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選択はつづく。

まあまあな1日の始まりの朝、妻がNHK E-テレで「0655」と言う番組を観ていた。
HARCOさんの「きょうの選択」と言う曲とともにピース又吉さんが本を抱えてまちを歩く映像が流れた。
朝、何を食べる、どんな服を着るか、どの本を携えるか、どの道を通るか…。いくつも選択。

選択の連続によって変わる展開。昭和に流行った「アドベンチャー・ゲームブック」のようなストーリーが描かれる。

はて、どこでピリオドを打つ?エピローグを語る?

どんな選択をすれば、ボクはHAPPYを感じるのか?後悔しないのか?
明日への英気を養えるのか?コスパの良い選択は?
リサーチに時間をかける、丸一日、丸一晩かける。

そうやって結局ボクは動けなくなる。焦燥感といら立ちを帯びた夜を迎える。四半世紀以上、そうやって生きてきた。
「正しい」意見は要らない。そうやって生きてきたと言う話。

しばらく終日の休みがとれない時などは、特に過ごし方の選択が慎重になる。体を休めることか、しそびれていたルーティンか非日常感を味わうか。

この先、何年も年末年始以外とれないかも知れない3連休を確保したこの夏も、旅先を決めるのに何週間も迷い時間を使い結局出発当日に決めた。

後悔しない選択ってあるのか?

先日、映画「イエスタデイ」を観た。言わずと知れたビートルズの音楽・恋愛・コメディ的要素とともに主人公を軸に以下のようなストーリーが描かれていた。

他者と自分に対し誠実な青年が苦悩する。
何かをとれば何かを失う。トレードオフな関係を描く。

何を選ぶか?

人生においてどうありたいか?何をすればいいか?

大きな影響を与えうる存在にシンプルな助言をもらい。

何を選んだか?
何をしたか?


今日は妻とのある会話で予定を変更した。
家を出る直前まで電車に乗ってカメラ(レンズ数種)を持って海を観に行く予定だった。

時間を費やした計画を告げた時の妻の一言で計画は変更される。

妻「えっ!(飼犬)さくら)をおいていくの?かわいそう」

さくらを連れて琵琶湖湖岸までのドライブに変更した。

win-win-winの選択だったか?

今朝観た「きょうの選択」の映像では、

女性が帽子を拾ってくれた。=良い結末。
で終わっている。

それがゴール?

実際は人のストーリーには前があり、後がある。

つづき続ける。

休みを待ち、先週は切り抜けた。
明日からまた仕事。疲れがとれない不安。気分が晴れない不安。
例年のこの時期に襲う冬季鬱。今朝からの寒気、足先とお腹の冷え、腹痛、下痢。

前があり、後がある。

海が見たかった。写真を撮りたかった。レンズをいろいろ持って。電車に乗って。夕陽を眺めてゆったりと過ごしたかった。
明日の笑顔につながる選択。

車で琵琶湖に行った。

海に沈む夕日はみられなかった。写真をゆっくりと撮る時間も気持ちの余裕もなかった。いつもと同じくさくらに引っ張られ、トイレの世話をし、周りを気にかけ、野原を走りまわる。
さくらは風が強く波が立っているのを怖がり水には入らなかった。

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寒かった。枯らし1号が吹いたそうだ。帰りたかったが、かけたコスト(時間、お金、労力など)が勿体ない気もした。
とは言え持参したテーブルもチェアも組み立てる気にはならなかった。

シアワセそうな親子が後ろを走っていく。さくらが吠えた。

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アルコールストーブで湯を沸かし、カップラーメンに湯を入れ3分。蓋を開け味噌の薫りを嗅ぐ。まあそれなりにボクの選択の連続は、、、と同時にカップを倒し中身はこぼれた。じ・えんど。ここで今日の選択ストーリに一旦ピリオドを打つ。

サイアクだ。

こぼれた肉片とコーンに近づくさくらを追い払う。

風が冷たい。寒い。持参したダウンベストを着た。妻に笑われたがタイツを履いてきてよかった。

ゴザに座っている間は、さくらのオシッコの時に大量についたジョガーパンツと靴についたアレチヌスビトハギの実を剥がしていた。
ボクの人生のほとんどは、失ったモノを探すことと後悔とヌスビトハギの実を服から剥がすことに時間を費やしている。

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ポケットから車のキーを出そうと手に持っていたさくらのトイレ処理用の水ボトルを車のトップにのせた。陽の光がさしてキレイだった。
こういうとこに置くとTVドラマではよく忘れてしまいがちなんだよなあ。
と思った。
たくさんのカメラレンズを持参したにも関わらず大した写真が撮れなかったので、こんなモノでも、、と撮影した。

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それがそのボトルを観た最後になった。

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三連休最終日の夕刻の京都経由、渋滞(停止状態)を抜け帰り着いた。
途中観た夕陽がキレイだった。

玄関を開けると妻が言った。
パートから帰ったらいなかったのでびっくりした。と。さくらと一緒だから近場だと思った、と言う意味らしかった。

そうすればよかったとも思った。一度帰ってヒトリで出かけることもできた。

なぜか鬱気シャワーが脳内を流れた。

焼酎焼けか喉が痛い。
ふと思う。あまり「最高な選択」にこだわらなくても良いのではないか?
拘らない。そう言う選択もある。そうできれば良い。

0時を過ぎた。ふと「きょうの選択」の歌詞を調べたくなった。
女性に帽子を拾ってもらった、その後のストーリーに触れているのか知りたかった。

特に触れられていなかった。

関連で「0655、2355」で流れる曲をまとめたCDの紹介ページがあった。

その中にHARCOさんのコメントが書かれていた。

HARCO
ひとつひとつの選択に「これで良かったのかな」なんて思うこともあるけど、音楽を制作していてとても満足のいくものができると「これまでの人生の選択はすべて正しかった!」って、心のなかでガッツボーズをついしてしまいます。(後略)

今日も眠れぬ夜。
いつピリオドを打ち、ガッツポーズをする?

無事、妻にただいまと言え、さくらは寝息をたて眠る。
静かにガッツポーズ。

つづく、、選択はつづく。
4時を過ぎた。

まあまあな一日だった。

目を閉じる。

おやすみなさい。

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rin

ニチジョウとダジャレと時々、マジメな事をつぶやきます。 テーマに統一性がありません。キャラに一貫性がありません。あしからず。 職業的アイデンティティとしては「ソーシャルワーカー」が一番しっくりきます。 妻ー柴犬さくらーボク(ヒエラルキー順)で暮らしております。

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