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尿管結石に3度もなった人が言う体験談

皆さんこんにちは。プロトバナムです。
今回は日記のような物を書くつもりなので、思った事をそのままに書いて行こうと思ってます。
※砕かれた結石の画像は貼るので、グロくはないけど少し生々しいので苦手な人はご注意下さい。

議題は【尿路結石、尿管結石】についてです。

【尿路結石とは?】
腎臓などにできるシュウ酸カルシウムやリン酸カルシウムなどのかたまりのことです。
それが腎臓から尿管、膀胱、尿道という尿の通り道(尿路)にできるため、総称して尿路結石と言われます。

【何故深刻なの?】
腎臓にあるあいだはほとんど痛みはありません。ところが結石が腎臓から細い尿管へ移動すると(尿管結石)
突然激痛を発するようになります。 痛みの原因は、結石が尿管に詰まり、尿の圧力が高まって尿管がけいれんを起こし、神経を刺激するためらしいです。痛みは結石のある下腹部だけでなく
腎臓に障害が起こるとわき腹や腰に激痛が走ることもあります。
他には残尿感があったり血尿が出たりします。

結石の種類は
【上部尿路結石(腎結石、尿管結石)下部尿路結石(膀胱結石、尿道結石)】
細かく言うと長くなるので腎結石以外は猛烈に痛みを発症します。

【尿管結石を3度もなった経験】
私は尿管結石に人生において3度もなりました。

1度目
初めは腹痛だと思ってましたが、日がつれにつれて痛くなり緊急病院(夜間)に診察を受けました。
そしたら尿道結石と言われたのですがそこまで来てるのなら、お水を飲みまくって結石を尿から自然に出る事を待とうという話になりました。
痛み止めなどを貰い1,2週間ほど腹痛に耐え見事に自然に結石が出ました。

               実際の結石 画像1

2度目
数年後結石にならないように水分補給を心がけていたのですが、この尿管結石という病気。再発率が高く油断しているとすぐになりやすいのです。
私はまだその時は油断しており、痛くなった時にまた結石になったかな?と思い病院に駆け込んだ所、尿管結石にはなってるけど自然に出るのを待ちましょうと言われました。
今回ばかりは痛い上に時期が長いのですぐに治療をしてもらえる病院をネットで探しました。

すると数件だけ引っ掛かり、すぐさまにその病院に駆け込みました。その病院にて調べた所片方の腎臓だけ尿管結石になっていて出るのは時間がかかるので手術が必要と言われました。

体外衝撃波砕石術(ESWL)→体の外から衝撃波を当て結石を割り、尿と一緒に排石させる方法。
という手術を受け体は痛かったが体内には何も入っていなかったので、尿する時も痛みはなく無事にその日に退院。
ただ腎臓に石が3つほど小さいのがあるらしいので今後も油断しないようにと言われました。(画像は結石はバラバラになってるのでなし。)

3度目(今回)
2度目の手術を受けてから3年後、あれからさらなる水分補給1.5~2Lの補給を毎日欠かさず行いトイレに40分~1時間毎に行って尿を出してました。
1,2年目は何もなかったので大丈夫だと思った3年目、アメリカ行きの飛行機に乗る前に最寄りの病院にて結石があるかどうか確認した所、左の腎臓に結石がでかいのがありそれが腎臓から尿管に落ちて来たら尿管結石になってやばい状態にはなってました。
ただ腎臓から落ちないようにすればいいと思っていたので、寝方を変えれば大丈夫だろうと思ってました。

ただアメリカ行きの飛行機に乗る直前にかなりの腹痛が来ました。尿管結石になったかもしれない。そう思ったが支援してくれてる人がいるのでこのまま行く事を決意。アメリカの所でも現地の人の支援によりアメリカ病院に行き注射やお薬を貰い安静にしたおかげで収まりました。
(病院の注射が利くまでの間は13時間のたうち回りました。地獄でした。)

それからは薬で強引に止め発症はしなかったが危険な状態というのは分かっていたので大会の時以外は安静にしてました。

アメリカから帰ってきた後すぐに2度目の行きつけの病院に行った所、左も右の腎臓にも尿管結石になってる事が判明しました。
体外衝撃波砕石術(ESWL)は腎臓の機能も停止させるので両方の腎臓に結石がある場合
経尿道的結石砕石術(TUL)→尿道から細い内視鏡を入れ、尿管または腎臓の結石を、レーザや空気衝撃波などの砕石装置で砕石し、手術中に取り出します。という手術しか方法はありませんでした。

ただこの経尿道的結石砕石術はすぐに手術が出来るわけではなく、1~2週間待機期間が必要な上に尿管ステントを入れる必要があります。

尿管ステント→体内の尿路(おしっこの通り道)に入れる管(チューブ)のことです。

ステントを入れる事で尿の出る場所を確保するのとTULをやるリスクを最小限に抑える為らしいです。なので待機期間が必要。

しかしこの尿管ステントはなかなか曲者でして残尿感と尿が出すときに激しい痛み。そして側腹や下腹など痛くなる時がある。
なのでつけている間は異物感があって気持ち悪いです。
私は1週間ちょいで慣れて上の症状はなくなってきました。

そして待期期間が抜けいざ経尿道的結石砕石術を受けます。全身麻酔+点滴+睡眠を打たれ眠りました。
手術は成功し尿管結石の左右の結石を壊し、さらに腎臓にあった石3つも回収しました。

起きた時はベットにおり手術の痛みは全くなかったのですが、地獄はここからでした。
手術後なので酸素ポンペはついてるし点滴はあるし眠いのに横になったら寝れない上に咳が出る。仕方なく起きたらフラフラするし相変わらず咳や痰も出るしでどちらの態勢をとっても非常につらかったです。勿論トイレで尿を出すと激しい痛みと即腹に痛みが来ます。

酔い止めなどを飲みましたが全く聞かないので医者側も手のうちようがなく、周りの人の援助も出来る限りの事はしてくれましたがそれでも
この辛さは止まりませんでした・・・。死ぬのかな・・・そう思ってしまう事は何度もありました。
死ぬ人の気持ちが分かった気がします。(実際は死ぬ病気ではないですが)
死ぬ人は過去を振り返ります。この症状になる前の1週間前ぐらいの事を思い出します。元気だった頃が主に。脳みその考えは止まりません。
生きてる人は未来を考えます。こうしたいあぁしたい。欲求が止まりません。
もうだめだと思った時にいつの間にか眠っており症状は回復したので、起きてもすぐに寝てまた起きてもすぐに寝る事で一気に回復しました。
その翌日無事退院しました。

2週間後にステント管を抜きますが、それが終わればこの手術は完全に終了です。長かった。。
今後は尿管結石は再発しやすいから定期的にCTなど妥協をせずに良い機械で見てもらう事。そして水分補給を忘れずに今後発症しないように努めていこうと思います。

            実際の結石 画像2 
(時間がたっているので結石の大きさは小さくなってるが実際はこれの3倍の大きさである。)

【最後に】
この死にかけの経験を今後に活かすつもりです。勿論スマブラにも出すつもりです。
ツイッターの応援リプや現地の人の支援もあって生きてると実感出来ているので、人への感謝も忘れずに今後も生きていきたい。
そして尿管結石という病気は本当に辛いので水分補給とトイレは頻繁に行きましょう。後尿管結石は一度なってしまうと再発しやすいのと保険に入れなくなって手術代が高くなるので、怖いと思った人はすぐに入ると良いと思います。


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