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マカオ・ダナン旅行記#7~ポルトガル料理とパステルカラーの教会群

マカオはポルトガル植民地だったために、文化もポルトガルの影響を受けている。エッグタルトももともとはポルトガルのお菓子だ。

そんなわけで、マカオに来たらポルトガル料理を食べてみよう!ということでお昼はポルトガル料理のお店にした。

そのお店はガイドブックに載っていたところ(カテドラルの近く)なのだけれど、外からのぞき込むと若干暗く、「OPEN」の看板が出ていても不安になるくらいだった。でもおそるおそる入ってみると、店内はわりときれいで、一応先客もいた。

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僕ら夫婦はそんなにたくさん食べられないので、悩みに悩んでダックライスとコッドフィッシュのグラタンを頼んだ。それから、僕はポルトガルビールを、奥さんはコーラを飲んでいた(暑いから炭酸が美味しい)。

しばらく待っていると、ふとっちょのおじさんがそれぞれ料理を持ってきてくれた。

ダックライスは、鴨肉をまぜた炊き込みご飯に、ポルトガルソーセージを載せたものだ。僕は最初上に乗っているソーセージが“ダック”な部分だと思ってたのだけど、それはソーセージで(ベーコンっぽい)、ご飯の中に細かいお肉がたくさん混ぜ込んであった。

コッドフィッシュのグラタンは、日本のグラタンよりも「かたい」感じで、こちらも大量の鱈が投下してあり、魚の味がして美味しかった。

そうこうしているうちにどんどん客が来て、ついには待つ人まで現れた。けっこう人気店らしい。美味しかったのでそれも納得だ。

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おなかを満たした僕たちは、セナド広場から南側に歩いて行くことにした。途中、これもマカオ定番のお土産らしいアーモンドクッキーを見たり試食したりしたけれど、あんまりピンと来なかったのでパスした。

セナド広場の南側には、聖オーガスティン教会、サン・ジョセ修道院、聖ローレンス教会なんかがある。

長い上り坂を登ってたどり着いた聖オーガスティン教会は、「別のところに移したはずのキリスト像が、いつのまにか自力で戻ってきた」という伝説があるらしい。

サン・ジョセ修道院にはフランシスコ・ザビエルの遺骨が安置されている。聖ローレンス教会はステンドグラスが有名らしく、確かに淡いイエローのパステルカラーをベースとしながらも、他の教会とは少し違う雰囲気だった。

ポルトガルの影響を多分に受けてると思うけど、ポルトガルの本土の教会がこんなにパステルカラーな感じとは思えない。(石造りで、もっと昔からある建造物のはず)

となるとマカオで布教するためにパステルカラーにしてるのだと思うけど、なんでそうしたのだろう?気候が温暖だから、石造りだと重苦しくなりすぎちゃうのかな。なんて思ったりした。

最後までお読みいただきありがとうございました。 このnoteのテーマは「自然体に綴る」です。 肩肘張らずに、「なんか心地いいな」と共感できる文章を探したくて僕も書いています。なにか良いなと思えるフレーズがあったら、スキ!やフォローをしてくださると励みになります。