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#続 はじこいについて(まだ語る)

今週の月曜日は「初めて恋をした日に読む話」の8巻の発売日で、アマゾンで予約しておいたにも関わらず、届かず、発送もされておらず、痺れを切らしてキャンセルして書店で買おうとしたら、「キャンセルできません」とアマゾンからメールが来て無念さを味わった。ダブるけど買ってしまおうかと思いながらやめた。

その後「Amazon 新刊」でググると、「アマゾンで新刊は頼んではいけない」的な記事をたくさん見かけて切ない。発売日には届かないんだって。片田舎に暮らし、書店までよっこらせと出掛けないといけない環境なため、Amazonがなくては生きていけない的な人生なのだけど。

さて。そんな「初めて恋をした日に読む話」。

今まで、発売日に届かなくてもさほど気にしなかったのに、気になるのはドラマが面白く展開しているからだと思う。実写してこんなに良い感じのものを久しぶりに見た。過去の記憶を辿れば、NANAの初代映画とハチクロの映画もよかった記憶があるけど(少女漫画の実写化の走りの頃。最近の映画は全然知らない)。ああ、あと「逃げるは恥だが役にたつ」もとんでもなくよかったでしたね。あと見てないんだけど、「きょうは会社休みます」のドラマもきっと良かったんでしょう。そのころはドラマは観ていなかったので残念。語れない。

そんな「はじこい」ドラマは昨日7話が放送され、胸を貫くユリユリのハグシーンで終わりました。

私はユリユリを演じる横浜流星くんのおかーさんと同じくらいの年代だと思いますが(なんかお母さんが若いらしい)、正直めちゃくちゃかっこよくてびっくりする。こんな漫画から出て来たみたいな人間が実在するのか神様は不公平だな!と本気で考える。

しかし、それさえも作り込まれたであろう姿だという記事を見て、感心もする。

というか、横浜流星くんのユリユリが神々しすぎて、何この人?過ごすぎるとあれこれインスタやら掲示板やら見すぎて、過去作品のタイトルも覚え始め、無料で見られるものはちょいちょいかいつまんで観ている。例えば「彼氏をローンで買いました」の1話(一ヶ月間無料のdTVに入ろうかどうしようか迷い中)、「刑事ダンス」の1話(アマゾンプライムに加入してるので無料で観れた。2話の途中で子供に邪魔された)など。

そして、それらに登場する横浜くんは別人のようだ。

なんだこれ同じ人?

ってくらい演技が全然違う。顔もなんか違う。ユリユリを知る前にこれらを見ていたら、印象にも残っていないと確信できる。

それほどに横浜くんが演じる由利匡平がスンバラしくかっこいく見えるのには、色々な視聴者の考察を総合すると、本人が努力して作り込んで来た経緯があるみたい。

●まぶたの腫れぼったさがない。アイプチか?説

過去作品を見ると、時にまぶたが腫れぼったいのです。でも、今回はどれもこれもすっきりした目元、くっきり二重、右目だけ細くてアンバランスさがセクシー(ここ関係ない)。

長年のファンが「アイプチしてるみたいに見える。まぶたが違う」と指摘しているのを実況スレッドで見て、そうか、少女漫画イケメンは腫れぼったくてはいけないと修正しているのかもと感じた。

●眉毛の形が違う。太くしたね!

これも指摘されていた。そうなんだ、みんなよく見てるなあ。

確かに以前は細めで黒く濃い眉なのだけど、今回のドラマではちょっと薄く(髪の毛のピンクに合うように?)、幅も広く取っている。

それだけで顔の印象は全然違うみたいだ。とにかくすっきり男前。もう語彙が足りない。

●なんか痩せたね!

「はじこい」のドラマの前に、グリーンの人が原作した映画「愛唄」というのを撮っていたらしく。その中で病気になって痩せちゃう役っぽいのですよね。あちこちの話を総合すると。

そいで、ご本人はものすごく役に入り込むタイプらしくて、撮影中に本当にご飯が喉を通らなくなり、5kgほど痩せてしまったそうで。

以前より顔の肉がごっそり落ちて、とてもシャープになっている印象。

●何より、ピンク頭!

