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次世代型パーフェクトドーピング 「IGF−1」(2500字図解あり)

1)IGF―1ってなに?


  まず最初にお伝えしたいのは「人は成長ホルモンで筋肥大する」というのは間違いである。正しくは「IGF−1によって筋肥大する」が正解である。

 IGF―1とは「insulin-like growth factor(インスリン様成長因子)」の略語である。よってIGF―1とは「インスリンに構造が似ている細胞の増殖を促すペプチドホルモンである。通常、成長ホルモンが肝臓で作用することによって生成されるペプチドホルモンであり成長ホルモンの濃度との相関が見られるのである。また筋トレ後に限り筋肉から直接生産されるのである。

 人間の体には必ず存在する物であるが故に血液検査、尿検査において外部投与した事を証明するのが不可能でありIGF―1が原因で競技などで失格になる事はないのである。さらにはアナボリックステロイドと違いステロイドホルモンではないため様々な副作用が起きず、現在報告されている副作用も少ないのである。(アナボリックステロイドの恐ろしさを知らない場合は前回のnote〜アナボリックステロイドまとめ〜を是非購入して欲しい)これだけデメリットが少ないという事は効果も薄そうであるが、そうではなくアナボリックステロイドと同様の筋肥大効果を有するのである。

1ヶ月で3kgの筋肉増強を達成した報告もあり、筋肥大効果はアナボリックステロイドと同等であると言える。以上のことをまとめるとIGF―1とは「副作用が少なく、ドーピング検査にも引っかからず、筋肥大効果の高い物質」ということである。まさにパーフェクトドーピングである。次の章ではIGF―1について深く理解するため、専門的な内容に入ろうと思う。

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