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米国防総省、イエメンの米軍駐留についてホワイトハウスと矛盾/The Cradle

【米国防総省、イエメンの米軍駐留についてホワイトハウスと矛盾】

- ホワイトハウスは、米軍がイエメンに駐留しているのはアルカイダ関連グループと戦うためだと述べているが、

米国防総省は、貧困にあえぐイエメンに対する新たな空爆作戦が展開されるなか、これを確認するつもりはない。-

1月、サダ市での空爆による被害を視察するイエメンの人々。
(写真:Agence France-Presse - Getty Images)


1月27日付の『インターセプト』誌の報道によると、アメリカ国防当局者は、#アメリカ軍 が戦争で荒廃した湾岸諸国に実際に駐留していることを最近認めたにもかかわらず、イエメンに駐留軍はいないと主張している。

1月17日、あるジャーナリストが米国防総省のパット・ライダー報道官に、イエメンに米軍は駐留していないと断言できるかと尋ねた。

ライダー報道官は「米軍が駐留していることは知らない」と答えた。

しかし、ホワイトハウスは12月7日、「アラビア半島のアルカーイダとISISに対する作戦を実施するため、少数の米軍兵士がイエメンに派遣されている」と議会に報告した。

国会議員として #イエメン 問題に取り組んだJust Foreign Policyのエリック・スペリング事務局長は、ライダー准将が「より大きな精査を避けるために、この問題を回避しようとしている」可能性があるとThe Interceptに語った。

国防総省の高官も、イエメンを空爆したにもかかわらず、アメリカがイエメンと戦争状態にあることを否定している。

国防総省のサブリナ・シン副報道官は1月18日、「われわれは戦争状態にあるとは考えていなません」と述べた。 「私たちは地域戦争を望んでいません。」

記者会見に参加したあるジャーナリストは、「我々はこれまでに5回も #爆撃 を行った…これが戦争でないなら、戦争とは何だろうか❓」と答えた。

今月、アメリカはイエメンに対する新たな空爆作戦を開始した。

イエメンは現在、抵抗運動 #アンサララ によって主に統治されている。

アメリカと #イギリス の支援を受け、#サウジアラビア と #アラブ首長国連邦 は2015年から2022年にかけてアンサララとの戦争を戦った。

今月のアメリカの空爆作戦は、アンサララ率いるイエメン軍が紅海でイスラエルとつながりのある海運船を攻撃し始めた後に行われた。

アンサララは、26,000人以上のパレスチナ人を殺害し、ジェノサイド(大量虐殺)であると広く見られているイスラエルのガザに対する軍事作戦の停止を望んでいる。

しかし、イエメンでのアメリカの空爆作戦が始まると、「国防当局者は突然、イエメンにおけるアメリカ軍のプレゼンスについてより寡黙になった」と『インターセプト』紙は指摘する。

アメリカ政府高官は、米軍がイエメンに駐留しているのはアルカイダ関連グループと戦うためだと主張しているが、

BBCが1月22日に発表した調査では、アメリカの緊密な同盟国であるUAEが、人口がまばらなイエメン東部で首長国の支援を受ける南部暫定評議会(STC)のために戦うアルカイダ過激派を雇っていることが明らかになった。

調査の中で引用された内部告発者がBBCに提供したのは、「現在STCで働いている元 #アルカイダ メンバーの11人の名前が書かれた文書」で、その中には過激派グループの元高級工作員も含まれていた。

複数の情報筋がBBCに語ったところによると、アルカイダの元高官であるナセル・アル=シバは現在、STCの武装部隊の司令官を務めている。

(了)

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