そう、何より横浜くんが役の作り込みに際し、こだわったのがこのピンク頭なのだと勝手に思い込んでいる。

自然なピンクにするために金髪にしてからちょっとずつ色を入れ、最初の方は髪質のせいかシルエットが丸っこくなってしまったのを、ヘアメイクさんと相談しながら今の狼シルエット(すいません、造語です。こんなシルエット意味わからん)にしていったと何かで読みました。

全部ソースは「どこかで読んだ」程度なので信じてはいけません(お前だよ)。

でも、ご本人の顔と髪をじーっと見てみれば、本当のことが見えてくると私は思う。真実はいつも目の前にあるのだ。

ピンクは、この話を形作るために外せないキーワードで、それを金髪にしては意味がなかった。だからこだわった(と思う)。

そしてそれは成功しているよ。そこが中途半端だったら、全然意味がなかったよ。

●少女漫画のイケメンになりきることに恥ずかしさがない

ほんとこれ。

これ脇を固める人も全員当てはまる。

少女漫画だから的な妥協は1ミリもない。全力。細部まで全力投球で、頭が下がる。恥ずかしさがあったらもう目も当てられないけれど、女子の胸の内をまさぐり、掴み、離さないほどの超ストレートな物をぶつけてくる。

ユリユリもすごいんだが、これに関しては山下先生を演じる中村さんが度を超えてスンバラシイ。彼が手を抜いたらこの作品は質がガックンと落ちるはず。でも中村さんは多分絶対に手を抜かない(知らんけど。朝ドラで初めて見たライトな視聴者だけど私)。

あと中村さんもイケメン教師のビジュアルを作るべく相当努力されている感じがして、いいなあと思っちゃう。

雅志も頑張れ!いやかっこいいんだけど(足長いし)、漫画の方がもうちょっとシリアスだよね?

●そして順子がかっこいい

ユリユリとメンズのことばっかり書いたけど、結局、主人公の女性がいい感じでないと成り立たない。順子は同時に三人のイケメンから想いを寄せられているのに気づかない(受け入れない)鈍感女子という体裁だけど、人生的に、仕事的には色々な挫折にぶつかり、それでももがいて頑張ろうとする筋の通った人。

そして、人を肩書きで評価しない。その人の内面のすごさを探して、褒めることができる強い人。

3人のイケメンが、その内面に惚れたという部分をきちんと描けているところが、これほど人を共感させるのだろうと思う。

あと、みんなブレなくて一途なとこもね。少女漫画はブレたらいかん。一途でなくなったらポイだ。ぽいぽい。

話は逸れたけど、7話の見所はハグシーンだけじゃなくて、その直前、百田先生から「ユリくんちょうだい」と言われた順子が、「あげない」と啖呵を切るシーンがめちゃくちゃかっこいい。先生は通過点だ。見送るのが仕事だ。だからそれまでは彼をあげない。昔私は怖いものがなかったけど、今は失敗を経験して、挫折して、それでも守りたいものができて、人生が怖いよ。そんな心境の吐露。

「じゃあ、今の方がかっこいいじゃん」

その百田先生のセリフに胸が震えた。

なんじゃこの素晴らしいシーンは。

●でもドキがすくないのは、色々な制約のせい?

そうそう、漫画で結構いい感じのシーンだったはずの場面が、ドラマだとドキ成分5割程度で終わる場合が多い。なんで?

例えば、順子がお母さんと喧嘩してしまって、泣いているのを慰めるシーンは全カットされ、ユリユリからの電話で「げんき?」と励ますシーンに変わった。いやこの元気も相当な破壊力で、私の喉から変な声が出るわ友人は「よだれ出てきた」と言っているわですごいんだけど、なんかもうちょっと食いこめたのではと感じる。

あと今回のハグシーンも、漫画ではなんでか理由は忘れたけど夜コンビニでパン買って食べながら家まで送ってもらった順子が、ほっぺにパンくずついてて。

それをユリユリが下でペロッて舐めながら、「先生が何回手を離しても、俺掴みに行くんで」って啖呵切って帰るシーンなんですけど。

ハグの破壊力はこのペロッを凌駕するほどではあったにせよ、順子がユリユリにだけは心が動くその変化を描くためにターニングポイントのはずが、ほんのちょっと表現が優しい。

それで思ったけど、原作では雰囲気を出すためなのか、夜のシーンとして描かれるものの、大半が昼のシーンに変わってるのですよ。明るい。明るいよ!

唯一、合宿の時の「ご褒美ください」だけは暗かったけど、あれは合宿中だし。普段、いい大人が17才男子を夜連れ歩く様子を描きすぎると、いろいろ問題なのかなあと感じました。この考察があっているかどうかは、全くもって不明。


さあ、長いよ!

そして、来週は原作にない(かもしれない。8巻はまだ来ない)オリジナル要素が強そうで、絶対に表情を大きく変えないユリユリが泣いたりしそうなので、どうなるのかさらにドキドキです。

でも信じて待ってます。何を???

#初めて恋をした日に読む話 #はじこい #横浜流星 #深田恭子 #中村倫也 #持田あき


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