【日韓併合】『日本の韓国支配は過酷ではなかった』ジャパンタイムズの記事をめぐる海外の反応と議論


ご存知の方も多いと思いますが、先日、ジャパンタイムズに『日本の韓国支配は過酷ではなかった』というタイトルの記事が掲載されました。
反日記事を量産してきたジャパンタイムズが日本を擁護するような記事を掲載したことに、「こらまたどういう風の吹き回しか?」とちょっと驚いたのですが、コメント欄では案に違わず、特定の国の人たちが早速湧いてきていつも通りあることないこと難癖をつけていました。さてどんな難癖がついたのでしょうか。意訳してご紹介いたします。ちなみに筆者はニューヨーク在住の日本人のようです。

翻訳元

↓以下、記事の意訳です。

日本の韓国支配は過酷ではなかった

マダガスカルを訪れた四方田犬彦が、こんな手紙を私に送ってよこした。
「マダガスカルはアフリカでもっとも貧しい国だ。日本の植民地だった台湾と韓国は戦後めざましい経済発展を遂げたが、フランスの旧植民地でそうした経済発展をとげたところはひとつもない」。
四方田犬彦は、コロンビア大学をはじめブラジルや韓国、台湾など世界中の大学で教えた経験をもつすぐれた文学者である。

四方田はこう続ける。
「フランスはマダガスカルの社会インフラ整備にはなんの関心ももっていなかった。同様にオランダはインドネシアとの貿易以外に、イギリスはインドを搾取すること以外に、なんの関心ももたなかった。それと対照的に日本がその植民地行政において真っ先に考えたのは、公衆衛生と教育といった社会インフラの整備であった」

四方田の手紙が届いたちょうどそのとき、私はジョージ秋田とブランドン・パルマーの『韓国における日本の植民地遺産1910ー1945』という本について思いをめぐらせていた。長年、そして今も、日本の韓国支配については否定的にとらえられてきたが、この本はそうした「社会通念」を正そうと試みている。

この「社会通念」は、ニューヨークタイムズのマーチン・ファクラー記者が書いた記事の中に典型的にみてとれる。2014年3月22日付けの記事『日韓の角逐の場となったアメリカ』の中で彼はこう記している。「争いの根底にあるのは、朝鮮半島における日本の残酷な植民地支配に対する韓国人の恨みである。日本は韓国の文化を抹殺しようとしたのだ」

記事のなかでファクラー記者は「慰安婦キャンペーン」を取り上げ、それに韓国が勝利したと述べているが、ことはそう単純ではない。慰安婦問題の国際化は、逆に韓国を不都合な状況に追い込む可能性が高いからだ。

慰安婦問題を帝国主義という観点から長年研究してきた世宗大学の朴裕河教授はこう指摘する。「韓国人は光復後(終戦後)の70年近い歳月というものを、かつて旧宗主国であった日本と協力し、またそれに従属したという苦い記憶を消し去ることに専念してきた」。

そうした苦い記憶の一例が、慰安所の経営者の多くが韓国人だったという不都合な事実である。この事実は戦時中、ビルマやシンガポールで慰安所を経営していた韓国人経営者の日記を発見した安秉直ソウル大学名誉教授によってあきらかにされたものである。

韓国人はもうひとつの不都合な事実にも目をつぶっている。それは韓国政府が、朝鮮戦争中、韓国人女性をかきあつめ、それをアメリカ兵に慰安婦としてあてがったという事実である。それは戦前に日本軍がやったのと何も変わらない「恥ずべき行為」のはずだ。

にも関わらず、韓国人は日本人よりも一段上にあるという「道徳的な優越感」をもって日本を非難し続けている。この「道徳的な優越感」は根拠がないばかりでなく、多くの韓国人から恥を知るということと自らを反省する機会を奪ってしまった。

それにしても日本の韓国支配は、そんなにも「残虐」だったのだろうか。ニューヨークタイムズの論説委員は以前、安倍首相を批判する自らの記事を裏付けるものとしてシン・ヨンハ漢陽大学教授の次の言葉を持ち出したことがある。「日本統治時代、韓国人は歴史上、かつてないほど残虐な支配下に置かれていた」。

しかしこういわれれば、当然ながら疑問がわいてくる。「それは何と比べて?」ということだ。そしてこれが秋田とパルマーが投げかけた疑問でもある。

日本はたしかに韓国で大規模な弾圧を行ったことがある。1919年の三・一独立運動がそれだ。独立を要求する韓国人が大規模な抗議活動をはじめたのを当時の朝鮮総督府が武力で弾圧したのだ。

そこでの犠牲者数は日本側の553人から韓国側の7,509人まで研究者によってかなり幅がある。もちろんいずれにせよ多くの人が犠牲になったということは認めるべきだろう。

