ワンピースオンアイスと過ごした夏が終わった。

9月3日に大千秋楽公演、そして17日の23時59分でAbemaでの配信が終了した。
8月11日から続いていた「ワンピースオンアイスのある夏」が終わってしまった。

一抹の寂しさを覚えつつも、コーザ役の友野一希選手を応援している私はいよいよフィギュアスケートの本格シーズンに入る(今週試合)ので、否が応でも多分頭は切り替わるんだろう。
だから鉄は熱いうちに打てではないけども、今この瞬間に素敵な一夏の思い出ができたんだということだけここに記録しておきたい。

ワンピースオンアイスが発表されてからチケットを買うまで

3月、ワンピースオンアイスなるものをやるよという発表をうけて
「え〜〜〜きになる、けど…………誰でんの？シーズン入るし現役選手集めるのは厳しいだろうしなあ、そもそもワンピースを氷上でやるってどうすんの？」

そもそも長い話の中でどれやるんだよという疑問もあったし、なんかこう概念ワンピース的なショーになるのかな？とか、安直に「青キジとか出るのか〜！！！！！？？？ｗｗｗｗ」とか予想していた。

観に行ってみたい気持ちはあったものの、まあとりあえずキャストが発表されてからだわね…としばし静観。
していた私になんとビッグニュースが舞い込んでくる。

えっ……………………
そういう感じ……………………？？？？？？？
現世界王者が出るの？？？？まじか？？？？

もしかして私が思うより豪華絢爛キャストがくるのか？？？？
と思ったのも束の間、アラバスタ編やるよ！第二弾キャストはクロコダイルに無良崇人さん、ボンちゃんは本郷理華さんだよ！の発表が次々と来て、

「"本気"(本気と書いてマジと読む)だ…………………」

と震えた。
でもそりゃーそうですよね、今や世界的に人気のコンテンツになったワンピースだもん。
ここまでくると、メインキャストは世界トップレベルのスケーターで固めるんだろうな…と感じたし、
実際ビビとかこれ真凜ちゃんじゃない？と思っていた。(イメージが合いすぎて)
ら、友野くんファンの私に嬉しい発表が。

ワァ…………ァ…………！！！！！

この時点で、行こう！！！！！(cv田中真弓)となったものの、最速先行は逃してしまっていた。
いやだって…………友野くん出るって知らなかったんだもん…………

友野くんが出ないとしても、行ってみたいなあという気持ちは、あったんです。
ただね……この時期ちょうど「Fantasy on Ice」というアイスショーに、幕張、宮城、新潟に行くってもう決まってて。

だから推し選手がいないならちょっと厳しいな〜って思ってたんですよ。ない袖は振れない。所詮しがない薄給OL。
でもさ、友野くんの演じるコーザなら絶対すごいだろうなってこの時既に思ったので。
(エンターテイナー友野一希への信頼は絶大)

楽天チケット先行だったかな？申し込んだけど普通に外れた(高望みした)ので先着で横浜初日のS席をゲット。
本当はプレミアムシート欲しかった(小声)

その後ビジュアル発表があって動揺したのは言うまでもない。

横浜1日だけにするはず…だった

そもそもワンピースオンアイス横浜公演、開催日程が8月11日〜の大お盆時代。
多分キャストが発表される前にはもう予定が決まっている人とかいたんじゃねェのか…と思うなどしていた。
私もその1人だった。
今年は久しぶりに田舎へ行く予定を立てていたので、横浜には1公演しか行けなかったんですよね。
だから追いチケは予定になかった。

しかし、本当に？本当にそれでいいの？と思う記事が出ます。

non-noさんによる、友野選手ファンにはお馴染みトモノのモノ語りです。
(時間があれば全部読んでみてほしい…友野くんの人となりがよく分かる)

ワンピースオンアイスの練習風景、友野くんの言葉、ゾロ役の刑事くんとの対談インタビュー、その全てから最高のチーム、真摯に真剣に取り組んでいる様子が分かって、何かとてもすごい公演ができあがるんじゃないか、と。

