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広報が5分で自分のノウハウをプレゼンする「第2回広報LT大会」。参加者も興味津々だった7名のLT内容をレポート!

みなさま、こんにちは!広報LT大会運営メンバーの杉本(ちんまい)です。

9月も中旬になりかかっていますね。あと3ヶ月で2016年が終わるなんて・・・と毎日ひとりでざわついています(笑)

さて今回は、9月7日にサイボウズ株式会社にて開催した第2回広報LT大会(#PRLT)の様子をお伝えします。

※LTとは「ライトニングトーク」の略称で、主にエンジニア向けのカンファレンスなどで開催されている5分間の短いプレゼンテーションのことです。本イベント開催に至った経緯などは次回、主催よりたっぷり紹介させていただきます。

第2回は総勢40名を超える広報担当者が参加。 6名の広報にLTを発表していただきましたので、1人ひとりの発表内容をちょこっとずつご紹介します!

■株式会社ウィルゲート 横塚まよさん 

『メディア掲載よりもストーリーつくりを選んだ理由』

※資料非公開

トップバッターの横塚さんからは、会社ブログやPRtable( https://www.pr-table.com/ )、Wantedlyを利用したウィルゲートならではのストーリー発信に関するお話でした。広報はメディア掲載数にどうしても気が取られがちですが、会社のステークホルダーとなる人たちに、会社のことや社員のことを深く知ってもらうために欠かせないのが、ストーリーづくりだそうです。

私も広報担当者として、どうしてもメディアに載せてほしい!!という気持ちが大きくなりますが、

ふと立ち止まって、何を広報として伝えたら良いのか考える良いキッカケになりました。

■ Repro株式会社 伊藤直樹さん

『Wantedlyをハックして会社の応募者数を10倍にした話』

資料:http://www.slideshare.net/NaokiIto1/lt-repro-65790296

最近、多くの企業が採用ツールとして使ってるWatedly( https://www.wantedly.com/ )を活用したPR活動のお話しです。伊藤さんはWantedlyの社員にひたすら質問をしたり、自分自身でも研究をしたりし続けた結果、Wantedly攻略はコンテツマーケティングそのものだったということを発見したようです。

それ以降、発信するコンテンツ量を増やしたのは勿論、協力してくれる社員のモチベーションをあげられるよう、ランキング結果を随時共有するなど試行錯誤しながらWantedlyを運用した結果、広告を出さずにランキングを圏外から4位まであげ、会社の認知度をぐっとあげることが出来たようです・・・す、凄い!

これは採用広報担当者はもちろん、人事などWantedlyを利用している方必見のノウハウですね。気になった方は是非、伊藤さんの資料をご覧ください。

■ NAKED Inc.  櫻井環さん

『「体験」をクリエイティビティで再定義』

※資料非公開

東京駅のプロジェクションマッピングや、「flowers by NAKED」( http://flowersbynaked.com/ )など素敵な空間づくりで話題のNAKEDさん!人によって感じ方が変わってくる空間づくりや体験づくりを、言葉で表現する。そんな難題に挑戦するクリエイティビティな取り組みを発表していただきました。

例えば、映画を観終わったあと、「なんか凄くよかった!」という感想を抱くのは間違いではありませんが、相手にその感情が正確に伝わるかというと難しいかもしれません。同社が手掛ける空間の魅力を発信するために櫻井さんが工夫したことは、自分たちの言葉ではなく、インフルエンサーとなりうる体験者にビジュアルで伝えてもらう仕掛けづくりでした。イベント期間のある1日に「女子会」を開催し、インスタ女子を招待して、空間の写真を取ってアップしてもらうことで、その人の感情や体験をシェアしてもらったそうです。他にも、自社でムービーを作って届けるなど、文字ではなく映像で魅力を伝える取り組みに力を入れられているとのことです。