しかしこうした弾圧を他国と比べた場合、日本のそれはあきらかに見劣りがするのも事実だ。たとえば、1899年から1902年にかけてアメリカは60万人ものフィリピン人を殺している。

一方、三・一独立運動に懲りた朝鮮総督府は、事件を境にそれまでの武断政策を改め、文治政策に転換した。つまり、統治の重点を教育や経済などの社会インフラ整備へと転換したのだ。

さらに重要なのは、その植民地支配の期間中、日本は一部の強制移住や民族隔離政策を除き、強制労働、経済的搾取、村落破壊といった敵対的な政策を採ったことは一度もないということだ。

こういうと多くの人が異を唱えるだろう。では本当のところはどうだったのか。他国のケースと比べてみよう。

ベルギーの植民地だったコンゴでは、もともと2,000万から3,000万人いたその人口が1911年には850万人へと減少した。

オランダの強制労働と収穫の半分を収奪する強制作付け制度の元で多くのインドネシア人が飢饉に苦しんだ。とくに1850年には30万人が餓死した。ポルトガルの植民地だったアンゴラでは30万人以上の現地人が強制労働の犠牲になった。

そしてマダガスカルでは戦後にいたるまでフランスの植民地支配のもとでコーヒー農園における強制労働が行われていた。

もちろん殺人や搾取は、今も形を変えて続いている。しかし秋田とパルマーは、当時の植民地時代において、日本の韓国支配はそれほど過酷なものではなかったし、むしろほぼ公平といってもよいものだったと結論づけている。筆者もその見方に賛成だ。

【以下コメント(文末の+数字は「いいね」の数)】

●731部隊を忘れるな!

●僕は、日本人が自分の国のことを悪くいうのをこれまで一度も聞いたことがない。だれもが知っているあきらかな事実であっても彼らの手にかかると日本側に都合のよいようにあちこちねじ曲げられてしまうんだ。韓国人と中国人が自国を理性的に批判するのはよくみかけるけど、日本人だけはそうじゃないんだよ。

●とんでもねえ記事だな。+1

●韓国は植民地にされたんじゃない。併合されたんだよ。
それにしても日本以外に謝罪や賠償をした旧植民地宗主国ってあるの?+1

●何年間か向こうに住んでいた経験からいうと、韓国と台湾は教育制度から建築様式、さらに警察制度にいたるまで日本とそっくりだ。だからその発展を多くを日本に負っているというのは間違いないと思うよ。そもそもそれ以前は両国ともただの農業国だったわけだしね。+3


●そのコメントからは今も続いている白人支配の傲慢さが垣間見えるね。君らはそうやっていつも加害者だけを弁護するんだ。被害者の痛みからは目をそむけてね。


●馬鹿げてる!そして侮辱だ!
あんたは歴史というものを知らない。


●歴史というのは、過去の世代の悪行が未来の世代に知られないよう時の政府によって書き換えられるものだよ。


●お前の口ぶりだと、戦争で犠牲になった被害者のことなどどうでもいいって感じだな。+1


●いやそうじゃないよ。戦争はみな地獄だし、正当化できるものじゃない。自分は自分の意見を言っただけだし、ここには表現の自由があるはずだ。正しいジャーナリズムというのは反対意見にも開かれているものだろう?

●この記事は、「我々は民主主義と自由貿易と鉄道という恩恵を世界に与えた」と英国人が偉そうに言っているのと同じだよ。それと日本の保守主義者はよく、日本の統治は李氏朝鮮のそれよりもよかったというが、その裏には、韓国人には国を運営する能力がなかったという暗黙の前提が隠されている。こうした前提に立ったもの言いは、韓国人にかぎらず被支配者にとって到底受け入れられるものではない。
日本人は歴史上、外国の直接支配を受けるという屈辱を味わったことがない(戦後の数年間は除く)。社会インフラ以上に重要なものがあるということが日本人に理解できないのはおそらくそのせいだろう。+1

●とんでもなく的外れな記事だな。日本の植民地支配が他と比べてどうだという問題じゃないだろう。問題は文化的な大量殺戮政策であり、経済的な搾取であり、人権に対する不法な暴力だ。もちろん日本が史上最悪の植民地国家だったわけじゃない。しかしだからといって日本の罪が正当化されるというものでもないだろう。この佐藤というコラムニストの無知にはあきれるばかりだ。+2

●他の日本の植民地はどうなんだ? たとえばフィリピンやビルマは? 植民地政策全般という点ではいいところをついてると思うけど、死の鉄道やサンダカンおよびバターン死の行進といった日本軍の残虐性についてなにも触れていないのは公平といえないだろう。+3

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