はまぎく

茨城県の友人と連絡がとれた。
同じくソーシャルワーカーであり施設の管理者をしている同志だ。

法人の施設近くの川が溢れて、浸水リスクがあったので
昨晩は運営施設の一つ、グループホームの入居者を避難所に誘導し一晩泊まったとのことだった。

「もう大丈夫だよ」
明日からは通常の施設運営を再開できるとのこと。

被害の少なさと早い事業再開は彼女たちの迅速で迷いない判断や行動と「備え」もあったのだと思う。
彼女たちは、東日本大震災での地震被害と水害を経験していた。
当時、公助だけでは充分ではなかった。中々、助けは届かなかったし、近づけなかった仲間もいた。自助や共助の大切さやその厳しさも感じていた。コミュニティで、できることを精一杯行い、支え合っていた。
彼女自身の生活も、いつ「安心」が訪れるか分からない日々の中、仲間たちを支える「仕事」に身を尽くした。
乗り越えて今がある。(彼女に茨城まで会いに行った時、また彼女を大阪まで呼んでボクの仲間に話してもらった時、つまり二度ボクが身を震わせて聴いた話)

20年程前になる。出会った頃の彼女の印象は芯の強さは感じるがどこか抜けていて、そこが可愛らしくもあった。
今の彼女はプロとしての逞しさに満ちている。

ボクにとって彼女は秋の浜辺に咲くキク、「はまぎく」のような存在だ。
決して優しくはない浜風を浴びて育ち、凛として美しい白き花を咲かせる。
仲間たちとともに。

花言葉は「友愛」そして「逆境に立ち向かう」

ヒトは大丈夫じゃない時にも大丈夫と返すことがあるが、
今回の彼女の「もう大丈夫」は、本当に大丈夫だと感じて安心をした。

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rin

ニチジョウとダジャレと時々、マジメな事をつぶやきます。 テーマに統一性がありません。キャラに一貫性がありません。あしからず。 職業的アイデンティティとしては「ソーシャルワーカー」が一番しっくりきます。 妻ー柴犬さくらーボク(ヒエラルキー順)で暮らしております。

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