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ブースデザインの舞台裏、マーケティング・テクノロジーフェア2019編

こんにちは。ユーザベースグループのFORCAS/JVRのデザイナー、廣田(@nacchin777)です。

先週の2/7(木)- 8(金)、FORCASとしては2回目となる、マーケティング・テクノロジーフェアに出展しました。・・・というわけで、記憶もまだホットなうちに、ブースデザインの舞台裏をここに記しておこうと思います。

これまでのブースデザインの舞台裏はこちらをどうぞ。

マーケティング・テクノロジーフェア、ブースデザインの舞台裏
ブースデザインの舞台裏、JAPAN IT Week春編
ブースデザインの舞台裏、営業支援EXPO編

思えば、初めて、ブースのデザインを手がけたのは、去年のマーケティングテクノロジーフェア。あれから、ちょうど1年かぁ。右も左もわからなかった当時から比べたら、少しは成長できたのかしら。

さて、本題へ。

過去最小サイズに挑戦

今回のブースの形状はこちら。過去3回の展示会の中でも一番小さいサイズでした。昨年のマーケティング・テクノロジーフェアと比較すると、ちょうど半分になっている。。。

ただ、幸いにも三方向がオープンな立地なので、三方向からの人の流れが期待できます。それに、開放感もある。

加えて、周辺の出展企業の顔ぶれ。中でも、FORCASととっても相性の良いMarketoさんがお隣りに。MarketoさんのMAツールを使っている企業さんは、FORCASととても相性が良いので。

…と、立地的には最高なんですが、いかんせん、小さい!涙

高さ制限という壁

加えて、今回の課題は高さ制限。
ブースの広さによって、高さ制限が変わる!

(そんなの知らなかったよ。。涙)

毎回、学びがありますね。

これまでの広さだと高さ制限は3600mmぐらい。なので、壁面の上部にロゴを置いても、遠くからでも目に入ってきたし、グラフィックを大胆に配置することができました。

しかし、これが、2700mmとなると...

あまりこの差がどういう感じか、イメージわかないですよね?
... というわけで、こんな図を用意しました。

この制限が、会場全体を見回した時に、どんな印象になるのか? 周辺のブースは、どこも3500mmだろうし、FORCASがこじんまりと小さくまとまって見えやしないか?…と、とっても不安でした。

この制限をかいくぐる隙間がないかと、粘って粘って考えて、こんなことを提案。

あっ、この図じゃ意味がわからないですよね。笑
でも、伝えたい要素はここに入っています。

壁の上端に、ロゴの一文字一文字にロウソクのように刺したらどう?って思ったわけです。壁の高さは2700mmの制限を守り、だけど、そこからロゴが上に飛び出すような感覚で。せめて、ロゴだけでも、高い位置に置けないかと思って。苦笑

しかし、業者さんにはあっさりと、それはNGです!と言われちゃいました。ですよねぇ。笑

階段のような段差を

高さ問題はどうしようもありませんが、そこをなんとかカバーしようと、知恵を絞って考えました。目指すのは、シンプルだけど個性が光るブース。

今回は三方向がオープンなので、壁は一面のみ。これまでのブースでは、壁面は一様にフラットな状態で、そこにグラフィックを載せていました。今回も、最初の案では、フラットな平面をどう活かそうかを考えていました。

しかし、出来上がったCGイメージを見ても、なんかワクワクしない。展示会参加も4回目となると、CGイメージが上がってきたときの新鮮味がなくなってしまったんでしょうか???

いや、、、そうじゃない。

ここには、何のチャレンジもないんだ。

前回までの経験を活かしているので、決して、悪いわけではないものの、どこかで見たような、ある意味、安心感漂うブースデザインになっている。うまく説明できませんが、それがマイナスなわけではないんです。

でも、拭えない違和感。。。

そこで、美術館や博物館のサイトを見たりして、あらためて情報収集。中でも、こういうときに、よく見に行くのが21_21 DESIGN SIGHTの記事。そこには、展示物の紹介はもちろんですが、会場の写真もたくさんアップされているので、とても勉強になります。

そうやって、うろうろとネットをさまよっていると、ぼんやり浮かんできたのが、フラットじゃなくて凹凸を付けてたらどうだろう???というアイディア。

協力業者さんには、そんなイメージを「階段のような段差を!」と伝えて、施工可能な範囲の段差をつけてもらいました。そして、出来上がった最終イメージのCGがこちら(↓)です。

段の部分はいつものダークブルーにして、全体的な引き締め効果を。(CGのブルーは、実際の色よりも明るくなっていますが。。。)

1面の壁が3面のようになり、それぞれに違うテーマのコンテンツをおいても、違和感がありませんよね。

おもしろみに欠けていたブースが、奥行きのあるものに変わり、引き締め効果までも。予想外に、いろいろな課題が解決できたと思う。←自分で言うな。笑

残念ながら、今回は、前日の設営のみに参加。仕事の関係上、開催期間中にブースを訪れることはできませんでしたが、良い展示会だったようです。うぅ、、、行きたかったな。笑

今回のブースデザインも、新しい学びがあり、新しいチャレンジがあり、、、と、最後までドタバタでしたが、作り手である私たちの想いが来場者の方々に伝わっているといいなあ、、、と心から願います。

ブースにご来場いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

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