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大規模基幹システムから、真のDXを推進中。パーソルグループのITネクストフェーズに向かう私たちの現在

パーソルグループ全体に対してIT技術を提供する、グループソリューション統括部。200人の社員が在籍し、システム開発を行う部門の中では社内で最も大きい組織です。そんなグループソリューション統括部を牽引するのはエグゼクティブマネージャーの原山さん。2018年まで関西で開発事業の立ち上げや拠点、組織の統合を指揮するゼネラルマネージャーとして活躍し、2019年4月からグループソリューション統括部の組織づくりに奔走する今、原山さんが考える「グループ全体のDX(Digital Transformation)を牽引する部署」ならではの仕事の魅力、活躍できる人材とは?

40億のビジネスを動かし、グループ全体の成長を加速

――まず、グループソリューション統括部の概要について教えてください。

グループ内外にプロジェクト型のシステム開発を行う当社では、クライアントの約3割がパーソルグループ企業です。その3割のグループ向けの開発機能を集約している組織がグループソリューション統括部で、次の3つの部門から構成されています。

■スタッフィングソリューション部
パーソルグループの大手派遣会社に対し、基幹システムの開発から運用・保守までワンストップでITソリューションを提供しています。派遣・BPOセグメントと言われるグループの中で一番大きい部門です。

■リクルートメントソリューション部
パーソルグループの企業が運営する、転職支援サービスやアルバイト情報サイト。その大規模webサービスの開発から運用・保守まで、こちらもワンストップで提供する部門です。

■プラットフォームソリューション部
グループを横断して利用するシステムを取りまとめる、パーソルホールディングスの「グループIT本部」に相対し、その実行を担う部門。パーソルグループのクラウド基盤の維持保守やサイバーセキュリティに関わるチームの推進と施策運営を手がけています。

――グループソリューション統括部ではどんなミッションを掲げているのでしょうか?

労働人口が減少していく中で、「ITを使って事業成長をいかに加速させるか」がグループ全体の課題です。その中で、IT活用の高度化やITによる付加価値の創出を牽引し、パーソルグループ全体の成長に貢献していくことが私たちグループソリューション統括部のミッション。
昨今注目を集めているDX/ITXを提供しており、グループにおいても重要な役割を担っています。私たちの部署だけでも約40億円のビジネスを動かしているので、その規模感は魅力でもあり、難しさでもありますね。

大規模な基幹システムで、真のDXが実現できる

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――グループソリューション統括部で働くやりがいについて教えてください。

3つの部門に共通しているのは「案件の規模が大きい」ことと、「長期的な視点で固定クライアントを担当できる」こと。顧客は自社グループの固定クライアントでいずれも業界大手になります。担当するシステムの規模は大きく、顧客志向の強いプロフェッショナルとして大規模システムを長期的に支えていくやりがいがあります。

さらに、大規模な基幹システムを保有しているからこそ、本当の意味でDXを進めることができます。私自身、これまでパーソルグループ以外のお客様にシステム開発を提案してきました。その際、AIやコグニティブなど様々なDXを求められ、最終的には「基幹システムにどう接続していくか」という問題に行き着くことが多かったんです。それが要因となり、要望を形にするのが難しい場面もありました。しかし、当社の基幹システムを持ってすれば、最新技術を駆使したDXにも確実に対応できます。その結果、自身の経験値も上がっていくでしょう。

また、各部門で見ても、それぞれ特徴があり、やりがいがあります。

■スタッフィングソリューション部
派遣事業の基幹システムとして、派遣スタッフとクライアントのニーズをマッチングさせ、契約から支払い・請求管理をシステム化。地域や登録者様の年齢、職種、業態など、システムには多くのデータが蓄積されていますので、このデータを分析し、業務そのものの改善や、システム機能追加をお客様と共に議論し、システムを育てています。システムの維持管理だけでなく新しい技術を活用した機能開発も行っていて、例えば、画像解析技術を使って登録者の顔のパーツから特性や性格を分析、それを人材マッチングに活用できているんです。今後は画像解析の機会学習やユーザーの行動分析機能なども追加していく予定です。こうした先端技術に触れる機会は、エンジニアにとって魅力になると思っています。