しかも1カット1カットのお写真、衣装もウィッグもないけど、既に「コーザ」がそこにいるように見える。
「本当に1日だけでいいんか…？」

そしてその気持ちは公演前日のゲネプロ公開でより一層強まります。

がっつりキャラクターなりきってる、し、えぇ、こんな…………ええ？？？？？良すぎない？？？？

語彙力なくてごめん、良すぎる、しかもう言えないんだ…いや、言葉はもういらねェ………分かるだろ、もう…………
同志たちは握手しよう！！！！！！！！！！

そして迎えたワンピースオンアイス初日。
前日にこんなの見せられてワクワクするなという方が無理である。
普段のアイスショーとは違う客層にもドキドキしながら着席。(薄着の方たくさんいたけど大丈夫だったのか)そして開演。

そこにはワンピースの世界が広がっていました……

そしてこう

フラグ回収した。
1日だけと申し込んだはずが…もう名古屋に行くことに決めたのである。
でもさ〜こんなの観たら追加せざるを得ないよね。完敗！！！！！！！！！！
なかった袖は探し出したし作り出した。

しかも何がいいって、フィナーレ撮影可能だったこと。
これにより「え、ワンピースオンアイス…よくない！？」という方がたくさんいて、それでチケット買った人もたくさんいたと思うんですよね。

ただ一つ言わせてほしい……………………

それならそうとサプライズじゃなくて事前に教えてくれ……………………？？？？？？？？

休憩中にフィナーレ撮影できますってお知らせがあって、外に出てる人は気付いてなかったし、フィナーレ本編からすっと入るから気が付かない人も結構いたと思うんだ。
あと撮影できると知ってたらカメラ持ってきた人もいたと思うの、私はなかったけど…

まあそれはそれとして名古屋にはカメラ(一眼)を持っていける算段がついたんで、バッチリ持っていきましたとも！
ちなみにカメラ歴は0日。完全になめている。

日帰りで名古屋公演へ

追いチケすると決めたはいいけど名古屋公演、どの席種で申し込むかはかなりギリギリまで迷っていた。
というのも、撮影できるならやっぱり近くのプレミアムシート一択だろうけど、
プロジェクションマッピングなどの演出が綺麗に見えるスタンドでもいいなあとか。

あとはなにより正面、ショートサイドのアリーナから反乱軍コーザを浴びたい…………！！！！！！！！

「総攻撃を仕掛けるッ！」「国王を許すな！」
あれ正面から観たすぎるでしょ、ねえ。
観れた人羨ましいよお…………

でもロングサイドのがよくみえる演出ももちろんあるし(ペル飛行シーンとか一味とバロックワークスの戦いなんかは私ロングサイドのがたぶん好き)
どちらも捨てがたいよね。

結局名古屋初日で昼夜の2公演とも行きたかったのでプレミアムシートは諦め(てか迷ってるうちになくなった)なんだかんだとロングサイドS席、アリーナの2種類を追加。

ショートサイド前列はまたの機会…………てかショートサイド選べるようにしてほしい………

名古屋公演は、横浜初日で観たものよりもさらにブラッシュアップされて、キャスト全員がさらにキャラそのものになっていました。
一つ一つの仕草が、あまりに自然というか。
立ち姿とか、ふとしたときの目線、はけるまでの動きも。
みんな、本当に隙がないんですよ。
そりゃ日常生活で口調とか出ちゃうよ。

もうこれ友野くんが好きだからというか、コーザのことも好きになってしまっているな。
愛故の怒り、国を取り戻す戦い。でも本当は戦いたくないんだよね。

興奮のあまり勢いのまま呟いたけどときめきオンアイスってなんだよ。

千秋楽も行けたらよかったのだけど、予定が入ってしまってたので2日公演をたっぷり堪能させてもらいました。

せっかく名古屋に行くのなら昼公演前にモーニング、するでしょ！で朝7時の新幹線、
そして公演終わりは夜ご飯食べてから帰ろうと計画をたてたので夜は20時半以降の新幹線という1日フルで使う日帰りスケジュールだったんですよね。

身体的にしんどいかも…って思ったけど、夜公演を終えた私、あまりにも元気もらいすぎて普通なら新幹線寝て過ごすところを、目ガン開きでツイッター(Xとは呼ばない)に感想投下したり写真漁ったりした。

