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物語は人を物語る~giftに気づく~

こんにちは キャリアコンサルタントの斉藤ももです

担当している授業で
「好きな作品を紹介する」というテーマで学生に
発表してもらっています

ここで 毎回実感することがあります

同じ作品であっても人によって捉え方は全く異なる
ということです

作品は 小説・漫画・映画・アニメ・映像作品・絵画…
何でもOKというものです
クリエイターの紹介ではなく “作品” であること

自分の “好き” を堂々と発言できること
相手の “好き” をありのまま受け止めること

これは意外と今の時代は自由そうに見えて
不自由にも感じています

これを言ったら誰がどう思うのだろう…
そんな考えをするなんてアイツは変わっている…
自分の発言が受け入れてもらえるかの不安
自分の物差しを無意識に使ってしまう習慣

相手をありのままとして受けとめること
その上で自分の考えを大切にすること
本当はこれが多様性なんだろうと思います

人の感想はとてもカラフル

好きなものを自由に と伝えているので
みんなその作品への愛があって
熱量高めで紹介をしてくれます

その作品を知らなかった自分は
「面白そう」「読んでみたい」「観てみたい」
というワクワク感があります

そして同時に そのオススメ理由などで
語られる要素に
そこに着目するんだー 新しい視点!
と思ったりします
自分の硬くなった頭では出てこないような視点に
思わず ありがとー と伝えたくなります

一応“先生”という立場なので…
プレゼンテーションの点でも見なくてはなのですが
そんなのどうでもいいくらいに
私はワクワクして見てしまう…というのが本音です

学生のみんなの感想は カラフルで とても素敵です

物語も十人十色

あらすじ1つをとっても
実は全く同じ話をする人はいないのです

大まかな流れは同じだとしても
その表現の仕方や 手厚く話したい部分と
端折って話していいと判断する部分など
人によって本当に異なるものです

これはサビカス(Savickas,M.L.)
キャリアストーリー・インタビュー
「好きなストーリー」を尋ねる方法があります

サビカスはこのように言っています

通常、クライエントの好きなストーリーには、クライエントの人生における中心的な問題と、その問題にどう対処することができると考えているかが明確に描き出されている。カウンセラーは、クライエントの話を注意深く聴くことで、クライエントがお決まりの台本をどう解釈し、どこがよいと思っているかを理解する。

『キャリア・カウンセリング理論』マーク・L・サビカス

本当に相手を理解すること
自分自身も気づいていない自己概念
人って愚かなところもたくさんあるけれど
とっても豊かだなーとも実感する毎日です

できれば目の前の人の
誰もが 自分も 持っている欠点に気づくのではなく
豊かさ カラフルさ に気づける自分でいたいです
目の前の “gift” に気づいていきたいなと思います

あなたが出会う人たちから
たくさんの “gift” を得られますように!

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