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広報PRの在り方は、人が描いた夢の数だけある

こんにちは、PRLT運営のおそらです。
PRLTではここ最近、新しい取り組みを立て続けに行っております。

2月には「#勝手に広報塾」と称し、株式会社ismの代表でありTHE BRIDGE のライターなすずきせきこさんとコラボイベントを開催しました。

勝手に広報塾とは‥?
実在する会社(以下「モデル企業」)の事業目標や、抱えている課題に寄り添い「もしあなたがモデル企業の広報PR担当者だったら、どんなプランを立てるか?」を3人一組のチームで黙々と企画する…という、広報PRのアイデアソンのようなイベント。
自社とは業種業態のまったく異なる企業に触れ、実際に企画をすることで、自分のスキルの見直しや、他社の広報さんの強みを吸収する場を目指しています。


3月には念願だった東京を飛び出し、京都五条にて関西版を開催することができました。関西PRパーソンの熱量に触れ、PRLTをハブに、地域を超えたPRパーソンの繋がりを強固にしたいという気持ちを新たにしました。

もちろん通常のLT形式のイベントも並行して進めていたので、運営メンバーはそれぞれ本業を抱えながら、本当に本当に本当に大変だったんじゃないかと思います。
やりたいことを一緒に進められること、フォローし合えること、そしていつだって楽しさを忘れないこと。私は運営歴が長いだけのへっぽこメンバーなので、運営メンバーへの感謝はもう、言葉に尽くせません。

打ち上げより。いつもありがとう


PRLTはどこへいく?

さて、立て続けに様々なイベントにチャレンジしている私達。2019年始まってからのスピード感に「何が始まっているの?」と思う方々もいらっしゃるのではないでしょうか。自分自身もびっくりしています。

2018年は、PRTableさんによるカンファレンスが開催され、多くの経営者がPRに関する発信を行い、いままでになく「広報PR」が注目された1年でした。呼応するようにPRLTの参加者も広がりを見せ、広報PRの重要性が認められる世の中になりつつあるのかな、と肌でも感じられる部分もありつつ。

それと同時に、いわゆるSociety5.0と呼ばれる社会がいよいよ現実味を帯びつつあります。「人類の情報との向き合い方」を根本的に変えていかねばならない未来は、すぐそこ。

Society 5.0で実現する社会は、IoT(Internet of Things)で全ての人とモノがつながり、様々な知識や情報が共有され、今までにない新たな価値を生み出すことで、これらの課題や困難を克服します。また、人工知能(AI)により、必要な情報が必要な時に提供されるようになり、ロボットや自動走行車などの技術で、少子高齢化、地方の過疎化、貧富の格差などの課題が克服されます。社会の変革(イノベーション)を通じて、これまでの閉塞感を打破し、希望の持てる社会、世代を超えて互いに尊重し合あえる社会、一人一人が快適で活躍できる社会となります。
内閣府 Society5.0(https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/index.html)

広報PRは、この影響を最も強く感じている職種のひとつではないでしょうか。
誰もが、どこでも、どんなときも発信が可能な時代。情報の編集や取捨選択、解釈はそれぞれ個人に委ねられ、旧来のマスコミュニケーションで人は簡単に動かない。だけどその分、新しいやり方にチャレンジできる余白が生まれ、新しいPR手法も多数花開き始めている。
情報過多という、人類がまだ向き合ったことのない未来で、私達は広報PRというものをどう捉えていくべきなのか?いま歩いている道のりの先を、しっかりと見直さねばならない時が来ているように感じます。

こうした社会背景を踏まえて、基盤の「PRLT」を大事にしながら、PR道を走る方々と一緒に、より深く広報PRを追求していきたい。そんな場を設ける必要性を感じ、2019年はエンジン全開でスタートダッシュを切りました。


広報PRをアップデートする=未来へと新しい価値をつないでいく

PRLTはもともと、未経験かつひとりぼっちで企業の広報部門立ち上げを任されたハルカちゃんが、「広報という職種について、みんなで学んで一緒に成長していく場を作りたい」と思い立ち上がった場所です。

記念すべき最初のPRLT、私は登壇者でした

3年近く運営を続け、200近い広報PRにまつわる取組みや想いを見ていく中で、ただ感じるのは「広報PRの在り方は、組織が達成する理念の数だけある」ということ。
もちろん、プレスリリースのお作法等、再現性のあるTipsがいくつかあることは間違いありません。既存のやり方をしっかり学んでいくことは確実にキャリアを支える骨子となります
ただ「関係者との合意形成」という広報PRの概念を達成する手法は無数であり、変化が大きく、より個に寄り添った形で社会形成が進むこの時代では、いつどの手法が通用しなくなるか、本当にわからないのです。広告換算での効果測定から脱却しはじめたように。
だからこそ一人ひとりが「私が広報PRを通じて達成したいものはなにか?」ということに向き合い、叩き出した解である「てめぇのPR」を語りあい、次の時代の広報PRを作っていくことが、何よりも未来への財産になるのではないでしょうか。

PRLTはそのきっかけづくりを担っていきたいと思っています。

例えば私は、この2月から執行役員として、本格的に企業経営にコミットしています。「PRで企業経営をドライブさせる」ということについて、私なりの答えをひとつ出し、世の中に返していくことが、おそらが信じる「てめぇのPR」です。
また、社会人生活も6年が過ぎ、さらには会社経営に関わるようになり「仕事を通じて自分が世の中にどんな影響を与えていきたいのか」をおぼろげながら考え直すようになりました。
いまある手法の効果最大化を追求し、現在を渡っていく働き方はとても素晴らしく、そうして輝く方々を私は尊敬してやみません。でも私は、その道は歩かず、いまある常識を見直し、新たな価値を作り未来へとつなげていくことに、一度しかない自分の仕事人生を捧げたい、と思っています。

つとめているSI企業ジョイゾーのメンバーです

そんな感じで、これからも運営メンバーの一人として「広報PRのアップデート」に邁進していければと思っております。そんな志を共にできる広報PR関係者と、これからも楽しくエモくやっていけたら嬉しいです。


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