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12月15日カタリ場実施レポート!【ハヤト編】

2022年12月15日にカタリ場が実施されました。

今回はPM(プロジェクトマネジャー)を初めて務めた3年生の「ハヤト」に、当日を振り返ったレポートを書いてもらいました。

カタリ場に参加するだけでは見られない、企画運営の難しさや学び、その中で見えてくる楽しさを皆さんにお届けします。


①    現場当日の話

今回は初めての企画ということもあり、人前で話すことや雰囲気作りに対する緊張や不安もありました。
また、班リーダーの打ち合わせもあり早めに集合する必要があったのですが、自分自身でもびっくりするくらい朝が弱いので、起きれるかどうかが1番の問題でした。
当日の朝は普段より早い時間からスヌーズ機能を活用してなんとか起きることができ、家を出たのですが、集合場所近くの駐車場が空いていないという問題が発生し、パニックになりました。
でも、当日の朝に集合していたキャスト同士が会話をしている様子を見ていると、笑顔が多く穏やかな雰囲気だったので自分も落ち着くことができました。

今回は13人のキャストの皆さんが参加してくれました。
事前シミュレーションでは会っていましたが全員が集まっているのを見ると、経験者が多く自分の意志や考えをもって参加してくれている人ばかりで少数精鋭という言葉がピッタリのすごいメンバー でした。
そんなキャストの皆さんとつくった現場の雰囲気はとても穏やかで生徒に寄り添った授業を届けることができたと感じました。

カタリ場を外から見るのは初めてでしたが、サンプリングを行ってくれた3人やキャストの皆さんが高校生に対して真剣に向き合っている姿や高校生が自分から話をしようとする雰囲気に変わる様子を見ることができてとても貴重な経験になったと感じています。
今回、カタリ場を届けた生徒は、昨年もカタリ場を経験していたので、当日だけではなく昨年や事前の生徒像とも比較しながら様子を見ることができました。

シミュレーションやアンケート分析でも昨年と比較した内容も取り入れていたので、より生徒に寄り添えたものになったのではないかと思います。
また、高校生が話やすいような雰囲気を作るためには、相手について知ることや自己開示も必要だと考え事前シミュレーションでは人生ゲームのマスづくりをお願いしていました。
そして、当日はそのマスを使用して人生ゲームを行いました。
コアのはーちゃんの話から始まり、班リーダーを中心に進行してもらいましたが、率先して話そうとしてくれる人も多く、自分たちの考えが伝わっていたことも実感することができました。
高校生の為にと考えた内容でしたがキャスト同士でも仲良くなるきっかけになっていればうれしいです。

現場が終わった後は、一番初めに出てきた感情が「楽しかった」でした。
なぜこのような感情が出てきたのかは今でもよくわかっていませんが人と話すことはとても重要なことだと改めて感じています。


②    企画全体について

企画全体としてキャスト同士の経験や考えを話せる場所を作ることや、「この人になら話してもいい」や「話やすい雰囲気」を全員が経験した上で、高校生にカタリ場を届けたいと考え準備をしてきました。
そんな中、PMとコアどちらも企画初挑戦なので、まずはキャスト同士でしっかり話をすることができる環境づくりから始めようと、「キャスト同士で仲良くなる」というルールを作りました。
また、高校生と直接話をすることのできるのはキャストなので、「キャストのサポートをする」というルールも作りました。
そして、このルールのもと企画作りが始まりました。
今回の企画の大きな特徴は、早い段階で当日のシミュレーション内容として人生ゲームを行うということが決まっていたことです。
内容としては、事前シミュレーションでキャスト自身の人生の転機や印象的な出来事をもとにマスを作ってもらっておき、全員で人生ゲームを完成させるというもので、当日はサイコロを振って止まったマスの作成者に自分自身の話をしてもらいました。
この人生ゲームを行った意図としては、キャスト同士のこと知ることができるだけでなく、自己開示をすることで実際の現場と近い雰囲気を作ることができ高校生の気持ちに寄り添った対話ができるのではないかと考えたからです。

しかし、シミュレーション等の内容は決まったものの、大学のテスト期間と被っていたこともあり、キャスト集めが難航しました。
また、自分たちの考えや思いを言語化することができておらず、企画テーマの決定にも時間がかかりました。
普段は周りの決定に従うということが多かったので、PMとしての責任や期限が迫ってくる焦りから、早く最終決定をしなければならないという気持ちになり空回りした部分も多かったです。
そんな中で、自分の考えや意図を読み取ってくれて実現してくれた運営チームには感謝しかありません。
特に、はーちゃんには仕事を任せてしまう部分も多くて申し訳なかったと思っていますが、人生ゲームなど自分たちのやりたいことを実現できたのは、はーちゃんのおかげなので一緒に企画ができて良かったです。
また、サンプを行ってくれた3人や初めて参加してくれた2人の力もとても大きかったです。
今回の企画に関わってくれた運営チーム、一緒に企画を作ってくれた皆さん本当にありがとうございました。


③    企画を通しての感想

カタリ場への参加も多くなってきて慣れが出てきてしまっていて、高校生のためにも何かやらないといけないなという気持ちはありましたが、今までの企画をしている人の様子を見ていたことや就活に向けた活動など他にやらないといけないこともあったので、とても悩みました。
それでも、来年度から4年生になり、残りの期間で自分自身も成長したいと考えたときに断る理由がなく、企画を引き受けました。
しかし、企画を振り返ってみると現場の経験があるキャストが多く、雰囲気作りなど周りに頼ってばかりでしたが、自分の課題も明確になりとても貴重な経験になりました。

また、準備から当日まで色々な人の意見を聞くことができ、大変でしたが楽しい時間でもありました。
今までキャストとして参加した企画では、現場が終わってすぐに「もっとこういう話ができた」とか「この人が自分の代わりに話していたら」とか後悔する気持ちがあったので、楽しかったという感情が出てきたことに自分でも驚いています。
このことは、高校生はもちろんですが企画に参加して一緒に現場を作ってくれた皆さんのおかげだと思います。
今回参加してくれた方は、4年生や社会人の方も多く、卒業や仕事の関係で普段から会うということは難しいと思いますが、また機会があればたくさん話しましょう。
改めて、今回の企画を一緒に作り上げてくれた皆さんには本当に感謝しています。
ありがとうございました。

司会をする様子
直前シミュレーションの様子

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