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働き蜂の役割とは?複数の役割を担う働き者

私達がミツバチといってまず思い浮かべるのが、所謂「働き蜂」ではないでしょうか?
働き蜂は巣の内外で大活躍する事で知られています。
今回は働き蜂に関する基本的な情報などのお話をしますね。

働き蜂がいないと巣は大変な事に

以前女王蜂の役割を解説しました。
女王蜂の一生をかけた役割とは?|328博士|note
女王蜂は巣にとって唯一かけがえのない存在で、女王蜂がいなくなってしまうと巣が壊滅してしまいます。
そして、女王蜂と同じぐらい大切なのが「働き蜂」です。
働き蜂は巣と群れを守る上で、非常に大切な働きを沢山行います。
私達が普段口にする蜂産品の多くはこの働き蜂が作り出すと言えるでしょう。

働き蜂は「役割が違う」

まず働き蜂は「メスのミツバチ」になります。
そして働き蜂は寿命によって働く内容が異なります。
簡単に説明するなら、若い働き蜂は「内勤」をし、寿命が短くなった働き蜂がより危険な「外仕事」をします。

ミツバチは若い間は女王蜂のお世話や、幼虫の世話、巣の中を清潔に保つなどの仕事を行います。
そして寿命が短い働き蜂は危険な巣の防衛や蜜や花粉・樹液・樹脂を集めまわる仕事を行います。

ミツバチが作る主要なものとは?

ミツバチは人類に役立つものを数多く作り出します。
主要なもので言えば「蜂蜜」「ローヤルゼリー」「プロポリス」「ビーポーレン」などが挙げられます。

それぞれ目的が別にあります。
蜂蜜・ビーポーレンは働き蜂の餌として作られます。
ローヤルゼリーは女王蜂のみが食べる餌です。
そしてプロポリスは巣の防衛のために、プロポリスを巣の出入り口に塗り固めます。

これら全てが実質働き蜂によって作り出されています。
ミツバチはそれぞれの役割を果たして生きているのです。

女王蜂が不在の際は産卵も行う

女王蜂がなんらかのトラブルで、命を失ってしまったり、失踪した場合は働き蜂が急遽産卵を行う事があります。
この場合生まれてくるミツバチは全てオス蜂で、徐々に巣が崩壊に向かってしまいます。
ミツバチはそれぞれの役割をしっかりと果たし互いに助け合って過酷な自然を生き抜いているのです。

越冬をするために餌を蓄える

ミツバチにとって最大の試練でもあるのが「冬を越す」という事です。
なので巣に蜂蜜とビーポーレンを蓄えておく事が重要となります。
ミツバチは越冬の為にも一生懸命、自然の中を飛び回って働いているのです。
そんな大切な蜂蜜などを私達は分けて貰っています。
ミツバチに感謝をしながら一口一口大切に口にするようにしましょう。

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