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ハネムーン旅行記#6/真っ赤な夜遊び

ギャラリー・ラファイエットで買い物を終えて、もはや定番のヴェリヴでオルセー美術館へ。自転車に乗ってルーヴルの前を通ると、それだけで特別感がある。これはパリだからなのか、ハネムーンだからなのか。

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オルセー美術館は、もともと駅舎だった建物を美術館に改装したところだ。だから建物は縦長の長方形で、展示室は長辺に沿って配置されている。真ん中の空間(かつてホームの上空のエリアだったところ)は吹き抜けになっている。

昨日ひどく雑な周り方をしたルーヴルに比べて、オルセーはどこになにがあるかとてもわかりやすい。

僕は初めてオルセーに行ったのだけれど、結論から言うとめちゃくちゃ良かった。ふたりで大満足。

ルーヴルには、ありとあらゆる美術品やら彫刻やらがあるけど、オルセーはわりとテーマがはっきりとしていて、印象派の絵画中心だ。奥さんは印象派が大好きなので楽しそうだったし、僕も奥さんに影響されて印象派を見ていくうちに違いがわかるようになってきたので、自分なりに「ゴッホが好きなんだな」ということを明確に理解できたりして良かった。

ゴッホは筆致がはっきりしているところが好き。「Starry Night」が個人的ハイライトだった。絵の具の光沢すら光を映す水面を表現していて感動的だった。

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オルセーを出るともう夕食の時間で、Uberでいったんホテルに戻った。疲れるとジャンクなものを食べたくなる上に、旅行先だと気分も大きくなって、「ま、いっか」となるので珍しくハンバーガーショップに行った。

バーガー、ポテト、ジュースのセットで12.5ユーロだったので、パリで夕食にするにはリーズナブルだ。お肉がしっかりしてて、ソースは少しピリ辛でジャンクな感じで美味しかったし(3種類くらいから選べて、僕はバーベキューソースにした)、ポテトも揚げたてだった。ジュースはセブンアップにした。セブンアップってあんまり見かけないから、見かけるとなんとなく得した気分で選んでしまう。

アフリカ系らしき店員さんが、こちらが日本人だと気づいたらしく、「アリガト」と言ってくれたので、こちらも「ありがとう。merci.」と言ったら嬉しそうにはにかんでいた。いい店員さん。

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ホテルで少し休んで、またUberを呼んでお出かけ。目的地はムーラン・ルージュだ。

21時スタートの回と23時スタートの回とがあって、僕らは23時スタートの回にしたのだけど、真っ赤なムーラン・ルージュ前は出てくる人と入る人とで大混雑だった。車は正面には止められなくて、近くのランドアバウトでおろしてもらった。

なんとか建物に入ると、やっぱり中も会場待ちの人でいっぱいで、日本人もちらほら見かけた。案内された席は後ろの方だったけれどステージの正面で、悪くない席だった。

肝心のショーはというと、終始ハイテンションに続くから飽きなくて楽しかった。シャンパンも美味しいし。行く前後に映画「ムーラン・ルージュ」を観ると結構楽しめるからオススメ。

しかし、まぁムーラン・ルージュが観光地化するっていうのも冷静に考えるとすごいよね。行く方も行く方かもしれないけど。

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ショーが終わったのは25時。ムーラン・ルージュ前は出ていく人でやっぱり大混雑で、近くのバーとかで飲んでる人もまだまだいたように思う。

Uberを乗り間違えられるというトラブルもあったものの笑、すぐ別のを呼んで無事にホテルに戻ってきた。外国の深夜ってあんまり出歩きたくないけど、Uberにすぐ乗ってしまえば怖い思いをするわけでもなかった。まわりも観光客ばっかりだしね。

そんなわけで、長かった1日もようやく終わり。明日は移動だ。

最後までお読みいただきありがとうございました。 このnoteのテーマは「自然体に綴る」です。 肩肘張らずに、「なんか心地いいな」と共感できる文章を探したくて僕も書いています。なにか良いなと思えるフレーズがあったら、スキ!やフォローをしてくださると励みになります。