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【友情結婚】妊活編②始動期

ブライダルチェックを受けてみようということになり、ひとまず対応している産婦人科探しを始めました。


私は有難いことに今までの人生で婦人科にいくようなトラブルがほとんどなく、会社の健康診断で仕方なく子宮頸がん検診を受けた程度。
その時は、例の「性行為経験はありますか?」の項目が当てはまらなければ無理して受けられなくても…とやんわり言われたりしました(結局、会社が費用負担済だったので受けました)。
※ちなみに子宮頸がんの原因であるウィルスは異性間の挿入を伴う性行為以外でも感染のリスクは0ではないようです。詳しくは専門機関でお調べください


検診は会社手配の検診専門病院での受診だったため、クリニックは未経験。はじめて近所の産婦人科を検索してみたわけです。車ですぐ行けて、今後のことを見据え仕事をギリギリ定時で切り上げて通えそうなところとなると、田舎なので数件しか候補がない!その中でも口コミで割と評判の良いところに行ってみることにしました。


今さらですがブライダルチェックとは…

結婚前の女性を対象にしたトータルチェック(検診メニュー)のこと。いずれ子供をもちたいなら、結婚する・しないに関わらず、1度受けておきましょう。

オムロンHPより


私はすっかり勘違いしてましたが、ブライダルチェック=不妊治療のとっかかりという訳ではなく、単純に婦人科の詳しい健康診断のことを指すんですね。クリニックによっては男女揃って受けられるメニューがあったり、詳細な血液検査など金額に応じてオプションがつけられたりするようです。
私たちも女性メニュー、男性メニューをそれぞれ受けてみることにし、予約をとりました。


一般的にはこんな検査がありますよという例をあげておきます。(※印は女性のみ)

  • 経腟超音波検査※

  • 子宮頚がん検診※

  • 感染症検査(B型肝炎・C型肝炎・梅毒・エイズ)(男女とも。血液検査)

  • 風疹抗体検査(男女とも。血液検査)

  • クラミジア抗原検査※

  • 腟分泌物検査※

  • 子宮内膜症検査※

  • 精液検査(男性のみ)

受診当日は特に食事の制限等はなく、簡単な問診があった後に採血と内診(男性は精液採取)をします。問診では生理周期のことや生理痛などの自覚症状があるか、あとは基本的な健康チェックのようなアンケートを記入しました。


私たちの場合は性的な関係のない結婚という恐らく特殊な例にあたると思ったので、夫婦生活の話に言及されたらいずれ性行為なしで妊娠を希望することまで説明しようと意気込んでましたが(笑)、前述の通りブライダルチェックは不妊治療とはまた別なので特に触れられることもなくスルーでした。
よく考えたら健康診断で夫婦生活はどうですか?なんていきなり聞きませんわね。構えすぎてました。


子宮頸がん検診の際は、性行為経験の有無で挿入する器具の種類を小さいものにしてくれたり配慮がありますが(施設にもよります)、経膣超音波検査では基本的にサイズ一択だと考えられるので苦手な方は注意が必要です。隅々まで見るために動かしたりした時には痛みもあります。声かけ等は一応ありますが、まぁこれは経験あろうがなかろうが多分痛いので、慣れるしかない…。


私たちが行ったクリニックは男性医師が担当でした。これも気になる方は先に調べておくほうがよいと思います。内診時はもちろん誰の顔も見えないし、医師にとっては毎日毎日何百人と診察するうちのひとりとしか見られてないので大して気にしない精神のほうが楽です。
分かってるよ!と言われそうですが内診台にのる時は下着を外すので、スカートで行くと下半身すっぽんぽんにならなくて抵抗感が若干薄れます(これ初めての検診の前に言われなければ気づかなかった!それぐらい無知でした)。


簡単な結果はその日のうちに聞け、時間がかかる血液検査は後日改めて結果を聞きに行くという形でその日は終了しました。金額は2人で30,000円ほど。


私のほうは子宮に小さい筋腫ができてますね〜と言われてびっくり(4人に1人ぐらいの割合であるらしい)。妊娠出産には特に影響なく治療も今は必要ないものの、定期的な経過観察は要りますとのことでした。確かにここ数年、経血に小さい塊が混ざることがある…ような?程度で自覚症状らしい心当たりもほぼなかったので、こんな機会がなければまず受診しようとも思わなかったはず。それだけでもとても良かった。


さらに、自分とは関係ないだろうと思っていたカンジダ菌の増殖があると指摘され、膣坐薬と外用薬(軟膏)のふたつの薬を処方されました。
これこそ全くの無症状で、言われた時はぎょっとしましたが体内に元々持っている常在菌が関係していて性感染症というわけではないんですね。きっかけがあれば誰でもカンジダ症を発症するリスクはあります。これもお恥ずかしながらこの歳までよく知らなかったので、今回治療してみて知識が増えました。


最後に所感ですが、待ち時間がめちゃくちゃ長いのが辛かった…。土曜日だから特別そうなのかと思いきや、いつ行っても基本的には混んでるので個人クリニックにかかるなら時間の余裕は必要だなと感じました(あと暇つぶし道具も)。通常の受診でも予約ありだったり、待ち時間は一旦帰れたりと柔軟なところを探すのも手ですね。

幸いにも、不妊に繋がる因子が今回の検査では見つからなかったので、いよいよ妊娠に向けて本格的な方法の検討が始まりました。


さて、ここからは男性目線のブライダルチェックの話です。

ブライダルチェック=妊娠できるかどうかの検査、という漠然としたイメージがありましたが、まさか自分が受けることになるとはね…
【なかなか妊娠しないから検査したら、実は男側に問題があった】って話、時々聞きません?
ましてや性生活のない我々夫婦のことなので、何より自分自身に問題がないのかチェックしておきたかったですね。

(子どもがほしいのに、結婚後に子どもができない体と判明したらどうしてたんでしょうね?子どもがほしい友情結婚の場合、結婚前に検査しておいても良いのではと思いました)

検査の一連の流れはメイコさんが書いた通りです。
クリニックには男性はほとんどおらず、いたとしても女性の付き添いのように見えました。
男性で検査を受ける人はそんなにいないのかな?

名前を呼ばれ、紙コップを渡された後に【搾精室】なる場所に連れて行かれました。(男性トイレの奥にありました)
四畳半ほどのスペースの個室で、小さなテレビとAV、成人向け雑誌が置いてあり、性的指向が男性であるぼくは逆に見たことなかったのでワクワクしながらパラ見しました。

「これが…エロ本…!!」

尿検査よろしく引き戸が壁に設置され、紙コップを置くスペースになっています。

その後問診で精子の映像を見せてもらいながら、異常のある個体や正常に行動している比率などを説明してもらいました。
年齢もあり、動きに老いが見られる精子が若干あるとのことでした。
あまりにも妊娠しなければ再検査という話でしたが、ひとまずは問題はないだろうとのことで、ほっとしたのを覚えています。

メイコさんもその場に同席していましたが、精子の映像が流れる時に普通に覗き込んでて(見んでよ…恥ずかしいやん…)(いや夫婦の問題だし見る必要あるか…?)と脳内を駆け巡りましたね。
↑あまりにも私が堂々と見たので引かれてるのは分かりました。笑 生物系学部卒の血が騒ぐんです…。すみません…。(め)

全体的に男性は女性よりも検査の負担が少なく、検査してもらうだけならサクッと終わるので、それほどハードルは高くないように思います。

カイト

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