■リクルートメントソリューション部
既にブランドが構築されているサービスの価値をさらに高めていくことは、単純ではありません。1つのサービスの中にサイト、基幹、データ分析、RPA、オンプレ、クラウド等さまざまなジャンルのシステムが存在し、幅広い技術に触れることができます。開発スタイルもアジャイルからウォーターフォールまで様々。あらゆる技術・手段の中から課題解決に向けた道筋を探り、多彩な経験と広い視野が得られます。

■プラットフォームソリューション部
クライアント環境の設定やサイバーセキュリティのアラート採用など、グループ全体のインフラ構築やITガバナンスの統制に携わる業務には、大規模環境ならではの複雑さが存在します。ここでの経験はインフラ担当としての大きな成長につながるでしょう。専門知識が必要とされる業務は専門チームと連携して対応するので、安心感もあります。

クライアントと共に「グループの未来」を創っていく

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――グループソリューション統括部ではどんな人が活躍していますか?

やはりマインド的に重要なのは「顧客志向」ですね。とにかくクライアントと一緒に考え、意見を出し合いながら、チーム一丸となって「最新技術を使ってどう課題を解決するか」など、最適なやり方を模索する必要がありますから。

スキル面で言うと、アプリケーション開発のPM経験がある方。その上で、大企業の大型プロジェクトのコントロールに挑戦したいという方は活躍できると思います。プロジェクトの規模が大きくなれば、それだけ難しさも増していきます。PL/PM経験があり、「より大きなプロジェクトに挑戦したい」方も得るものは大きいでしょう。

実際、競合他社や中規模のSIerで開発をしていて、「より上流で大きなプロジェクトをマネジメントしたい」「頻繁にプロジェクトを変えるのではなく、固定顧客に向き合いたい」という理由で当社に転職してきたエンジニアも多いです。そういった希望に応えられる環境は十分にあります。

世の中の流れもそうですし、当社でもAI・クラウドなどを活用したDXの推進を行っていきますが、必ずしも入社時から最新技術に対する知見が必要というわけではありません。「顧客志向」や「折衝力」があれば、社内の機能を活用してプロジェクトをマネジメントできると思います。当社には専門分野を極めた人や最新技術に詳しい人など、様々なタイプのエンジニアが在籍しています。様々なエンジニアと連携しながら、顧客の要望を実現できるような方が当社で活躍できると思います。

社内外との連携でシナジーを。組織づくりにかける想い

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――最後に、今後の展望について教えてください。

グループソリューション統括部に所属する社員の95%はエンジニアなので、一人ひとりの志向に合わせたキャリアパスを用意できる環境をつくりたいですね。スペシャリストもゼネラリストも育てられる組織になれば、より顧客ニーズに応えられるようになるので。そのためにも、キャリア形成や育成方針などロードマップを開示していきたい。

また、キャリアチェンジについても本人の希望を考慮しながら積極的に推進していくつもりです。当社には半年に1回社内公募で異動の機会を提供する「キャリアチャレンジ制度」があり、部門を超えたチャレンジができるので、活用してほしいですね。会社として強みを発揮していくにはナレッジの共有が欠かせないので、そういった意味でも、戦略的にキャリアチェンジを促進することが今後さらに重要になると思っています。

今後パーソルグループは、デジタル化や自動化、DXに対するシステム投資が拡大されていくことでしょう。次の10年をかけて顧客企業においても大きなシステム改修が行われていくはずです。今期・来期はそのフェーズに向かって勝負の年。他の統括部やベンダーパートナーと組んで、顧客ニーズに応えられるような体制を強化し、パーソルグループのITの核としてより大きな価値を提供していきたいですね。


グループソリューション統括部では、プロジェクトリーダー、プロジェクトマネジャー候補を募集しています。興味をお持ちの方は、こちらからご応募ください!


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