見出し画像

サービスの撤退基準は自分の心が折れた時

スタートアップにおけるサービスの撤退基準はプロダクトオーナーの心が折れた時だ。

メガベンチャーのサイバーエージェントは以下のように撤退基準を明確に定めている。

撤退基準:2四半期連続で減収減益になったら撤退

メガベンチャーなどで撤退基準を明確に設けるのは賛成で、ドライに事業を判断できる。

また個別での撤退判断は、なぜあの案件は赤字で2年も続けれたのに、こっちの案件は半年でクローズなのか?といった不満が生じる。

事業を続ける方も撤退基準が明確な方が最後の頑張りが効く。

一方でスタートアップは人も資金もなく風が吹けば会社が飛ぶ状況で、明確な撤退基準を設けると簡単に撤退することになる。

・市場が成熟していなかった
・競合との差別化が図れていない
・プロモーション費用が出せない
・・・etc

やらない理由はいくつも出てくる。

やらない理由を元にサービスを簡単に辞めることができるが、それは最初から分かっていたことで、あとはプロダクトオーナーがどれだけ自分を信じてやり切れるかどうかだ。

サービスは今まで誰も見向きもされなかったものが、影響力のある人に紹介されただけで簡単に伸びることがある。

自分たちのサービスが悪かったわけではなく、単に認知が取れていなかったという話はよくある。

そんな中、競合と差別化しなければという発想のもと、機能追加をするのは効率が悪い。

つまり、何が要因でサービスに日が当たるかを少しづついろんなことを試して検証するしかない。

やらない理由をできる理由にするために1つ1つ改善していくしかない。

なのでプロダクトオーナーはいろんな人にサービスを否定されたりしても諦めてはいけない。

その人たちが否定し、可能性がないと思ったから世の中にそのサービスはなかったのだ。

みんなが可能性があると思ったものは大手企業がサービスをすでに提供している。

スタートアップは世の中にまだない価値を作っているのだ。

自分もたまに本当にサービスやる意味があるのか?と挫けそうになる時があるが、自分の中で原体験があり、このサービスが本当に必要だと思い返し踏みとどまる。

自分を自分が信じ続けるしかないのだ。

これからも諦めずにサービスを作り続けたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?