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案件・役割をアサインをする 〜デザインマネージャーのお仕事10

デザインマネージャーってどんなお仕事しているの?・・・を紹介する連載シリーズ。第10回のテーマは「案件・役割をアサインをする」です。

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10.案件・役割をアサインをする

デザイナーの長所・キャリアプラン・案件のスケジュールなどを考慮し、どの案件をどのデザイナーに作業してもらうかアサインをします。個別の案件以外でも、デザインチーム内でさらに目的別にチーム分けをする、新しい職務をデザインチームに加える、リーダーを指名する・・・こともアサインのひとつです。

デザインマネージャーのお仕事シリーズの中でも、
「案件をこなしていくだけではなく、ビジョンとか旗印を立てましょう」「将来のキャリアプランを考えましょう」
ということを言ってきました。しかし、やはり手持ちの案件を進めていくこともデザインマネージャーとして大事な仕事のひとつです。

そのために誰にどんな案件をアサインしていくかは重要になってきます。日々の仕事の中で、自身の成長が感じられるような、やりがいを感じてもらえるようなアサインメントが理想的です。

例えばiOSアプリのデザインが得意でもっとアプリのデザインを極めたいというデザイナーがいたとしてら、新しい領域にチャレンジしてもらう意味でAndroidのデザインもアサインするとか、長所を生かしてもらう意味でプロダクト全般のインタラクションルール策定を考えてもらうとか。

ただデザイナーからの要望に答えるだけではなく、そのなかで新しいチャレンジングな要素を含ませながら、成長できるポイントも考えながらアサインするのがいいと考えます。

アサインメントは案件に限らず、チーム編成や役割にも適用されます。
「複数のプロダクトを抱えているので、プロダクト単位でチーム分けしよう」とか「Webとアプリでチームを分けよう」というチーム編成もアサインのひとつです。

また、少し先のデザインチームの将来像を見据えて「この人にチームのリーダーを任せてみよう」だったり、いままでやったことのない領域にチャレンジさせる意味で「このプロジェクトのリードをさせてみよう」「新しいメンバーのメンターをやってもらおう」という役割を与えることもアサインです。このあたりも、いままでやったことのない領域にチャレンジさせてみることが大事かなと思います。

もしかすると「Aさんはどうみても職人タイプでモクモクと作業するタイプだよな」と思っていたものが、いざリーダーをやらせてみるとメンバーへの面倒見が良くて、プロジェクトも円滑に進めることができるなど、意外な才能に気づくことがあるかもしれません。

もちろんチームが忙しく「将来」とか「成長」とかそう言ったこと抜きで、どんどん案件を渡していかなきゃいけない状況もあるかもしれません。でも、デザインマネージャーシリーズの第7回でふれましたが、メンバーにとって2〜3年後になりたい姿に近づいていることが実感できているのであれば、チームの状況を説明した上で受け入れてくれるのではないでしょうか。

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デザインマネージャーのお仕事・第10回は「案件・役割をアサインをする」というお話しでした。
デザインマネージャーのお仕事紹介シリーズは、noteのマガジンにまとめています↓ご興味があれば他の記事もご覧ください。


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