず、逆に心配される状況を作ってしまったことを反省している。
2回目のシミュレーション時には、前日まで発表の練習を周りの方が手伝ってくださったにも関わらず、人前で話すことの怖さからシミュレーション事態に参加することもできない状態になってしまった。
企画者という自覚が足りていないことやどこかで自分の気持ちを割り切らなければいけないことは理解していた。また、初参加の人が多いからこそ、自分もしっかりしないといけないとは思っていた。しかし、恐怖心を消すことができず話せない自分を情けなく感じるとともに、責めることなく話を聞き、背中を押してくれる人たちに申し訳なさしかなかった。
このような状況の中で、高校生に良いものを届けようとワークなどに一生懸命取り組む姿や私の事を気にかけて話しかけてくれたキャスト方などにも本当に元気づけられた。
また、この期間はカタリ場経験者の方がシミュレーションを手伝ってくださった。さらに、キャスト募集等に協力してくれた方や大学の先生など多くの人にも協力していただき、周りの方の存在のありがたみを改めて感じる期間となった。

➂企画者の感想や学び

私は、今まで人前で話すことや自己表現をすることを避けてきた。だが、どこかでこれを克服したい、自分を変えたいと思っていた。
そんな中で企画のお話をいただき、今回は企画に挑戦させていただいた。

企画後の状態は、周りから見ればまだ全然話もできないし、話す割合、相槌も少ないなど企画の前後での変化は感じられないかもしれない。しかし、内面的な部分では人に何かを伝えること、人前で話すことについての抵抗感は少しずつではあるが少なくなった。企画中には他の人に話したことのないことを話せた場面や自分の本心(感情)を素直に出してもいいかなと思えることがあった。
企画者としては頼りない部分も多かったと思うが、少しだけ自分を変えてみようと前に進むきっかけができたことで企画をやってよかったと思えている。今後、自分自身の課題を改善していくには、まだ時間がかかると思う。だが、人前で話すことや自己表現をできるようになりたいという思いは変わらない。
そのため、今後は自分自身の過去とも向き合いながら成長していって、もっと違う自分に慣れるよう精進していきたい。

最後に、私自身、今回の現場は多くの方の協力があったからこそ当日まで乗り越えることができたと思っています。企画に関わってくださった皆様、良い現場を一緒に作っていただき本当にありがとうございました。

事前シミュレーションの様子
当日の司会の様子

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