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ハネムーン旅行記#8/世界一の夕陽

少しホテルの周りを散策して、ビーチに行ったり、プールサイドを歩いてみたりしたあと、早速島の反対側へドライブがてらサンセット・アシュラムに向かった。イビサの中でも有名なカフェのひとつだ。

鼻ピアスにーちゃんに車を頼むと、なぜか鼻ピアスにーちゃんと、同僚のふたりで車に乗って帰ってきた。ラジオのチャンネルも変わってるし、心なしかボリュームの上がっている。で、「君たちのためにオープンにしといたぜ」みたいなことを爽やかに言ってきた。絶対、自分たちが楽しんでたでしょ笑

30分ほどのドライブで島の反対側を目指す。内陸は海沿いとはまた違うカントリーサイドてな風情で、山道も通りつつ、異国な雰囲気を味わう。森っぽく植物たくさんでも、なんか全体的にカラッとしてる。緑も日本のうっそうとした濃い緑というより、少しライトなグリーンだった。

サンセット・アシュラムはオフシーズンでもすごい人で、駐車場がわからなかったのだけど、親切な他の観光客に駐車場を教えてもらって事なきを得た。カフェ前では警官がバシバシ違反キップを切っていた。

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ついたのはちょうど日が傾きはじめた18時半頃。日の入りが19時すぎだからちょうどよかった。

イビサは音楽とサンセットの島というくらい夕日が有名なので、このカフェに来られてよかった。ずっとDJがChill-outミュージックを流していた。

おいしいと聞いたチキンカレーと、イカのフリットを食べながらサンセットを待つ。チキンカレーはパキスタンカレーみたいな雰囲気で、ほろほろのチキンが美味しかった。イカのフリットはキムチソースとスイートバジルソースとついてたけど、キムチのがピリ辛で美味しかった。そして相変わらずのボリュームなのでふたりで二品でちょうどよかった。

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サンセットになると虹みたいなグラデーションが水平線に広がって、いつまでもサンセットを眺めていたいという気分にさせてくれる。

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名残惜しいものの混む前に帰ることに。
実際のところ、日の入りから1時間足らずで完全に暗くなり、冷え込んでくる。オープンにしてた幌も完全に閉じる。

帰り道も意外と車はいるんだなという印象だった。流れてるからストレスはないし、むしろ空いてると後ろからかっ飛ばしてくる車がいるけど、車がいるとみんな飛ばせないから、はじめて外国で運転してる身としては助かる。

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途中、幹線道路沿いの大きなスーパーに寄って買い出し。外国のスーパーて楽しいよね。こっちではカゴにキャスターがついてて、カゴをペットを連れてくみたいにコロコロと転がしていった。

こっちの人は一週間分買いだめするのか、みんなものすごい量の買い物をしていた。特にミネラルウォーターは8リッター入りのがばんばん売れてて、8リッターボトルを9本とか買ってる人がいた。パイナップルもキロあたり75セントくらいと異常に安くて羨ましい。
僕らは2リッターの水と(500mlなどというかわいいものは存在しない)、オレンジジュース、ハイネケンとお菓子を少し買った。水とかハイネケンはセット価格と単品価格が表示されてたんだけど、最初単品がどこにあるのかわからなかった。で、あたりを見回して「単品が欲しければセットを勝手にあけていい」ということを学んだ。そのへんも外国っぽい。

そしてスーパーの店員さんでも英語とスペイン語とバイリンガルで、みんなバイリンガルなのだろうかと思った。ひょっとしたらカタルーニャ語とトリリンガルかもしれない。

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そういえば、僕らはもともとウシュアイアというホテルに泊まる予定だった。それがちょっとした事情でハードロックホテルに変わった。どうやら、グループ内で予約がそんなに埋まらなかったからウシュアイアをクローズし、宿泊客を全員ハードロックホテルに固めることにしたみたいだった(それでもハードロックホテルは一部の客室棟がクローズしていた)。

ウシュアイアとハードロックホテルは部屋自体の内装のデザインイメージはそんなに変わらない。白を基調に、差し色はパープルになっている。

スイートをとったので部屋がめちゃくちゃ広くてとても快適だった。シャワー&ジャグジーだけでうちの一室分くらいの広さがある。テラスとジャグジーからはビーチとプールが目の前に見えた。あと音楽をずっとプールサイドで流してるのが聞こえて、これぞリゾート、な感じで本当に素敵だった。この時間がずっと続けばいいのに、と思うほどに。

最後までお読みいただきありがとうございました。 このnoteのテーマは「自然体に綴る」です。 肩肘張らずに、「なんか心地いいな」と共感できる文章を探したくて僕も書いています。なにか良いなと思えるフレーズがあったら、スキ!やフォローをしてくださると励みになります。