確かに、伝える手段は言葉だけじゃありませんよね。会社やサービスの魅せ方として新しい視点を届けてくださいました。

■株式会社SUPINF 本並菜々子さん

『勇者カメレオンの冒険~そして伝説へ~』

資料:http://www.slideshare.net/NanakoMotonami/ss-65806937

SUPINF社のブログ( http://blog.supinf.info/ )を見たことがありますか?本並さんはドラ◯エの勇者の格好をし「勇者カメレオン」となっていろいろな企業を訪問してインタビュー記事をアップする取り組みを続けられています。元々は、普通の格好で行っていたのですが、ある日エンジニアの方から勇者セット一式を引き継いだことをきっかけに、始まったとのこと。勇者カメレオンが最強になるために、仲間を見つけるというストーリーでブログを展開されており、楽しく読むことができます。

会社の一つのブランディングとして、このように特徴があるものを発信するのは面白いですね。

しかも驚くことに関東だけじゃなく、大阪まで企業訪問をしています。勇者の格好で。この行動力には脱帽しちゃいました。

本並さん改め「勇者カメレオン」に遊びにきて欲しい!そんな方は是非本並さんに連絡してみてください。

■ ハンズラボ株式会社   青木由佳さん

『ハンズラボの広報あるある物語!~常識を吹きとばせ~』

※資料非公開

誰もが一度は行ったことがあるであろう、東急ハンズ。その子会社で小売業向けのシステム開発を手がけられているハンズラボの広報、青木さんが感じた”広報あるある”を発表したいただきました。

ひとつめの”広報あるある”として青木さんが挙げられてのは、「社長が勝手にメディアに出ている」。ふたつめは、「社長が出るイベントを参加者と同じタイミングで知る」。また他にも、「ロゴをアレンジしてオリジナルTwitterアイコンをつくったものの親会社から却下される」など。皆さんもついつい頷いてしまうのではないでしょうか。

また、青木さん自身兼務でやられているようなので、バランスをとりつつ広報活動をされているとのことでした。さまざまなイベントで登壇されているようなので、是非、他の機会でもお話聞いてみたいと思います。

■ 株式会社OKPR  漆畑慶将さん

『マスコミOBが語る広報の極意 その②』

※資料非公開

第1回目の広報LT大会でもお話しいただきました、マスコミ業界出身の漆畑さん!前回はテレビ局についてお話しいただきましたが、今回は新聞社について広報にためになる話しを教えていただきました。新聞社がどのような構造になっていて、どのようにアピールしたら良いのか・・・!資料非公開につき、気になる方は、漆畑さんにご連絡してみてください。

【スペシャルゲスト】株式会社KADOKAWA アスキー編集部 大谷イビサ記者

『読まれるための読者ペルソナ』

※資料非公開

みなさんは、広報活動をする上でメディアに企画を売り込む際に「読者ペルソナ」を考えたことは有りますか?(私はありませんでした)「週刊アスキー」( http://weekly.ascii.jp/ )では、想定読者のイメージ像として読者ペルソナを、チームでしっかりと考えられています。

サービスを立ち上げるときに”ペルソナ”をつくりますよね。

ペルソナをつくることによって、ブレがなくなるということは記事づくりでも変わらないのだそうです。

大谷さんのお言葉をお借りすると、「読ませたいモノと読みたいモノを一致させる」ためにも、私たち広報はターゲットメディアへアプローチする際に読者ペルソナ設計すれば、よりメディアに刺さる広報企画になるのではないかということです。

実際に、「週刊アスキー」つくられた3つのペルソナをご紹介いただいたのですが、クスっと笑える設定まで非常に細かく作られていて、大変面白かったです。

■「第2回広報LT大会」を終えて~編集後記~

今回も様々なノウハウが共有された盛り沢山のLT大会でした。LT発表の後には懇親会の時間も設けているのですが、参加者1人ひとりの熱気がすごかったです。やはり広報同士、ここぞというばかりに互いの悩みや経験を話し合う姿が見受けられました。

また、今回会場を貸してくださった、サイボウズ様のオフィスがこれまた凄かったんです!広々としたカフェスペースのおかげでさらにテンションがあがっていたのは、きっと杉本だけじゃなかったはず。これからも皆さまに「明日から使える!」ノウハウをシェアできるように、運営一同頑張ります!

<お知らせ>

好評につき第3回もやります!近日中にconnpass( http://prlt.connpass.com/ )にてイベントページを公開しますので、是非チェックしてください(๑•̀ㅂ•́)و✧

それでは、SEE YOU SOON!!

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