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富山でファミリーワーケーションをしてきました

2023年12月、富山県魚津市に1週間滞在しながらワーケーションをしてきました。今回は私ひとりでしたわけではなく、妻と3歳の娘を連れた「ファミリーワーケーション」になります。


子供がいるとワーケーションはむずかしい?

私も妻もテレワーク中心の勤務体系であることから
「いつかはワーケーションをやってみたいねー」
という話はたびたびしていました。しかし3歳の小さな娘がいるので
「子供がいるとワーケーションは厳しいかな」
とも思っていました。妻と娘を置いて私一人でワーケーション…は、さすがにできません。。。

しかしネットでいろいろ探してみると、子供を地元の保育園に預けられるワーケーションプランもチラホラとあることがわかりました。

そんななか今回利用したのが「富山でUMIRU YAMARU 感じるファミリーワーケーション」。ファミリーワーケーションという名の通り、子供を預ける保育園も紹介してくれるプランでした。

我が家では数年前から「氷見に行って寒ブリ食べてみたいよねー」なんて話していたので、「富山でワーケーション。これは運命だ!」と話はとんとん拍子で進んでいくことになります。

スケジュールは6泊7日

スケジュールはこんな感じです。
1日目の日曜日に富山へ入りレンタカーで魚津に向かいます。夜はホストファミリーさんたち主催の歓迎会も開催されます。
2日目(月曜日)からテレワークでの通常業務です。私と妻はコワーキングスペースで仕事。娘は現地の保育園に預かってもらいます。これが金曜日まで続くことになりますが、せかっく富山に来て観光しないのはもったいないので6日目は私も妻もお休みをいただいて観光をすることにしました。
そして7日目の土曜日に東京へ帰ります。

滞在先は漁港に建つオシャレな一軒家

新幹線で富山駅に到着し、レンタカーを走らせること40分。ワーケーションの舞台は富山県魚津市です。

今回の滞在先「渚泊魚津丸」

滞在先は、海の目の前にある魚津漁業協同組合が運営する一棟貸しの宿泊施設「渚泊魚津丸」。竣工してまだ数年しか経っていないこともあり、建物がとてもキレイ。ケッペキーな私でもまったく不安を感じない清潔さでした。

1階のリビングダイニングスペース

冷蔵庫や最低限のキッチン道具は揃っており、Wifiもそこそこ早くまったく不自由せず。最大16人まで宿泊できる施設とのことなので、企業研修や合宿での利用も想定されているのでしょう。お風呂にはシャワーが3機もついていました。広い空間を家族3人で贅沢に利用させていただきました。

コワーキングスペースは旧小学校の教室

黒板が学校の名残を感じます

ワーケーションプランでは滞在中のコワーキングスペースも紹介してくれます。今回利用したのは「necco(ねっこ)」というかつて小学校だった建物を利用した施設。教室を半分に間仕切ったスペースが私たちの仕事場です。
こちらもWifiは不自由のないレベル。フツーにZoomでのオンライン会議もカメラonで途切れることなく実施できました。

オフィスの窓からは、天気がいいと立山連峰を望めます

娘は保育園に馴染んでくれるのか?

ワーケーションプランでは滞在中の保育園も紹介してくれるのですが、出発前に一番不安だったのが娘の保育園でした。
「保育園に馴染めなかったらどうしよう」
「行きたくない!ってゴネたら、どちらかが面倒見ることにしようか」
といろいろなケースを想定していましたが…

すんなり馴染めました(笑)

保育園の先生も、なにより園児さんたちがウェルカムな姿勢で接してくれたのが良かったと思います。ワーケーションなど短期入学の園児さんを定期的に受け入れているようで、とても慣れている感じでした。本当に感謝です。

