情報番組とワイドショーで情弱に拍車をかける人たち
産後のヘルプに親が来ている。
と、普段とは異なる生活パターンに合わせることになる。
その一環で、昼ごはんを食べながら情報番組を観たり、おやつを食べながらワイドショーを観たりしている。
そんな中でふつふつと思っていたこと。
◆とにかく暇、暇という病
産休に入り3か月目。
一般的な社会人と同じように、転職を除いてこれだけの期間休んでいたことはないので、しかもほぼ健康な状態で休んでいるので、暇だ。
暇ではあるが、やれ出産費用の申請だ保険の申請だ、会社への報告だなどという雑務がある。
あることはあるのだが、どうにもそういった手続き系が嫌いでつい後回しにしてしまう。
仕事でも恋愛でもそうであるように、やらないといけないのに後回しにしていることがあると、心が晴れない。暇ではあるのに、そういったモヤモヤはあるという。(じゃあやれよ)
手続き系は今週やろう!
それはともかくとして、暇人&親がいることで普段見ない情報に触れたことで、この国の情弱を情弱たらしめ不幸にするループに気がついた。
みんなとっくに気がついていると思うのだけど、実際に体験してみるとよくわかる。
※体験の重要性について思うこと
インスタ映えインスタ映え言いながらモノを作っているくせに、インスタをユーザーとして使ったことがない人。その人は真のインスタユーザ心理はわからない。
同じように、実際に体験し、心底理解しましたよというのが今回の内容。
◆いつからテレビと距離を置くようになったのか
私は基本的にテレビが好きではない。
一般的な田舎の家庭で育ったので、もちろん実家にいた頃はテレビが自分の情報元の大部分を担っていた。(他には本、ラジオ。この世代でラジオを聞いていたのは少数派かも?)
だけど、大学進学を機に一人暮らしを始めたタイミングでだんだんテレビから離れ、社会人になりIT業界に進むと、さらにそれは加速していった。
同世代の似たような進路を進んだ人のうち、私と同じルートを辿っている人は多いのではないかと思う。
テレビと距離を置いたというよりも、テレビが色あせてしまった(ように感じた)のだ。
それはちょうど、分かり合える最高の恋人がいる状態で遠距離なり転職なり留学なり、何か外部的な環境が変わった時に、その恋人が非常に幼く見えたり、新しい環境で出会った仲間が真の友に見えたりしてしまう現象と似ている。と思う。
あなたはずっとそのままでいいんだよ、でも私はもうそうじゃないと気づいてしまった。という感じ。
◆情報番組とワイドショーっていったい何なんだろう
そんな中でも特に好きになれないのが、情報番組とワイドショー。
そもそも情報番組とワイドショーの違いって何?と思ったので調べてみたが、情報番組とワイドショーは同じものと考えて良いらしい。
>情報番組(じょうほうばんぐみ、英:Information program)とは、何らかの情報を提供することを目的としたテレビ番組の一種、およびワイドショーの別称。
※Wikipediaより
なので同じものとして扱うと、いやほんと、情報番組の提供している情報っていったい何なんだろうと思うことばかり。
みんなそんなに激安で行列のお店に行きたいの?(デカ盛り特集)
みんなそんなに生クリーム食べたいの?(スイーツ特集)
ラーメン特集も?
肉特集も?
※あとは偏った報道風のコンテンツも。たった10人程度しかいないアベ政治を許さない!の反対派のヤジを大多数風に取り上げるだとかとか。
で、何が嫌かって、実の親がそんなくだらない番組を見てリアクションしてしまっていること。
『へぇ~』とか。『おいしそうだね~』とか。
が、それを見ていて思った。彼女はこれで幸せなんだと。
◆情報番組のターゲットはそれを望んでいる説
それ=くだらないグルメや物産展や行列の特集。
それ=あらかじめ結論がわかりやすく、頭を使わなくても見ていられる、リアクションの取りやすいコンテンツ。(不倫は悪だ!とか)
うちの母親しかり、情報番組のターゲット層はこうやって頭を使わずに日中の時間を過ごせるものをきっと求めているんだろう。
※ちなみに同様のペルソナとしては、2時間の殺人事件系ドラマや相棒を見ている層がいる。
◆負の連鎖は彼女たちの自覚なきままに進行していく
彼女たちはなんとなく暇をつぶしたいがためにこういった番組を見、それにより貴重な時間を浪費し、結果情弱に拍車をかけているのだ。
積極的に人生を切り開かないという行動によって、そこまでして変わりたくないという意思表示をしている、ことによって、情弱に拍車をかけている。
余談)
私の好きな本「夢をかなえるゾウ」でも出てくる。
結局徹底的に努力しないということは、そこまでして成功したくないですという意思表示なのだと。
うちの母親もそうだ。
私は常々様々な変わるための方法を伝えているのだが、かれこれ7年くらい。それでも何もしなかった。
その理由は、よくわからない、自信がない、周りにやっている人がいない、世代が…というのは全てなんとなく逃げるための言い訳で、結局は面倒くさいだけなのだ。
◆結論:彼女らに何を言われても相手にしちゃだめだ
そういった人たちは、まるで私たちが楽をしてそこそこもらっているとか、若いから世の中の困難をあまり背負わずにラッキーな生活をしているように発言することがある。
言うまでもないが、そんなのは幻想だ。
でも、そもそものステージが違う、価値観が違うのだ。
彼女たちは、セレブの豪邸拝見を見て、ため息をもらし、だけど自分のアクションを変えようと行動することは何もないのだ。
番組が終わればお風呂に入り、アイスかビールを楽しみ、気持ちよく眠る。
普通が一番、なんでもない幸せが一番、と言い続ける。だったらうらやましがるなよ。
でもそれが彼女たちの生態なのだ。
私はここ数年ずっと言っているし、見せているじゃないか。それでもやらないんだ。
自分で望んだ変化のない人生に、他人の私が口出しする権利はない。
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