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電動キックボードを所有する「デメリット」+Richbit es1 pro特有のメリットデメリット

電動キックボードを買った

今年の1月に電動キックボードを買った。去年の年末に無人駐輪場に止めていた自転車を鍵もないのにパクられ(パワー系すぎる)、激萎えしたので気になっていた電動キックボードを試しに所有してみることにした。
ちょうど購入してから1ヶ月経ったので、今回は電動キックボードの買ってからじゃないと見えない「デメリット」についてまとめておこうと思う。(メリットは探せばいくらでも出てくると思うので他の記事を見てください)

ちなみに筆者が購入したモデルはこちら。
https://www.jpstars.shop/shopdetail/000000000386/


1,駐輪場に停められない

電動キックボードは特定小型原付なので、よくある自転車用の駐輪場には停めることができない場合が多い。そもそも電動キックボードのタイヤが駐輪場のラックにかからないので、無人の駐輪場は絶望的。有人のただただ置いておくタイプの駐輪場も自転車のみ取り扱い可能なところが多く、筆者の場合自転車に乗っていた際に利用していた駐輪場は全滅で、買い物する場所や駅から3分ほど離れた原付も停められる駐輪場に止めざるを得なくなった。

こういうラックにタイヤが入らない(引用:wikipedia

これはかなり気になるデメリットで、今まで無料で駐輪場に止めていたのが毎回200円かかるようになってしまい、思いもよらない金銭的な負担になっている。

筆者は東京在住なのでもう少し地方在住の場合は駐輪代も安かったりするだろうが、兎にも角にも電動キックボードを購入する前に、それで行こうとしている場所の近くに停められる場所があるかは確認しておく必要がある。
筆者は何も考えずに購入してしまったため、購入を検討している方は注意してほしい。


2,盗まれる心配を常にしなければならない

筆者が自転車をパクられたことも多少は影響しているが、停めているときも電動キックボードを盗まれないか不安で気になってしまう。
特にRichbit es1pro は軽量さが売りの製品なため、さらに盗難の危険性が高い。
筆者は車体にバイク用の振動で音が鳴る警告機スマートタグをつけ、停める時には自転車用のワイヤーでロックしているが、工具さえあれば盗むことは可能なので、停めて離れるときに常に少し不安を感じなければならない。
流石に杞憂かもしれないが、高級自転車と同じように盗まれる心配を少しはしておかないといけないのはデメリットに感じた。


3,パンク、故障した際に頼れるところが少ない、あったとしても費用が高い

電動キックボードは日本ではまだ普及しておらず、従って何かトラブルが起きた時に対応できるお店も少ない。
Richbitは修理を取り扱っている店がまだ多い方だが、結局そこに持っていくために手間がかかるため(車を持たない場合、専用の袋を購入しそれにしまった上で電車で修理店まで持っていく必要がある)、そもそも修理が必要になった際の時間的コストも大きい。
また競合も少ないためか工賃も高く、私がパンク修理の見積もりをお願いした際には8800円かかると言われ驚愕した。(自転車の3倍以上する)
なので電動キックボードを所有する場合はそもそも故障しないようにメンテをしっかりやり、故障した際には高い修理費を払うか自分で修理するかを選択する必要がある。
なのでマメな人、お金持ちか自分で修理するやる気のある人でないと厳しい。

ここまでは電動キックボードの全体的なデメリットを記載したが、筆者の購入したRichbit es1 pro特有のメリットデメリットについてもまとめておく。

Richbit es1 proのメリット

1,安い

価格が約7万円とまともに公道で走ることのできるモデルではダントツに安い。
比較対象はこんな感じ。

swallow ZERO9 Lite(14万円)
COSWHEEL MIRAI T Lite(18万円)

とにかく安いものをという人にとって、この価格差はかなり魅力的に思える。

2,軽い

またRichbit es1 proは車体重量も約14kgと最も軽く、上で挙げた2機種(それぞれ約20kg,約22kg)よりも持ち運びがしやすいというのも一応メリットとして挙げられる。どの機種も折り畳みができ車などでの持ち運びも想定されたモデルではあるが、一番持ち運びやすいのはRichbit es1 proだろう。

Richbit es1 proのデメリット

1,安定感がない

これは軽いことの裏返しではあるのだが、LUUPなどの機体と比べてかなり安定性に欠ける。特に乗る部分は足幅ギリギリのため、実際に乗る時には少し足がボードから出た状態になってしまう。
安定感が欲しい人は選ばない方が良いだろう。

2,バッテリーが持たない

バッテリーは想像以上に持たない。スペックを比較するとこんな感じ。

Richbit es1 pro 36V 7.0Ah
swallow ZERO9 Lite 48V 13.0Ah
COSWHEEL MIRAI T Lite 48V 10.0Ah

他の機体を所有していないため詳しい比較はできないが、es1 pro は1週間に1度は充電が必要になる。
ジムや買い物の往復で使用しているだけなのでそこまで遠くに行っているわけではないのだが、2週間は確実に持たないため、思ったより充電が必要になるのは理解して購入した方が良い。

3,機体に直接充電する必要がある

このデメリット自体は他の電動キックボードでもあるのだが、充電方法が車体に直接充電ケーブルを差して充電する形式のため、賃貸の方だと玄関先でとんでもない充電光景を爆誕させることになる。
es1 proは充電スタンドも公式には販売されていないので、充電の際にどこかに立てかけるしかないのも無視できないデメリットと言えるだろう。

とんでもない充電光景


まとめ

電動キックボードが大いに役立つのは以下の4点が満たされる場所になるだろう。
①駐輪という概念が薄い
②盗まれる心配がない
③交通事故の危険が少ない
④自宅の駐輪スペースで充電できる

上記が満たされる、例えば離島の島などではかなり便利なものになるが、一方で東京を含め多くの地域ではまだまだデメリットの方が目につく場面が多い。

私はデメリットを含めて買ったこと自体に後悔はないが、もし気になっている人がいたら一歩立ち止まってデメリットを踏まえた上で購入するかどうかを決断してほしい。



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