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行動を起こす前の準備とは?

見切り発車せずに事前準備をしてから行動すること。

私は、行動を起こすときに、見切り発車をせずに、十分な事前準備をしてから行動に移す方です。(参照記事→人生は見切り発車でうまくいく?

7割で勝負をかけろ
9割まで待つと手遅れ
5割で戦うのは愚かだ

ソフトバンク 孫正義


しかし、
私は、
7割で行動する事は到底できず、
9割、10割になっても、うじうじしながら
やっと重い腰を上げるタイプです。

リスクを恐れて、一方、踏み出せない典型例、そしてこのことによって行動はとても遅くなったり、行動の回数自体が少なくなってしまいます。

自分への戒めのために書いた記事でした。

◇   ◇   ◇

見切り発車という言葉は、そういった40歳、50歳を超えた人に対する言葉なのではないでしょうか?

見切り発車を言葉通り解釈すると、何の準備もせずに動き出して、まず動いてから考えようということです。「行動する>行動しない」の不等号だとすれば、見切り発車はとても賞賛に値します。

今日のnoteは、

見切り発車なのか?
それとも、十分に準備してから発車したのか?

この両者の違いがどこにあるかを考えてみたいと思います。


◇   ◇   ◇


友人に相談を受けました。

ある物事のイメージが既にできていて、自分のやりたいことがイメージできている。それをどう行動に移せばいいのかという相談でした。

その友人も、どちらかと言うと、過剰準備型で行動が遅くなる人でした。変な意味で、まこさんnoteの十分な準備をしてから動く事を崇拝しているように聞こえました。

友人:「まこさん、私はやりたいことがあるのです。 でも、準備が全然できてないんです。だからまだ、行動できるレベルにはありません。」

と友人は私に話してくれました。

ここで言う準備とは何をもって、
準備50%、 75% 、100%と判断するのでしょうか?

友人は、その準備があたかも0%〜10%のイメージで
私に準備不足と伝えてきました。

私は準備というのは、
自分が何かをしたいと思ったことに対して、未来に起きる具体的なTo Doを事前に準備しておくこと。それに加えて、今までの人生の中の経験値は全て準備に当たると捉えています。

この友人の例をとると、
すでにやりたい店舗のイメージ、たくさんの類似した店舗の視察、ならびに、経営者へのインタビューを重ねることによって、自分のやりたい方向性が明確になってきています。

また、多くの情報収集に余念がなく、アンテナを張り巡らせて、自分のやりたい方向性の情報収集に常に行っています。

これはすべて事前準備に当たります。

それでも友人は、今から起きるべき不動産の手配であったり、起業するにあたっての申請書類など、超えなければいけない、いくつかのハードルが目の前に見えていて、その準備が全くできてないことに対して不安で動けないと言っています。

まさしく、
この例が事前準備が充分できているのに、動けない典型例です。

未来を全てシミュレーションする事は不可能です。それに対してのリスクマネジメントを全てクリアしてから行動するのでは、さすがに行動が遅すぎると思います。


◇   ◇   ◇

もう一つ例を挙げます。  

ジャーナリストの我那覇さんは、ダボス会議でインタビューをしたいために、まず航空チケットを取ったと言う記事です。(参照記事→【行動】出来るかどうか考える前に行動する事の大切さ

渡航したはいいものの、誰に会えるかわからない。
誰と話せるか分からない状態。
この状態で行動してしまうのは準備不足と考えるのか?

いいえ、多分私の勝手な想像ですが、
このアクションにおいての準備は、

・過去に多くの著名人とのインタビューを重ねていると経験という準備。
・英語を堪能に操れることができるスキル習得という準備。
・その領域に対しての自由闊達な会話ができる知識習得の準備。

これらの準備がすでに終わっている状態です。
既に経験値として得ている全て基礎力が準備です。

確かに、目的達成のためのアポイントが取れてないかもしれませんが、そのアポイントを取るためにも、現地に飛び、行動して、次のアクションに結びつけるのは、理にかなった動きだと思います。

これを見切り発車行動なのか?
既に期が熟している行動とみなすなのか?

人それぞれだと思います。 
しかし、私は事前準備と言うのは、既にその人が生まれから今まで経験してきたものは準備に相当している判断してます。だからこのジャーナリストの行動は、見切り発車ではないと判断します。

◇   ◇   ◇

Microsoft元社長の成毛さんが50歳になったら、何でも好きなことを思った通りやればいいんだよという言葉が心に響いています。

まこさん質問:
「何の準備もせずに行動しちゃっていいんですか?」

この素朴な疑問に対しては、

成毛さん:
「若い頃にたくさんの勉強や経験をしてきたのでしょう。それが自分の血となり骨となっています。十分な基礎力になっていますよ。」

多分こんな感じの内容をどこかの本で読みました。

見切り発車と言う言葉の受け取り方は、私は正直なところ否定していますが、今までの自分の基礎力、経験値を準備と考えているならば、それで見切り発車ということでオッケーだと信じています。


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