見出し画像

親子も付かず離れずくらいがちょうどいいのかな

昨日は二女夫婦がやってきて、久しぶりに愉しいひととき。

夫も婿どのとずいぶん沢山お酒を飲んで愉しそうでした。
モナカ、タルトもすぐに二女夫婦を思い出したようです。一緒に旅行もした仲だものね~。

私と二女サヤは、近所に歩いて出かけ、ベビー用品を買い込んだりしました。

大阪の長女アヤは、一人目二人目の出産は東京に里帰りして何ヵ月も我が家にいたので、私もサヤは退院後、実家に来ると思い込んでいました。

けれど、出産後、まっすぐ成増の自分たちの家に帰るんですと。
ちょっとびっくり。

なんでも旦那くんが4ヶ月も育児休暇が取れるんだとか。

30年前は育児休暇なんて言葉も知らなくて、仕事が忙しいからと産婦人科を退院後にやっと会いに来てくれた夫。出産、育児は女の仕事だと割りきる夫に冷たさを感じ、ずいぶんと恨みました。

今、考えるとそういう時代だったのですね。CMでは「24時間、戦えますか?」なんて恐ろしい言葉が流れ、女性はクリスマスケーキで25を過ぎたら価値が下がるなんて言葉が平気で囁かれる時代でした。

どんなに自分は思いやりがあると思っていたとしても、時代背景というものに私達はいつの間にか染まっているのですね。

夫はほんとに優しい人なんですが、家庭を守るためにはまず仕事が出来る男でなければと思い込んで(思い込まされて)いたのでしょう。
今ならよくわかります。

当時の私は一人きりの育児がとっても辛かった。

サヤを産んで30年経って、ほんとに時代は変わったなあと思います。

サヤも旦那くんも、家でテレワークをしている。食事を作る回数はサヤより旦那くんの方が多いらしい。
二匹のネコちゃんと楽しく成増でくらしている。

サヤはもうすぐ妊娠9か月。
あと3日で産休にはいり、二年くらい会社を休んでまた復帰できるらしい。

今の女性はしっかり仕事しているし、会社も産休に理解があるのね。

でも自分はやっぱり専業主婦が好きだし、それしか出来ないだろうな。夫が「男は仕事」時代の産物なら、私は「女は家庭」時代の産物なんだろう。

動作も喋るのものろいし、今のスマートな時代にはなかなかついていけない。私はきっとあの時代を選んで産まれてきたんだわね。

今の夫婦は私の回りのどの若夫婦も男性が優しく、横暴なところなど微塵も感じられない。人類がだんだん進化しているのかな。

この前、バレエ友達のRさんとお喋りしていて面白かった。
「ねぇ、30年前の芸能人なんて今見ると、全然素敵じゃないのに、あの頃はカッコいいとか美しいとか真剣に思っていたのよね~」とRさん。
「ほんとよね、今、綺麗って思っている人も30年経ったら微妙かもね」と私。

美意識も時代に左右されやすいのかもしれない。時代に振り回されないためには、自分の心の声に正直に生きるだけよね。
「私達、自由に生きようね。」
「うん、誰に何と言われようと好きな物を食べ、好きな服を着て、好きな事をして暮らそう」

過去の遺物になりそうな専業主婦生活を30年以上頑張ってきた私とRさんはよくこんなお喋りをしてお互いを励まし合っている。

サヤは出産後、実家には来ないのかあ。ちょっぴり寂しいけれど、どこかでホッとしている自分がいる。

子育ては、夫婦で出来るのが一番幸せだと私は(経験上)確信してる。

バァバは必要とされた時だけ手をだそう。
今日は日曜日。
N先生のバレエレッスンの日。

昨日、飲み過ぎて身体がダルいけど、今日もトゥシューズで頑張ろう。

二女夫婦は二女夫婦で。
ジジババ夫婦はジジババ夫婦で。

それぞれに人生を楽しみましょう。
それぞれの時代の夫婦らしさを満喫しましょう。

親子も付かず離れずくらいがちょうどいいのかな。。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?