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何をどのように見ているのですか?

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

僕は音楽を聴くのが好きで、ジャンル問わずに聴いていて、自分がカッコいいと思う音楽に出会うととてもウキウキしてしまいます。でも、自分で音楽を奏でる術は持っていません。どんな楽器もできませんし、もっと言うと、ただ好きなだけでいわゆる「耳が肥えている」わけではないのであまり音楽の細かい部分まで聞き分ける事ができません。

3ピースバンドの楽器の音の違い位はかろうじて分かりますが、ツインギターだったり、様々な楽器が入る音楽だったりすると、どこにどんな音が入っていたのか分からない事はザラにあるので、音楽通の人と話をしても細かい部分については話が噛み合わない事がよくあります。もちろん、音階も聞き分ける事はできません。そんな僕ですが、「音楽を聴くのが好き」という事は臆面もなく話します。自分から“音楽好き”と言う事で、これまでに様々な“音楽好き”な人と出会ってきましたが、僕と同じような人はそんなに多くいませんでした。多くの音楽好きは大抵が「耳が肥えている」人が多く、僕からするとかなり専門的な話をする人や、そもそも自分でも楽器の演奏をする人などが多かった印象です。

そういう人たちと出会ってきて、段々と分かってきたのが、『音を聴く感性』が高い人と低い人がいるという事でした。『感性』と言うと語弊があるとすれば、音を聴く事に関するフィルターの性能とでも言うんでしょうか。もちろん、鍛えればある程度は成長していく類のモノではあると思うんですがそもそもその性能があまり高くなければ使用頻度もそれほど高くなくなり、必然的にその成長度合いも限られてくるのではないかと。

で、話はようやく本題に入ってくるんですが、このフィルター的なモノが存在するんだとすると、当然、音楽を聴くという分野だけではなくてこのフィルターは様々な分野で存在するんじゃないかな?というのが今日の発見です。

例えば、“聴く”は五感の一つだから、そこからの派生で“味わう”とか“嗅ぐ”とか“触れる”とか“見る”とか。さらに言えば、例えば“見る”の中でも、動いてる物を見極めるための動体視力とか、遠くを見る視力とか、細かい物の中から特定の物を見つけ出す能力とか、色を見分ける能力とか。

そんな風に細かくフィルターが存在するんじゃないだろうかと思ったんです。とある事象から。

だとすると、そのフィルターの存在を認識することが、それぞれの能力というか感性というかを磨く最初のステップなのかもしれない。そのフィルターを通して様々なモノを見る事で、一体どんな能力や感性があって、どんな能力や感性が弱いのかが見えてくる。そんな事を考えてると、あの漫画のあのシーンのセリフが思い出されてきました。

『いいか、「後藤」の能力は全ての点で我々より上だ。単純計算でいくなら 100% 勝ち目がないのかもしれん。しかし、こんな時はちょっと発想を変えてみろ。例えばお互いの戦力を「強さ」や「大きさ」で比較するのではなく「形」や「色」や「におい」でも比べてみる』

あの名作『寄生獣』で、最強の敵“後藤”との闘いの途中でミギーが新一に対して言った言葉です。
これを初めて読んだ当時の僕は、確かまだ高校生だったんじゃないかと。その当時の僕は驚くほど何も考えていなかったこともあって、このセリフの意味を深く考えずに読み流していました。と言うか、分からなかったと言うのが正しいかもしれません。分からなかったので、このシーンについては記憶にずっと残っていました。時々思い出しては、この時のミギーの言葉の意味について考える事がよくありました。僕にとって、とても印象的なシーンです。

でも、今、このセリフを考えると、今日の気づきと同じような事を言っていたんじゃないかと思えてきます。どんな切り口で捉えるのか、どんな角度から見てみるのか、どんな位置で受け取るのか。それによって、見えてくる世界の景色が変わってくる。そんな話だったのかなと。

もう20年以上も前に読んだ漫画から、今だに何かを学べるというのも、ずいぶんとコスパが良い存在だなと、我ながら思います。

『寄生獣』おすすめのマンガなので未読の方は是非読んでみてください。

あかね


株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/


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