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iPhone 15の電源アダプター選び

最近のiPhoneには電源アダプターが付いていない。すでに持っている人も多いので、欲しい人だけが買い足せばよいということだと思う。噂ではiPhone 15シリーズのUSB-Cポートは最大27Wらしいので、30W以上を条件に探すことにした。

こちらはAppleの35W電源アダプター。ちと高い。

なのでこちらを選択した。

流行りの「窒化ガリウム」タイプ。「シリコン」より電力の変換ロスが少なく、発熱が少ないので「小型化」できるらしい。価格も高くはないので、これから買うなら「窒化ガリウム」が良いと思う。

知らないメーカーだけど、「PSEマーク」はあるし、とくに問題はなさそう。

47W(27W + 20W) 横31 × 縦41 × 奥行44.5mm 78g

最大47Wで、2ポート同時に使用すると27W + 20W。iPhoneを2台同時に急速充電できる出力だ。

100WのUSB-Cケーブルも付属している。たぶんeMarker内蔵。

USB-C PD 100W 1.2m 30g

持ち歩き用に短いケーブルも買ってみた。ダイソーで110円。

USB-C PD 60W 0.5m 15g

こちらのグラフはiPhone 15 Proを充電したときの「%」と「ワット数」を記録したもの。

ダイソーのケーブルでも問題なく充電できていたし、「USB-IF認証」のケーブルと比べても大差なかった。

比較に使用したケーブルはこちら。

充電にかかった時間は「50%:25分」「100%:1時間半」くらいだった。おそらく電池を守りつつ快適に使うための理想的なカーブがあり、そのカーブに合うように充電速度が調整されているのだと思う。ちなみにiPhoneの設定は「充電の最適化:なし」「ロック状態」で記録した。

計測中はワット数が常に変動していて、とくに小数点以下は安定しないので、数秒間安定したタイミングを狙って記録するようにした。また、充電開始から1分間はとても不安定で、瞬間的に20Wを超えることもあった。おそらくiPhoneの起動に電力を使っているからだと思う。以降は20W以下だったので、iPhoneの充電だけなら20W程度の電源アダプターで十分かもしれない。

20WならApple純正でも割と安い。

それから、ゲームで遊びながら充電するとどうなるのかも記録しておいた。やはりiPhoneの起動時に瞬間的に24Wまで達したことはあったけれど、以降は21W以下だった。後半の断続的な変化は、電池の発熱を抑えるためのものだと思う。

もう1度記録してみたところ、今回は断続的な変化が少なかった。ゲームのプレイ状況によっても変わるのかもしれない。

まとめると、ゲーム中には20Wを超えることもあったけれど、全体から見れば短い時間なので、iPhone 15シリーズの充電には20Wの電源アダプターで十分だと思う。USB-Cケーブルの方は、少し余裕を見て60Wを選んでおけば良いと思う。

100Wのケーブルを選ぶ際は、「USB-IF認証」もしくは「eMarker内蔵」と書かれたものを選んでおくことをおすすめしたい。


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