我が家のシュナウザーのタルト(10キロ)はもうすぐ３歳になります。

我が家は娘ふたりで、孫も女の子ばかり(去年初めて男の子の孫が生まれましたが)、夫はいつも男の子を欲しがっていました。

夫婦で還暦を過ぎ犬を責任持って面倒見れるギリギリかしらね、と最後のワンコを三年前飼うことに決めました。

そうしたら、いつもお世話になっているKペットさんから
「知り合いのシュナウザーのブリーダーさんで、ちょうど男の子の赤ちゃんが三匹生まれたよ」と聞き、夫と二女のサヤと早速群馬まで車で出かけました。

三匹の可愛いらしいこと。
どの子でも良いわと思いましたが結局夫が選び、名前も夫が「タルト」と名付けました。

タルトが来るまでは、モナカも先代のマロも半日くらいのお留守番は平気で出来ていたのですがタルトは別でした。
まりりんが甘やかし過ぎたんだよと夫は言うけど、タルトのパパもかなりのビビりの甘えん坊だったからこれは遺伝だと思う。

小さな頃から私の姿が見えないと絞め殺されそうな声で泣きわめく。来客時もビビッて大声で吠えまくる。

タルトが一歳の頃、とうとう近所から通報されて警察が来たりして私は夫がいない時は全く外出が出来なくなりました(泣)

買い物は宅配で。お稽古は夫が帰宅して交代して夜出かける。または土日に。通報があってから丸一年ほとんど軟禁生活。

それから一階のピアノ部屋を二重窓にして10分からお留守番の練習を始めました。
ようやく今、モナカと一緒なら二時間半留守番が出来るようになり、昼間にお稽古やカフェに自由に行けるように。
タルトはチワワのモナカがいたら二時間半留守番できるけど、一人では今でも泣きわめきます(二重窓にして良かった)
今でも夫婦ふたりで外出は三時間以内。それ以上の時はKペットさんに預けます。

こんな大変な３年間になろうとは。トホホです、、

でも幸せだったなぁ。
ほんとに幼児と暮らしているみたいで。
娘が小さな頃はトイレにもついてくるし、ゴミ出しに行くだけでも泣いてしまうし、、全く同じね。

ブリーダーさんから「くれぐれも一緒に寝ないように」と言われていたのに、最初から離れられなかったのは私。
私は何かしら可愛らしい生き物を可愛がっていないと枯れてしまう気がする。娘たちはさっさと自立し、夫は毎日忙しく出社。
私の心を満たしてくれるのは、いつも小さな子供のようなモナカとタルトだったわ。

昨日はタルトのお腹が赤くなっていたので昼間に歩いて20分の動物病院まで行きました(モナカは一人でお留守番できる！)

「信じられないくらい甘えっ子だねえ」と先生に言われる。
(そうです。私の甘やかしと遺伝のせいです。と心の中で答える)

痒み止めの注射をして五日分の抗生剤をもらって帰宅。
夜は夫は飲み会なので先にワンコたちと寝る。夫が11時くらいにに帰宅したみたい。夜中３時に注射が効きすぎたのかタルトが代わり番子に夫と私の頭をたたく。
「どうしたの？大丈夫？」
寝ぼけながら夫と私は交代でタルトを撫でる。
明け方、枕元でゲロを吐きトイレを失敗してあとはスッキリしている様子のタルト。

私と夫は寝不足だ。
でもいつもどおり、朝五時半に神社まで夫はタルトと散歩に出かける。帰宅したらモナカの散歩(二匹とも歩くペースが全然違うので)ね、ご苦労様。

子供たちが自立して、私も夫もモナカとタルトをネコ可愛がりだ。
「可愛いねえ～」
二匹を眺めながらふたりで一日に10回くらいは呟いている。

タルト、もうすぐ３歳ね。
出来たら私が死ぬまでは生きていて欲しいわ。
二匹がいなくなったら私達脱け殻夫婦ね～といつも笑っている。

苦労すればするほど子供は可愛いし、出来の悪い子ほど可愛いってほんとだわね(笑)