魚津グルメをしっかり堪能

ワーケーションの醍醐味は、やはりグルメ。魚津のおいしいグルメをたくさん堪能してきました。

滞在先おとなりの「魚津丸食堂」でブリ刺し
美味しんぼ84巻にも登場した「海風亭」のゲンゲの竜田揚げ
同じく「海風亭」にて、富山湾で獲れるバイ貝を使ったバイ飯
寒い日は「四十萬」の中華そばが染み渡ります
「とんかつや」という名のお店のトンカツ定食
ご当地スーパー「大阪屋ショップ」などで調達した食材を使って自炊

1日お休みをいただいて魚津&滑川を観光

前述しましたが、さすがに観光をしないのも勿体無いと思い、6日目の金曜日はお休みを取って観光をしました。

まずは「魚津埋没林博物館」へ。2000年以上前のスギの原生林の【根】が、まさに埋没しており、港を作ろうと掘り始めたら見つかったそうです(昭和5年)。根っこのチカラ強さを感じる形状がたまりません。

「魚津埋没林博物館」の水中展示室

そのあとは魚津市のお隣・滑川市まで足を伸ばしました。滑川市の瀬羽町というエリアが、昔の街並み・建物を生かした素敵なカフェ・お店があり、密かに注目されているエリアになっているそうです。

瀬羽町の街並み

一番の魅力はホストファミリーの温かさ

今回のワーケーションではホストファミリーの方々が旅行前・旅行中のサポートをしてくださいます。

1日目の夜はホストファミリーのご自宅で歓迎会を開いていただきました。ホストファミリーのお子様たちが娘と一緒に遊んでくれたおかげで、大人はお酒を交えていろいろな会話を楽しみました。

「押し寿司ワークショップ」の様子

4日目には「押し寿司ワークショップ」を開催。一緒に押し寿司をつくって、この日の夕飯としていただきました。(本当は娘にも参加して欲しかったのですが、ご機嫌ナナメで不参加でした。。。)

くるみの入った食感がとてもおいしかったです

ホストファミリーの方が常にいるわけではなく、基本はLINEでのやり取り。ほどよい距離感で接していただけるので、ありがたかったです。

調味料セットを用意してくださったり、保育園に必要な寝具一式もお借りしたり、本当に色々とサポートをしていただきました。このワーケーションの一番の醍醐味は、ホストファミリーの温かさと言っても過言ではないと思います。

ワーケーションを体験してみて

「1週間の旅行」と聞くとかなり長いイメージがありますが、これがワーケーションとなると、あっという間に1週間が過ぎたように感じました。

やはり仕事をしている日については、「起床→仕事→夕飯→就寝」という生活リズムは東京でも富山でも変わらないため、旅行をしている感じがないというのは正直なところです。

とはいえ、知らない街を散策しながらランチ時間を過ごすとか、仕事が終わったあと馴染みのないスーパーまで買い出しに行くとか、そんなちょっとした非日常が楽しかったりしました。

なのでワーケーションとは、「がっつり非日常を体験する」という日々ではなく、「仕事をする日常の中に、非日常をトッピングしていく」という日々であると個人的には思います。

ちなみに、今回の滞在中は気温も東京と変わらないくらい温暖な日々でしたが、帰京した翌日からは雪が降り続く日々だったそうです。もし雪の日々だったら、もっと非日常な感じを味わえたかもしれませんね。(雪は雪で大変だったでしょうが…)

保育園の近くを流れる鴨川沿いを歩く

あとは、娘が普段とは違う環境に身を置くという経験ができたことは、イイ経験ができたと思っています。そして違う保育園にあっさりと溶け込んだ姿は、娘の成長を感じるシーンともなりました。

最終日、娘に帰ることを告げると「いやだ!ここにいる!」と泣きながら言っていた姿がありました。ワーケーションが終わって半月ほど経った今でも、魚津の保育園の名前を言うことがあったり、「新幹線でどこ行ったんだっけ?」「とやま!」と答えたりするのを見ると、娘にとって印象に残る1週間になったんだな…と感じることができました。


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