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『The Medium -霊-』クリアしたのでプレイ感想とストーリー考察書いてみたぞ!

面白そうだな、と思ってなんとなく手を出したゲームでしたがこれが大当たり!
独特のゲーム性と引き込まれるストーリー。
戦闘がなく特別派手な演出もないのにここまで楽しめるゲームが他にありますでしょうか!?

本当に良いゲームに出会えたな💖と思いました。

ストーリーの解釈が少し難解な部分がありましたが、この先の考察でわかる部分だけ解説していこうと思います。


※以下ネタバレを含みます。













『The Medium -霊-』をクリアした感想

現実世界と精神世界

ゲームシステム的にはテクニックが必要なゲームではないので、万人に遊びやすいゲームだと思います。
逆にアクション性を求めている方には不向きなゲームですね。

人物関係やストーリーの解釈が少し難しく感じる部分もありましたが、「どうなっちゃうの!?」っていうストーリーの展開と、分割される2つの世界演出、戦えない恐怖とでバランスも良くゲームとしてすごく楽しめました!
こういう考察しがいのあるゲーム大好きです💖

2023年にこのゲームを実況しましたがその年にプレイした初見ゲームの中で1番アタリのゲームでした!✨
意味深な終わり方をしていたので続編を期待したいところです。

『The Medium -霊-』のストーリー考察

簡単に整理すると、トーマス(父)、リリー(サッドネス)(姉)、マリアンヌ(妹)の3人は家族関係であったこと。
リリーはマリアンヌに強い憎しみを抱いていました。
「あいつは私からママを奪った」というリリーの言葉。
4人での家族写真がないことから、おそらくマリアンヌの出産がきっかけで母親は命を落としてしまったのだろうと思います。

リリーの表情が楽しそうではなく、
マリアンヌと距離を取っているように見えます。

その憎しみの心が作中マリアンヌをしつこく追いかけてきたデカブツストーカー野郎(魂の捕食者)へとリリーの中で段々と成長していったのです。
そしてリチャードから性的な行為をされた(されそうになった?)ことがきっかけで内に宿っていた魂の捕食者が目覚めてしまいます。

そして「赤い家」の家事。
この時リリーは魂の捕食者と契約を交わし、命を救ってもらいます。
マリアンヌはこの時に左半身にやけどを負ってしまい、霊体の姿になった時左半身が異様になっているのはそのせいかと思います。

リリーは一連の出来事で精神を病んでしまい、トーマスによって長い間地下で幽閉生活を送ることになります。
今後のマリアンヌの人生を案じトーマスはマリアンヌを孤児院へ託し、ジャックの養子として育てられました。

リリーとの契約で具現化した魂の捕食者は器となるものがないと生きていけません。
ニワ保養所の大虐殺はこの魂の捕食者の仕業だったのですね。

マリアンヌに電話をしてきたのは本当にトーマス?

電話の声に従いニワ保養所へと向かうマリアンヌ

トーマスから電話がありマリアンヌはニワ保養所へと向かうことになるのですが、その電話の主が本当にトーマスなのかどうなのか。
疑問に思うところがいくつかあります。

普通に考えればトーマス本人が電話してきたんだろうと思っていました。
マリアンヌに魂の捕食者を止めてほしかったんだと思います。
ニワ保養所のトーマスの部屋に着いた時、机が真っ二つに割れていました。

トーマスはここから電話を?

トーマスはここから電話を掛け、途中で何者か(たぶんあのデカブツ)に襲われてしまったのかな、と。
だから再会した時トーマスは霊体の姿となっていたんだと思います。

しかしプレイ後に色々考えてみるともしかしたら電話の主は魂の捕食者(デカブツストーカー野郎)説もあるのではないかと思っています。

その理由が、

  • 魂の捕食者はジャックの声真似をしていた。ということはトーマスの声真似もできたということ。

  • トーマスはジャックに連絡を取るようなことはしていなかったので、いきなり電話を掛けてくるというのも変。

  • 魂の捕食者はずっと器となる身体を求めていた。それでマリアンヌをトーマスの声で呼び寄せた。「光が消えてしまう」というのは自分自身が消滅してしまう、という意味。

かなぁ、と思っています。

そして気になったのが魂の捕食者は器となる身体がないと生きていけないということ。

執拗に追いかけてくる魂の捕食者

ニワ保養所の人間は全員狩り尽くしたので放っておけば魂の捕食者は消滅してしまっていたのでは?と思います。
つまりトーマスがわざわざマリアンヌを危険なニワ保養所に呼び出す理由がないのでは?と。

真相はどうなのでしょうね~。

ラストの銃声は誰を撃ち抜いたのか?

いつも全員を救うなんてことはできない

リリーと再会したマリアンヌは自分を殺して魂の捕食者を消滅させてほしいと、マリアンヌに銃を手渡します。その後ろから魂の捕食者が…。
リリーを殺したくないマリアンヌは「他にも方法はある」と、自らの頭に銃口を向けます。

エンディングでは実際にどうなってしまったかは描かれていません。
が、おそらくマリアンヌは自ら自害したのではないかと思います。

ゲームクリア後にタイトル画面が現実世界から精神世界(霊体の世界)に変わっていることからもそれが伺えます。
またスタッフロール後に霊体のトーマスらしき人物の姿が映っていることから、おそらく向こうの世界で2人は再会したのかもしれません。

『The Medium -霊-』はこんな人におすすめ!

独特の世界観とゲームシステムが楽しめる♪

ストーリー重視で考察しがいのあるゲームを楽しみたい方!
絶対楽しめると思います♪

エンディングの終わり方もそうですが、あえて多くを語らずプレイヤーに想像させる演出がまたイイ!

正直ここではまだ書ききれないぐらいたくさん考察しがいのあるゲームなので、また配信でトロコンしながらストーリーの理解を深めていきたいな♪


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