本当に、楽しかった………行ってよかったなあって今でもしみじみ思います。

カメラ持って行って、頑張ってパシャパシャ撮ってみたけど、いや〜〜難しいね。
皆さんが撮ってるようなのは中々…無理でした。いや当たり前だけど。
この写真素敵だなー！と思う方ってきっと機材も色々こだわっていて、撮り方もいろいろ勉強してるんだろうな。すごい。尊敬。

もっとうまく撮りたかったけどこれが初めての一眼なら及第点とさせてください。
止まってる対象ですら撮ったことないのに動く対象撮るのはハードル高すぎました！ハハハ！

フィギュアスケートの可能性

そもそもの話なんですけど、フィギュアスケートのショーって、こういう稽古期間をまとまって取るショーはあまり多くないじゃないですか。

基本的に個人競技だし、海外拠点の選手もいるし、色々と都合をつけたりとか難しかったりするんだろうなーとは思ってて。
(というかアマチュア選手がこういうショーに出てること自体ちょっとイレギュラーではある、へんなの！)

既にあるアイスショーとか、試合の合間を縫って作り上げるのって相当大変だと思うんですよね。
実際横浜と名古屋の間でショーや試合に出てるスケーターもいたし。

だからあまり大きな声でやってくれ〜！とは言えなかったけど、もう少し観てみたいよなぁというファン心理があったので、そういう意味でもこのワンピースオンアイスが観られたのは嬉しかったんですよ…。

初めはフィギュアスケートでまるきりファンタジーの世界をどう表現するのかな？大丈夫なのかな？という気持ちが多少あったけど、
終わってみたらその心配は一体なんだったんだと思うぐらい、「フィギュアスケートでこういう世界も作れるのか」とただただ感心したし、無限の可能性を感じましたね。
表現の世界、奥深い。

たぶんそれってキャストのみなさんとか、演出や振り付け、衣装などスタッフさんの心配するところでもあったと思うんですよね。
ワンピースという人気コンテンツだからこそ実現したんだろうなと思う一方、ワンピースという人気コンテンツだからこそのプレッシャー…

特に演じるキャストさんのプレッシャーって多分競技で感じるそれとは違うものだったりするのかな？とかね、怪我とか体調とかも含めて。

私はワンピースは比較的ライト読者なので、思い入れとか、解釈とか、そこまで自分の軸みたいなものはない方なんだけど。

だからワンピースファンの方の良かった、という感想に、私もよかった…となってた。(誰？)

あとはなんか、フィギュアスケートのハードル？がちょっと下がったようにも感じていて。
いやもちろんいい意味で。
フィギュアスケートの楽しみ方がさらに広がったんじゃないかなぁと。

普通にシーズン入ると地上波で流れることも多いけど、フィギュアスケートってさ、
技の名前とか、ルールとか、まじで分からないじゃないですか？？？？
私フィギュアスケート自体は小学生の頃から好きでなんとなく10数年みてるけど、
今でもルール全ては理解できてないです。技も。
ルールなんかは特に毎年改正が入るし、その情報を調べるのも結構大変なんですよね…。

一昨日出たファミ通.comさんのこちらの記事、
「すごさを伝えるための共通言語を手に入れた」と書かれていて、

それ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！！
と首がもげるほど頷いてしまった。


まあ結局のところ何が言いたいかというと、
ワンピースオンアイス、良かった……………………に行き着くわけですよね。

とにかくこの公演を無事見届けられたことにひたすらに感謝です。
千秋楽の配信があったのも大変助かった。

本当は円盤欲しいけどね！！！！！！！！！！

円盤…出るかな〜どうなんだろう…………

オマケ(配信観た上で好きポイントの羅列)

そんな感じでとにかくこの夏はワンピースオンアイスを楽しみましたというただの一オタクの記録でした。

昨日配信が終了してしまうということで超ギリギリ滑り込みで通しでみたんですが
勢いでココイイよな〜！と思うところをガシガシメモしたのでおまけで置いておきます。暇な人だけ読んでくれ。

じゃ〜な〜！！！！！まったな〜！！！！！！！