意外に知られていない、赤ちゃんに負担の大きい抱き方

やたら「反り身」を簡単に書くけど・・・そんなに人間の体がおかしくなるものなの?

・・・と疑問に思われるかも知れません。

ハイなりますよね、としか回答を存じません。

実はそれに平行して、子供のカラダのことを理解されづらい要因の一つに「子供がコリなんてあるわけない」という思い込みが多いのです。

実際はこっていますが、単に大人よりも柔らかかったり、痛みの感度が違うようで、感覚の捉えが弱いというか、医学的に言えば「閾値が高い」というか・・・

実際にカラダを触れば、「あらコッている」というケースは少なくない。

適正にアプローチすれば、もちろん大人よりも、回復は早いですが・・・

元に戻して「反り身」は本当に多い。

相談を受ければ、半数以上が反り身を持っていたりします。

さて、その反り身への理解と同じくらいに薄いのが、子供に負担かける「抱き方」

はい、チェックしてみてください。

子供を抱き上げるときに、親の手はどこにどうやっていますか?

先に、子供を「肩コリ赤ちゃん」にしてしまう抱き方を紹介します。


画像1

見づらいかも知れませんが、要は「脇に手を引っかける抱き方」ですね。

これ、油断すると本当に多い。

3歳以上くらいで、骨格が赤ちゃんから幼児になるくらいなら、まだいいのですが・・・自身を支えることも大変な赤ちゃんの場合にこれやると、肩関節を上方へ強制し負荷がかかります。

連続すれば、ハイ肩こり赤ちゃんへの近道へ・・・

ではどのように抱きかかえるのがいいのか?

胸郭を包み込むようにします。


画像2

これを気を付けるだけ・・・というか、1枚目のような抱き方で負担が掛かってしまいますので、。


画像3

後ろから見ると、こんな感じです



1枚目で私が普段はこんなことしないもんですから、娘はビックリしているんですよね。

これ撮影する際は、院長にシャッターしてもらったんですが、この抱き方の悪影響を知っているもんで、「なんでやるのワザワザ・・早く下ろして!」と怒られたもんです。

自分だってしたくないやり方でした。

頚定(首座り)がされれば、この様な縦抱きが多くなりますが、その際は脇に手をかけず、包んで抱いてあげてください。

思った以上に、子供のカラダは歪みますよ。

その歪みは大人と違って「発達」に直結し、「病的発達障害」までは行かないとしても、その後の動作で本人が苦労するケースは、多々見ています。

根性とかでは無い領域なのは、理解して下さい。

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