アフリカのラーメンの夢

NHKの自然番組の撮影に同行している。カメラマンがクレーターの外輪山からドローンを飛ばすと、緑豊かな美しい映像が映し出された。そのまま1カットで低空まで寄ってほしいと思ったら、その通りになった。湖のそばに店があった。

気付くと店の中にいた。撮影スタッフは私を含め4人。すでにラーメンを食べ終わったスタッフ(レンジャー風の黒人男性)が、私のラーメンを「食べてやろうか?」と言ってきたので、「熱いから冷めるのを待ってるんだ」と断った。でもおすそ分けに小さなラーメンセットを作った。おいしそうだ。

それを渡す前に、彼は向こうへ行ってしまった。(彼は白人男性になっていた。首から下はマントのようなのを被っていて、キリスト教の聖職者のようでもあり、軍人のようでもある。)

それにしても肉が多い。ラーメンは1皿なのに、4つのトレイに大量の肉が盛り付けられている。ここでは小麦より野生動物の肉の方が安いのだろう。1つかじってみたが、とても固い。

次の瞬間、軍隊が店に攻め込んできた。まだラーメンをひと口も食べていないのに!迷ったが、命には変えられない。姿勢を低くすると、となりにスタッフの1人(女性)がしゃがんでいた。彼女は小さな銃を私の足元へポイと投げ、もう1つの銃を持って走った。でも数秒後、彼女は撃たれ、床に倒れてしまった。生死は不明。弾の飛んで来た方向を見ると、軍隊のトップが指示しているのが見える。私に銃が扱えるだろうか?

ひと口だけでも食べておけばよかったなぁ。🍜

とりにえさをあたえるぼたん